ガルマックスの猶木(ナオキ)です。【楽しく面白く的確に】をコンセプトにデジタル製品の様々な話題を書いて生きています。スマホやPCガジェットが大好きでスペック表とにらめっこするのが趣味です。製品発表会のお誘いや執筆依頼などお問い合わせ下さい。

Daydream Viewのレビュー。メインはコントローラー。Cardboardコンテンツは誤作動した

Daydream Viewの実機レビュー

Googleの高品質なVRプラットフォームである”Daydream”を利用するには「モバイルVR「Daydream」対応機種で国内利用できるスマホまとめ」で紹介しているDaydream対応端末の他にGoogle純正のVRゴーグルとモーションコントローラーのセット品「Daydream View」が必要だ。

先に言っておくと現時点でDaydreamコンテンツを利用するならDaydream Viewを必ず購入しなければいけない。

なお、本レビューは「Daydreamのコンテンツを利用すること前提」で書いているので、Google Playストアからダウンロード出来るGoogle Cardboard対応のVRコンテンツを楽しみたい方は以下のゴーグルがオススメ。

※後述しているがDaydream ViewはDaydreamコンテンツに特化した製品でCardboardに対応するコンテンツを利用する場合は、ボタン干渉、画面干渉で誤動作することが有るので、Daydream対応端末でCardboard系アプリを利用する場合はDaydream ViewではなくGoogle Cardboardに対応したVRゴーグルを利用したほうが良い。

また、本記事ではDaydreamコンテンツを利用する際のレビューではなく、Daydream View単体でのレビューであることを付け加えておく。

レビューを書く前にDaydream Viewを購入&利用して良かったところとイマイチなところを残しておきたいと思う。

[良いところ]

  • VRゴーグルの付け心地は抜群
  • 眼鏡をかけていても装着可能
  • モーションコントローラーが充電式

[イマイチ]

  • 値段が高い
  • コントローラーだけの別売りが無い
  • VRゴーグルの視野角が狭い
  • CardboardのVRコンテンツ利用時はVRゴーグルの形状上、ボタン干渉や画面干渉で誤動作する可能性が高い
  • Cardboardでの操作に利用するボタン類が備わっていないので操作自体に難あり

といったところ。

日本からDaydream Viewを購入すると1万円以上で高価。でも、選択肢はこれしかない。

Google純正のDaydream View。といっても現時点ではGoogle純正しか売っていない。Cardboard対応VRゴーグルの様に低価格なサードパーティー製品が増えて欲しいが、残念ながら2017/7/3現在、これを購入するしか選択肢が無い状況。

Daydream Viewの同梱物をチェック。

Daydream Viewの同梱物

  1. VRゴーグル本体
  2. モーションコントローラー
  3. 取扱説明書(日本語の記載なし)
  4. ストラップ

同梱物はDaydreamのコンテンツを楽しむ為に必要なものが一通り揃っているので、(Daydream対応端末も必要だけれど)これだけあれば高品質なDaydreamコンテンツを楽しめる。

Daydream ViewのVRゴーグルとモーションコントローラーをチェック。

VRゴーグルとしては非常にコンパクト&軽量。

▼これがVRゴーグル本体。布に覆われており手触りが良い。↓

Daydream Viewに付属しているVRゴーグルは布で覆われておりチープな外観では無い

▼僕の持っているVOX PLUS BE 3DVRと大きさを比較してみた。一般的なゴーグルよりも二回りほど小さい。↓

一般的なVRゴーグルと比較してもコンパクトなDaydream ViewのVRゴーグル

スマートフォン装着部は安っぽい。

▼スマートフォンはVRゴーグルの前面に取り付けるが、固定は”ゴムバンド”なので、(12,000円も出したのに)その内ブチッと切れてしまわないかと心配してしまう。↓

