ドスパラのWindows10スマホとKATANA01を比較。

garumax-DG-W10M

ドスパラからWindows 10 mobile搭載のSIMフリースマートホン「Diginnos Mobile DG-W10M」が販売開始となりました。

FREETELのKATANA01とスペックがにているので比較してみました。

FREETELのKATANA01は別記事でスペックレビューを執筆しているので、本記事の最後にリンクを貼っておきます。

Diginnos Mobile DG-W10Mの性能とKATANA01との比較。

項目DG-W10MKATANA01
OSWindows 10 mobile
CPUSnapdragon 210
4コア 1.1GHz
メモリ1GB
保存容量16GB8GB
液晶5型
1280x720
4.5型
854×480
カメラ背面:800万画素
前面:200万画素
背面:500万画素
前面:200万画素
対応バンドLTE
1/3/5/19

3G
Band1/5/9/19
LTE
1/3/8/19

3G
1/6/8/19

GSM
850/900/1800/1900MHz
SimサイズmicroSim x2
片側2G固定
microSim x2
どちらもLTE/3G
バッテリー2,300mAh1,700mAh
取り外し可能
サイズ高さ:142.5mm
幅 :70.5mm
厚さ:9.2mm
重量:145g
高さ:132.8mm
幅 :66.3mm
厚さ:8.9mm
重量:132g
カラーブラック
ホワイト
ブルー
着せ替えカバー式
三色付属
備考Wi-Fi
802.11 b/g/n

Bluetooth 4.0
Wi-Fi
802.11 b/g/n

Bluetooth
4.0LE対応
価格18,500円
(税込19,980)
※消費税8%
12,800円
(税込:13,824)
※消費税8%

価格的にはKATANA01が6,156円安いですね。Diginnos Mobile DG-W10Mの価格差に価値を見出だせるか。ブルーとホワイトの着せ替えカバーが付いているのは気分で交換できて良いですね。

SoCとメモリ搭載量は同じ。画面解像度はDiginnos Mobile DG-W10Mが一歩リード。

基本動作性能はどちらもエントリースペック。SoCにSnapdragonの210を搭載。Snapdragon210はQualcomm社の最下位モデルで非力です。メモリも同一で1GBを搭載。

KATANA01が先行販売していますが、動作に引っかかりを感じます。SoC、メモリ搭載量が同じですので、Diginnos Mobile DG-W10Mの動作も期待はしないほうが無難。

KATANA01では価格が税込13,824円と安価でしたので、Windows 10 mobile搭載スマホの「初触り」端末としてそこそこ出回ったようです。が、Diginnos Mobile DG-W10Mの税込19,980円という価格では少し苦しい感じ。

画面解像度はKATANA01が4.5インチの854×480(画素密度217.7ppi)、Diginnos Mobile DG-W10Mが5インチの1280×720(画素密度293.721ppi)となっており一歩リード。流石にHD以下のKATANA01は表示が粗く感じるでしょう。私もAndroid端末ですが4.5インチの854×480の端末を所有しており、この解像度ではかなり粗さは目立ちます。

カメラ性能もDiginnos Mobile DG-W10Mが一歩リード。

インカメラはどちらも200万画素でメインカメラはKATANA01が500万画素、Diginnos Mobile DG-W10Mが800万画素。KATANA01はオマケ感が強いですが、Diginnos Mobile DG-W10Mの800万画素ならそこそこの写真は撮れるはず。

但し、最近のスマートフォンは1,300万画素以上が主流ですので過度な期待は禁物。

SIMスロットはどちらもデュアルSIM。で・す・が、

Diginnos Mobile DG-W10MはLTE/3Gに対応しているスロットは片側のみ。もう片方は国内では停波となっている2Gですので実質シングルSIM運用となります。

一方、KATANA01はどちらのスロットもLTE/3Gに対応しているので2枚のSIMを切り替えて利用できます。例えばKATANA01をサブ端末として格安SIMを2枚挿し、メイン機とテザリングで大容量のデータ通信環境を整えることも可能。片方のデータ容量を使い切ったら切替える感じですね。気になる方は「モバイルWi-FiよりLTEデュアルSim搭載の格安スマホが良い理由」をどうぞ。

ということで、使い勝手や活用の幅が広いのはKATANA01。

KATANA01はSoftBankのバンドにも対応。

どちらもドコモネットワークにはしっかり対応しており、全国区をカバーするバンド1,東名阪の一部で利用できる高速通信バンドの3、山間部、地下、郊外の繋がりやすさを左右するプラチナバンドの19に対応。

KATANA01はドコモのバンドに加え、SoftBankのプラチナバンドであるバンド8にも対応しています。

バッテリー容量はDiginnos Mobile DG-W10Mの圧勝。

媒体の大きさがそもそも違うので、搭載できるバッテリー容量もかなりの差があり。

Diginnos Mobile DG-W10Mの2,300mAhに対し、KATANA01は1,700mAhで差は600mAh。スマートフォンの600mAhは相当な容量ですので、利用可能時間も大きく変わります。

Continuumはどちらも非対応ですので御注意を。

ContinuumとはWindows 10 mobile端末にキーボード、マウス、外部モニターを接続するとパソコンのようなWindows10っぽいUIで操作ができるという目玉機能です。

しかし、Continuumの要求スペックがとても高いので、Diginnos Mobile DG-W10MとKATANA01ではスペック不足で非対応。

Diginnos Mobile DG-W10MとKATANA01を比較してみて。

基本的に動作に関するSoC、メモリ搭載量は同一ですので、スワイプやスクロールなどの挙動に関しては同一と思っていただいて良いです。動作性能がエントリースペックですので引っかかりやカクツキはあるものと考えましょう。

Diginnos Mobile DG-W10MはKATANA01から基本動作に関わりる部分以外をパワーアップした感じの端末。まだまだWindows 10 mobile搭載端末が出回り始めたばかりですので、Windows 10 mobileがどんなものか触ってみたいという方には価格の安いKATANA01をオススメします。

KATANA01はSIMスロットがどっちもLTE/3Gでサブ端末として秀才です。

2016年1月にKATANA01のパワーアップ版「KATANA02」がリリース予定。「KATANA02」は発売前の値下げで税込21,384円となったので、ぶっちゃけDiginnos Mobile DG-W10Mを購入するなら「KATANA02」を待ったほうが良いかと。

なんとも微妙な時期に微妙な値段とスペックでぶつけてきたドスパラDiginnos Mobile DG-W10M。おそらく玉砕するでしょう。

Diginnos Mobile DG-W10Mは格安SIMとのセット購入も可能ですが、なんと言いますか、セットのSIMはFREETELです。セット購入ですとSIMの費用(初回手数料3000円)が無料です。が、KATANA01も格安SIMとのセットの場合無料。

FREETEL SIMでは10GBが299円で利用できるキャンペーン「爆速体感キャンペーン第二弾」を開催しているので、どちらを買うにしてもFREETEL SIMとのセットがお徳ですね。

↓FREETELのKATANAシリーズも宜しければどうぞ

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