Alcatel PIXI 4のスペックが化石。1万円だが用途が狭いスマホ

Alcatel PIXI 4

Alcatelが2017年3月24日に新端末「Alcatel PIXI 4」をリリースしますが、普段使いではオススメ出来ない端末。

Alcatel PIXI 4のスペックは1年半前に発売されたミドルスペック端末よりも性能が低い。

項目スペック
OSAndroid6.0
SoCMTK6735M
1.0GHz×4
メモリ1GB
保存容量8GB
SDスロット搭載
液晶5型854×480
背面カメラ800万画素
前面カメラ500万画素
対応バンドLTE
Band1(2100MHz)
Band3(1700MHz)
Band19(800MHz)

TD-LTE
Band38/Band40

3G
Band1(2100MHz)
Band5(850MHz)
Band6(800MHz)
Band8(900MHz)
Band19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
SimサイズMicroSIM×2
DSDS
Wi-FiWi-Fi 802.11 b/g/n
センサー GPS
加速度センサ
光センサ
近接センサ
CA
防水
防塵
おサイフ機能
バッテリー2000mAh
端子はMicroUSB
サイズ縦140mm
横72.5mm
厚さ9.5mm
重量169g

Alcatel PIXI 4の基本動作性能に関わるパーツはSoCのMTK6735M、メモリは1GB、画面解像度は854×480。

2015年10月に僕がレビューしたUPQ Phone A01はAnTuTuベンチマークで総合スコアが27790。発売当初約15,000円、現在は価格.comで調べると最安が9,698円。

Alcatel PIXI 4と画面解像度、SoC、メモリ搭載量がほぼ同等のSiswoo A5のAnTuTuベンチマークでは総合スコアが20169。

つまりですね~。約1年半前に発売された格安スマホよりも性能が低い端末が、同等価格で新製品として出てきた。それがAlcatel PIXI 4。

うーん。いつもは好意的に激安スマホに関する記事を書くんですけど、これはちょっとオススメ出来ない。今時ハーフHD(1280×720)以下の解像度なんて見てられないですし、何より性能が低いので普段使いでも不満が出る可能性が非常に高いです。

電波はドコモしか対応していない。

ドコモ系の格安SIMを利用するなら問題ありません。LTEでは主要バンド1、東名阪の高速通信バンド3、プラチナバンドの19に対応。3Gも主要バンド1とFOMAプラスエリアの6に対応しています。

一方でソフトバンク(ワイモバイル)やauは必須となるバンドに対応していません。

ということは、Alcatel PIXI 4を購入した場合、SIMの会社はドコモ系に固定されてしまいます。また、これといって海外で適応するようなバンドも貧弱で、SIMフリースマートフォンの利点が活かせないバンド構成。

Alcatelってこういう端末多いよね。

Alcatelの端末記事で以前「IDOL4のスペックレビューとデメリット。旬が過ぎた型落ちスマホ」を書きましたが、蓋を開けると「あれれ~」と思っちゃう端末を出すことが多いんです。

もちろん、日本での発売時期が海外とずれる事は多々有りますが、旬ではない時期にポポーンと投入するのでいつも鳴かず飛ばず。随分と前からAlcatelは日本市場にSIMフリースマートフォンを投入していますが、未だにパッとしないメーカーさんです。

様々なメディアで「1万円で購入できるスマホ!」とヨイショされてますが、今時1GBのメモリなんでAndroid動かすだけでもキツイ。

1年半前ではそれなりに動いていた性能でも、今となっては駄目なんです。OSもアプリも日々進化しており、要求スペックが年々上昇するんで2017年で1.0GHzのSoC、メモリ1GB、解像度854×480は時代遅れ。

例えば昔10万で購入した端末が年を重ねる毎にカクつき始め、動作が鈍くなった経験はありませんか?それはアプリ、OSの要求スペックが年々上がっているから。発売当初は最新端末でも年々性能が追いつかなくなるんです。

というわけで、Alcatel PIXI 4は新端末ですけど性能は既に化石です。

IDOL4のデザインとか好きなんですけどね。

オススメは出来ないけどメイン端末故障時の代替機としては使えそう。

これもドコモ系回線を利用している方限定になってしまいますけど、メインのSIMフリースマートフォンが故障して修理に出す間、手元に代替機が無くて困った!という時は現金でサクッと購入できる安い端末としては使えそう。10,000円ですし。

▼一応、同梱物には保護フィルムやフリップカバーもセットになっているので、Alcatel PIXI 4購入すると保護系装備も揃います。フリップカバーのデザイン好き。↓

Alcatel PIXI 4は同梱品にフリップカバーや保護シートが含まれている

イオンのオンラインショップでも購入可能。

Alcatel PIXI 4が気になる方は競合機種もチェックしよう。

僕としてはサブ端末にするにせよ、子供との連絡用にもたせるにせよ、Alcatel PIXI 4ではなく最低でも以下のスマホをオススメします。

価格は14,800円。FREETELのPriori4

FREETELのエントリースペックSIMフリースマートフォンのPriori4

数千円の違いで性能もワンランク上がり、僕が「とりあえずスマホが欲しい」と言われた時にオススメ出来る最低ラインの端末がFREETELのpriori4です。

Priori4のスペックは以下の通り。バンドはドコモ系とソフトバンク(ワイモバイル)に対応しておりAnTuTuベンチマークは28,000点前後。

項目スペック
OSAndroid6.0
(2017年春に
7.0へアップデート予定)
SoCMT6737
Cortex A53
1.3GHz×4
メモリ2GB
保存容量16GB
SDスロットMicroSDHCで
最大32GB対応

MicroSDXCで
最大128GB対応
液晶5型HD液晶
(1280×720)
背面カメラ800万画素
前面カメラ500万画素
対応バンドLTE
Band1(2100MHz)
Band3(1700MHz)
Band5(850MHz)
Band8(900MHz)
Band18(800MHz)
Band19(800MHz)
Band41(2500MHz)

3G
Band1(2100MHz)
Band5(850MHz)
Band6(800MHz)
Band8(900MHz)
Band19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
SimサイズMicroSIM×1
NanoSIM×1
DSDS
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n
バッテリー4000mAh
(取り外し不可)
サイズ縦144.8mm
横71.5mm
厚さ9.5mm
重量約167g
カラー以下の背面バックカラーパネルが
全て付属します。

マットブラック
シルバー
ブルー
ピンク
グリーン
パープル
FREETEL Priori 4

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この他だとMVNOの端末割引キャンペーンをチェックして安い端末をゲットした方が幸せ。Alcatel PIXI 4レベルの端末だと980円とかで売ってます。

僕のサイトで格安SIMやSIMフリースマートフォンの割引に関しても色々書いているのでチェックしてみて下さい。

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