スマートフォンを挟むのはゴムバンド

▼スマートフォンを挟んでみた。↓

スマートフォンを挟むと少し本体が出っ張る

▼実際にスマートフォンを挟んで気がついたが、VRゴーグルにスマートフォンを装着した状態でイヤホン端子や充電端子が利用できるのは良かった。↓

VRゴーグルに装着しても充電端子やイヤホンジャックにアクセス出来るのは良かった

▼電源ボタンや音量ボタンがゴムバンドで押下されるが、Daydreamを利用中はボタン操作などが無効となるので気にしなくて良い。

Daydreamのプラットフォームはコンテンツ起動中は画面タップやボタン操作が無効となるのでボタン干渉は気にしなくて良い

▼スマートフォンを挟む”蓋”の部分には凹みがあり、モーションコントローラーを収納出来るが(12,000円も出したのに)こちらもゴムバンドなので切れてしまわないか心配だ。↓

モーションコントローラーは本体の蓋に収納できる

眼鏡をかけたままVRゴーグルを利用でき、装着感は抜群。

低価格なVRゴーグルでも軽度の近遠視なら補正出来る製品も多いが、近遠視に加え乱視持ちの方は眼鏡をかけたまま利用できるVRゴーグルが必要。しかしながら低価格なVRゴーグルで眼鏡をかけたまま利用できるものは少数。

▼Daydream ViewのVRゴーグルはメガネをかけた状態で利用できる設計。鼻の凹みは大きく、VRゴーグルを装着している状態で眼鏡がずれても指でクイッと上げる事が出来る。↓

眼鏡をかけても利用可能なDaydream ViewのVRゴーグルは眼鏡マンの僕には嬉しかった。

▼頭部に固定するバンドも調整が簡単。ガッチリ固定出来るので激しい頭部の動きが合ってもずれる事は無かった。↓

VRゴーグルのバンドも調整しやすくて扱いやすい仕様だった

VRゴーグル自体の重量も軽く、顔に当たる部分も柔らかいスポンジと布製で装着感は抜群だった。

モーションコントローラーは充電式で経済的。でも、USB Type-C端子なので別途変換アダプターが必要な場合も。

▼これがDaydream Viewの主役であるモーションコントローラー。大きな丸い凹みはタッチパット&(クリックすると)決定ボタン。-ボタンは”戻る”で○ボタンは”ホーム画面に戻る”ボタン。側面にはボリュームキーが備わっている。↓

モーションコントローラーはタッチセンサーが備わっている

本体の右側面にはボリュームボタン

▼下部にはストラップホールと充電用の端子が付いているが端子はUSB Type-Cだった。↓

充電端子はUSB Type Cだった

最近のスマートフォンはUSB Type-C端子を採用している事が多いので、充電ケーブルを使いまわすと良いが、MicroUSBケーブルしか持っていない方はモーションコントローラーを充電する為に別途以下のような変換アダプターまたはUSB Type-Cのケーブルが必要。

メインはモーションコントローラー。VRゴーグルは代用出来る。

Daydream Viewを購入して実際に使い”僕にとって必要なモノはモーションコントローラーのみ”だと分かった。

勿論、付属のVRゴーグルにも良いところは沢山有るが、僕は持っているVRゴーグルと比較した上で冒頭で紹介した「VOX PLUS BE 3DVRゴーグルレビュー。近遠視でも裸眼対応、ヘッドホン付き」を使っている。

Daydream ViewのVRゴーグルを使わなくなった理由は以下の通り。

  • Daydream ViewのVRゴーグルは視野角が狭いので没入感が低かった
  • Cardboardのコンテンツも遊びたいが、操作ボタンやUIが異なるので誤動作と操作難で使わなくなった

VRとはバーチャル・リアリティーの略で、映像の中に飛び込むコンテンツ。Daydream Viewに付属のVRゴーグルは視野角が狭く、映像は”丸い水中メガネ越し”に見ている様な状態で、没入感が低かった。

上記で紹介した製品は視野角の調整が可能で120°まで対応しており、没入感はDaydream Viewに付属のVRゴーグルよりも高かった。また、Cardboard対応アプリに対応しているVRゴーグルなので、Cardboardコンテンツも楽しめる。

Daydreamコンテンツ以外を楽しむ為にDaydream Viewを選択すべきではない。

高品質なDaydreamの他にGoogleは手軽にVRを楽しめるCardboardに対応したプラットフォームも提供しており、Cardboardコンテンツを楽しめるCardboardVRゴーグルが低価格で数多くリリースされている。

