arrows SVのスペック詳細。Fitと比較して様々な箇所で性能底上げ

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どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。

先日、ドコモスマートフォンラウンジで富士通の2016年夏モデルである「arrows SV」を触ってきたので実機フォトを交えながらスペック詳細を解説。

arrows SVの性能・特徴とFitとの比較。

発売は2016年6月下旬の予定となっています。

価格は現時点で未定ですが、恐らく性能的からarrows Fitと同等か少し高い位の価格設定となりそうです。

項目SVFit
OSAndroid
6.0
Android
5.1
(6.0アップデート予定)
SoCSnapdragon
410
1.2Ghzの4コア
Snapdragon
410
1.2Ghzの4コア
メモリ2GB2GB
保存容量16GB16GB
液晶5型IPS
1280×720
5型有機EL
1280×720
カメラ背面:1310万画素
前面:500万画素
背面:810万画素
前面:240万画素
バッテリー2580mAh2330mAh
サイズ縦144
横72
7.8

重140g台
141
69
厚8.9

重149g
カラーホワイト
ブラック
ゴールド



備考ワンセグ
MIL規格
防水防塵
おサイフケータイ
指紋認証
MIL規格
防水防塵
おサイフケータイ
価格未定実質価格(最安値)
648円

基本動作性能はミドルスペックとなっており、2015年冬モデルで登場した富士通の「arrows Fit」からSoC、メモリ、画面解像度に変化はありません。

SoCにはQualcommのミドルスペックモデル「Snapdragon410」が搭載されているので、電話、メールやLINE等の文字メッセージ、SNS、WEB閲覧や軽めのゲームなど、3Dを酷使するゲーム以外でなら結構快適に動いてくれます。

arrows SVはカメラ性能が向上

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arrows Fitではメインカメラ810万画素、インカメラは240万画素と、最近のスマートフォンでは見劣りする性能でしたが、arrows SVではメインカメラに1310万画素、インカメラは自撮りトレンドである500万画素のカメラを搭載しているので、カメラ周りに関しては非常に性能が向上したポイントの1つ。

実際にドコモスマートフォンラウンジでarrows SVのカメラで写り具合を確認してきましたが、画質は非常に良好。インカメラは自撮りで必須とされる500万画素のカメラを搭載しているのでインカメラでの写り具合も非常に綺麗でしたよ。

カメラは細かな設定なしにシャッターを切るだけで綺麗な写真を撮影できますが、様々な項目をマニュアルで弄りたい方は物足りないかも。

本体重量は同じなのにバッテリー容量がアップ。

本体の重量は同じなのにバッテリー容量が2330mAhから2580mAhに容量アップ。約250mAhの容量アップは、前モデルから一割以上も容量アップしているので、電池持ちも従来より向上。

バッテリー搭載量は多いに越したことは無いですが、容量アップに伴い重量も増加するので、arrows SVの様に本体重量は据置でバッテリー容量のみアップしている事は評価すべきポイント。

arrows SVではワンセグを搭載している。

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普段は使わなくとも、災害時には非常に役立つワンセグ。

arrows Fitではワンセグは搭載されていませんでしたが、arrows SVではしっかりと搭載しています。

また、アンテナに関しては別途アンテナケーブルを必要としない、内蔵型のアンテナを搭載しているので、イザという時もarrows SVのみでワンセグの視聴が可能となっています。

最近ではワンセグの需要は減少傾向にありますが、災害時のことも考えるとワンセグが付いているに越したことは無いので、ありがたい復活となりましたね。

長期使用を前提とした頑丈なボディー。

先日、富士通の中の方とお話していたのですが、最近はスマートフォンを一度購入すると長期的に利用する方が大勢いらっしゃるので、本体の傷つきにくさや、壊れにくさを非常に重要視しているとのことでした。

私も富士通製の端末は数点所有していますが、本当に傷がつきにくいんですよ。

arrows SVでも例外ではなく、本体のサイドフレームには非常に固い素材を使用しているので、例えばサイドフレームと他の金属をすり合わせると金属側が削れてしまう程に頑丈です。

また、米国国防総省が定めている耐久試験をクリアしている「MIL規格14項目準拠」製品ですので、いかに頑丈に仕上げられているかがお分かりになるかと。

長期的に利用するものですから、本体の傷つきにくさや壊れにくさも選ぶポイントの1つですよ。

▼しっかりとストラップも付けれます。電源は下部に挿せるタイプで防水防塵ながらキャップレス仕様↓

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▼本体右側に電源ボタンや音量ボタン。このサイドフレームは非常に固い素材で出来ているので傷つきにくい↓

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▼本体左側にはスロット関係↓

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▼本体上部にはイヤホンジャックとワンセグ用アンテナ(アンテナを完全に引っ込めていません。完全に引っ込めるとフラットになります)↓

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arrows Fitと比較して残念なポイントは指紋認証が省かれたこと。

arrows SVでは、残念ながら指紋認証機能がなくなってしまいました。

特に今まで指紋認証機能の搭載されたスマートフォンから乗りかえる際は、ロック解除などに面倒くささを感じるかも。

更に残念なポイントは、arrows SVはAndroid 6.0を搭載しています。Android 6.0では指紋認証機能がOSレベルでサポートされているので、指紋認証ユニットが搭載されていれば、指紋認証でアプリの購入時のパスワード入力や銀行系アプリのログインなどが可能となっているので、様々な操作で指紋認証がまるごと使えないことは非常に残念。

富士通といえば指紋認証というくらい伝統的な機能でしたので、指紋認証は搭載していただきたかった。うーん、残念。

arrows SVはスマートフォンに多くを求めない方に向いた端末。

基本的なスペックがミドルスペックとなっているので、ドコモの2016年夏モデルで性能は一番下っ端です。

その代わりに、本体価格はハイエンド機種よりも低い設定で展開するので、スマートフォンに多くを求めていない方にとっては良い選択ではないでしょうか。

富士通さん曰く、例えば2年前に機種変更をされた方で、性能的には問題ないけどバッテリーの持ちや本体が傷だらけで古くなった方の乗りかえをしても最適な位置づけとのこと。

確かにarrows SVの性能は、一般的な利用方法であれば非常に軽快に動いてくれるので、そろそろ端末が古くなってきたな。という方は検討してみてはいかがでしょうか。

これからはarrows SVの様なライトユーザー向け端末が人気が出ると感じる。

arrows SVはハイエンドモデルでは無いため、最新技術を詰め込んだ目新しさは無いものの、スマートフォンに沢山の事を求めていないユーザーさんにとっては、とても魅力ある立ち位置の製品だと感じます。

今までは最新の端末をキャリアの割引きを駆使して、実質負担が低い状態で最新端末を利用できていましたが、実質0円の廃止などで端末代金の負担は大きくなっています。

これからは、自分の使い方に合った製品を選ぶ時代に突入しています。

スマートフォンでは、電話、メール、WEB閲覧やニュースアプリ、SNSがほとんどだよ。という方はミドルスペックモデルで十分です。

ぶっちゃけ、ハイエンドモデルで飛び抜けている部分は3Dゲームに関する描写性能です。

ご自身のスマートフォンの使い方を考慮して最適な端末を選んでくださいね!

arrows SVは、ミドルスペックスマートフォンとして基本的な性能はしっかりした製品です。但し、arrows FitもAndroid6.0へアップデート予定ですので、安く買うならarrows Fitもおすすめ。基本的な処理性能は一緒です。

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