Google、13歳未満の子供を持つ両親がAndroidスマホを制御出来る「FamilyLink」サービス提供へ

Googleが13歳未満の子供を持つ両親が、最新テクノロジーをナビゲートすることを目的とした「FamilyLink」を開始します。

現時点で米国内のみ早期アクセスプログラムを実施していますが、米国以外の地域でも利用可能となった場合、指定のGoogleアカウントで通知を受け取る事も可能です。

FamilyLinkを利用する為の準備。

FamilyLinkはアプリで提供され、子供が持つスマートフォンはAndroid7.0以降、両親が持つスマートフォンはAndroid4.4以降となります。

FamilyLinkアプリをダウンロード後にアプリ内から子供用のGoogleアカウントを作成することで、FamilyLinkアプリを通して両親は様々な制御が可能となります。

子供が使用しても良いアプリの管理。

子供がGoogle Playストア(様々なアプリがダウンロード出来るGoogle公式のストア)からアプリをダウンロードする際に両親のFamilyLinkアプリから「承認」又は「ブロック」の操作が可能です。

Playストアでは数え切れない程のアプリを自由にインストール可能ですが、両親が有害と判断したアプリはブロックすることでインストール/利用を未然に防ぐ事が可能です。

スマートフォンの利用時間を把握可能。

スマートフォンは小さなコンピューター。利用する人により使い方も千差万別です。FamilyLinkを利用すると子供がスマートフォンで利用している機能、アプリのアクティビティーレポートを毎週又は毎月チェック可能です。

スマートフォンを利用する時間を設定。

遊んでも良い時間、食事の時間、勉強の時間、寝る時間。子を持つ両親としてはメリハリある生活リズムは守って欲しいと願うばかりです。

FamilyLinkはスマートフォンを利用できる時間帯を設定できる他、両親が遠隔で端末が利用できないようにロックすることが可能です。

両親が端末をロックした状態でも電話は受けられ、緊急時は電話発信も可能です。

Androidスマートフォンの位置情報をONにして子供の位置も把握。

FamilyLinkとは別ですが、Androidスマートフォンは位置情報をONにしてAndroidデバイスマネージャーでスマートフォンの位置情報を把握可能です。

FamilyLinkアプリを導入する際は是非どうぞ。

日本でFamilyLinkサービス提供の通知を受け取ろう。

冒頭でもお伝えした通り、現在は米国内で早期アクセスプログラムを実施しており、その他の国でリリース時期は明言されていません。

早期アクセスプログラムでリクエスト画面に移動すると、米国外で作成されたGoogleアカウントに対しては「他の国でもご利用いただけるようになったときに通知を受け取ることができます。」としています。

▼日本から早期アクセスプログラムをリクエストするとサービス開始時に「通知を受け取る」設定が可能。↓

子供にスマートフォンを持たせる際の制御等は、これまでスマートフォンメーカーの独自機能、大手キャリアの子供向けスマートフォン、各種ロックアプリの導入など、導入までの敷居が高かったのですが、Googleが公式のFamilyLinkアプリをリリースすることで非常に簡単な手順で様々な制御が可能となるのは嬉しいポイントです。

僕としてはGoogle Chrome(Androidに標準で搭載されているGoogle製のWEBブラウザー)の有害なサイトブロック位は操作出来るようになってほしいなと。

もちろん、FamilyLink本来の目的は「最新テクノロジーを両親がナビゲートする」ことですので、FamilyLinkが日本で利用可能となった時には子供にとってスマートフォンがより良い刺激となるように手助けしてあげてくださいね!

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