ここで問題となるのがDaydreamとCardboardではUIや操作方法が異なること。

▼Google Cardboard対応のアプリは画面分割した際に中央下部にGoogle Cardboardの設定へ推移する歯車マーク↓

Google Cardboardは歯車マークが画面下部中央に表示されている

▼Daydreamは画面右上に歯車マーク。↓

Daydreamの歯車マークは画面右上に表示されている。

UIの比較で、Google Cardboardはスクリーンショット、Daydreamでは写真を用いて紹介しているが、これにも理由がある。Daydreamアプリを起動中は誤作動を防ぐために画面のタッチ、ボリュームキー、電源ボタンは無効となるのでスクリーンショットが撮影できないからだ。

つまり、Google Cardboardのコンテンツ利用時は画面タッチやボタン類が通常は(独自制御アプリ等で制御しない限りは)常に動作するということ。

ということで、Google Cardboardアプリを利用する際は、Daydream ViewのVRゴーグルの外観チェックで紹介した、ゴムバンドでスマートフォンを固定する際にボタン干渉して誤作動する可能性が高い。

極めつけは、先程紹介したGoogle CardboardのUIで画面中央下部に表示されている歯車マークがDaydream ViewのVRゴーグルでは干渉する可能性が高い。(実際にZenFone 3を利用してGoogle CardboardのVRコンテンツを利用した際に歯車が干渉して誤作動して利用できなかった。)

▼Cardboardの歯車マークがDaydream Viewの中央下部に備わっている突起に干渉し誤作動を起こす↓

Google Cardboardコンテンツを起動すると歯車マークがDaydream Viewのゴーグル突起部分に接触して誤作動する

そして、Cardboardは対象に視点を向けてVRゴーグルに備わったボタンを押すことで決定する動作なので、Daydream Viewの仕様的にCardboardは操作難となる。

Cardboard対応コンテンツでもボタン操作のない視点を向けるだけで決定コマンドとなるコンテンツも存在するが、この場合もCardboardの歯車マークが干渉して誤作動する可能性が高い。

この事から、「後にDaydream対応端末を購入した時にも使いまわせる様に予めDaydream Viewを購入して、まずはCardboard対応のVRを楽しもう」と思っている方は辞めておいたほうが良い。

逆にCardboard対応VRゴーグルならDaydreamのコンテンツでも(モーションコントローラーでの操作となるため)問題なく利用できる。

Daydream Viewまとめ。モーションコントローラーだけの販売に期待。

実際にDaydream Viewを利用してみて、付属のVRゴーグルに関しては装着感は良いものの、没入感に関しては3,000円以下で購入したVRゴーグルに敵わなかった。(Daydreamのコンテンツじゃなくて、VRゴーグル自体の仕様的な部分のことね。Daydreamコンテンツは凄いよ。Daydreamのコンテンツは別途レビューするね!)

また、DaydreamとCardboardのUIが異なり、スマートフォンの挙動制御も各プラットフォームで異なる事から、Daydream ViewでDaydreamだけでなくCardboardコンテンツを楽しもうと思っている方は、電源ボタン、音量ボタン、Cardboardの歯車マークの接触で誤動作して落胆する可能性が高い。また、Cardboardアプリが対応するボタン操作もできないので操作も難あり。

Daydreamはモーションコントローラーでの操作となるので、安いGoogle Cardboard対応のVRゴーグルでもモーションコントローラーさえ手に入ればDaydreamに対応出来るが、残念ながらモーションコントローラーのみを販売していないのでDaydream Viewをフルセットで購入しなければならない。

2017年の夏にGalaxy S8シリーズがDaydreamに対応することや、Daydreamを利用する際のハードウェア要求で一定の性能を有しハードウェア構成がクリアしている端末がアップデートにてDaydreamに対応している事から、既にGoogle Cardboardに対応するVRゴーグル所有層でモーションコントローラーのみ欲しいという需要が上がりそうなので、モーションコントローラーのみでの販売も期待できると思う。

低価格なGoogle Cardboard対応のVRゴーグルは、非常に多くのメーカーからリリースされておりバリエーション豊かでDaydreamでも利用できる事から、Daydream Viewを購入してもVRゴーグルは別で探した方が良いのでは無いかと思う。

但し、現状でDaydreamを楽しむ為には高価なDaydream Viewを購入するしか無い。さようなら僕の12,000円。

以上、Daydream Viewのレビューでした。

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