格安SIMに興味が無い理由は大手キャリアの方が「なんとなく」信頼性がある。あぁ、勿体無い

SIMカードの画像です

どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。

ジャストシステムがスマートフォンの新料金に対して、20代~60代の男女1077名に調査を行った結果を見ていたのですが、格安SIMに対する意識調査も含まれていました。

その中で、格安SIMに興味を持たない理由として「大手キャリアの方がなんとなく信頼性がある」が46.6%で1位。「通信速度や通話品質に不安がある」が39.5%で2位。

「なんとなく」という言葉で表現しているので、格安SIMに対する知識が取り込めていないのでしょう。あぁ、勿体無い。

確かに「知らなければ」格安SIMって怪しい感じがするよね。

私自身も以前大手キャリアをメインに利用していた時に、「格安SIM」て名称で信頼感は薄かったですね。

格安SIMを利用するまでは大雑把に、「格安」=「質が悪い」と感じていましたが、蓋を開けてみるとそうではなかったという印象。

通信速度が遅い=使いたい時に使えない事が信頼感に欠ける。

私は格安SIMに興味をもった友人にも格安SIMを紹介していますが、格安SIMを試して離脱した方は「使いたい時に自分の許容範囲以下の通信速度だった」という理由で大手キャリアに戻りました。

確かに、格安SIMでは混雑時に通信速度が低下します。お昼の時間帯なんてメールくらいが精一杯の場合もありますからね。

お仕事でケータイを利用する場合は特に「通信品質に左右される」ということは死活問題になりかねません。

個人的に格安SIMで信頼性に欠ける部分はどこか?と聞かれると、「通信品質」と答えます。

通信品質の安定性が欠ける事は「格安」の代償。

これはもう「仕様」と言っても過言ではありません。

大手キャリアの1/3程度の価格で利用できる格安SIMは、低価格の中でサービス提供をしているので、超混雑時にさばける帯域確保は価格的に難しいのです。

例えば1000Mの帯域を深夜帯に100人で利用する場合、一人あたり10Mの帯域利用が可能ですが、お昼の超混雑時に1000人が利用すると一人あたり1Mの帯域しか理論上利用ができません。

「じゃあ帯域を増やして快適に利用できるようにしようよ」となると、価格的に不可能。出来たとしても大手キャリアに迫る価格帯になるでしょう。

通信品質の安定性=通信速度にムラがあることは、格安で利用できる代償で仕様のようなものなのです。

自身が格安SIMの品質で満足できるのか知らない。

「格安SIMは大手キャリアよりも安くて安定性があって、大手キャリアなんかよりずっと良いですよ」とは言いません。

利用する方の許容範囲も違いますし、頭ごなしに大手キャリアは高額なだけとは思いません。確かに格安SIMと比べると利用料金は高いですが、高いなりのサービスは提供しています。

勿体無いと感じるのは、格安SIMを利用したことが無いのに頭ごなしに「なんとなく」という理由で格安SIMを敬遠していること。

私はガルマックスを運営しているので、格安SIMに関してはフリーサポートデスクの様な状態になっているのですが、格安SIMを勧めて実際に利用した方から、「良かった」というお言葉を頂くことも多々あります。もちろん使ってみて離脱する方もいます。

案外、モバイル通信や通話=ケータイの利用頻度を自身で把握していない方が結構多いのです。

格安SIMはタダでチャレンジする事がポイント。

いきなり格安SIMにMNPはオススメしません。

現状では、通話に関しては5分以下かけ放題まで格安SIMで利用出来ますが、大手キャリアと同等品質の24時間かけ放題はまだ登場していません。

格安SIMでは、上記のように「通話」に関しても考慮しなくてはいけませんが、それ以上に「格安SIMの通信品質が許容範囲かどうか」がミソで、使ってみなければ分からない部分です。

ガルマックスでは、いきなり格安SIMにMNPはオススメしていません。まずは「データ通信」のみの契約でモバイル通信(メールやLINE、SNS、ニュースアプリ、WEB閲覧)などを試して、格安SIMの通信品質でも問題ないと判断してから乗りかえを検討しましょう。

格安SIMでは、基本料金が0円で利用できるキャンペーンをたまに打ち出しているので、その様なキャンペーンを利用して試してみる事がポイントです。格安SIMの品質で納得出来れば年間10万近くは無駄金を節約出来ます。

「なんとなく」格安SIMは信頼性に欠けるから格安SIMには興味が無い。という結論は非常に勿体無い。

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