ガルマックスの猶木(ナオキ)です。【楽しく面白く的確に】をコンセプトにデジタル製品の様々な話題を書いて生きています。スマホやPCガジェットが大好きでスペック表とにらめっこするのが趣味です。製品発表会のお誘いや執筆依頼などお問い合わせ下さい。

格安SIMと格安スマホは「相性保証」が必要であると感じる

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格安SIM・格安スマホ・SIMフリーの端末の認知度も上昇してきましたが、そろそろ「相性保証」が必要と感じます。

なぜ、相性保証が必要と感じるのか。

ドコモやau、ソフトバンク等の大手キャリアでは、自社のSIMと自社から販売する端末での動作検証を徹底的に行いセットで私たちに提供しています。

格安SIMを提供するMVNOもセット販売端末や自社で調達できる端末については動作確認を行っています。が、全ての端末を動作確認しているわけではありません。

MVNOの動作確認済み端末以外は、ユーザー側が仕様や規格を確認して利用するので相性問題が発生します。

端末とSIMの「相性」とは。

相性とは、仕様・規格が合致しているのに、なぜか利用できなかったり不具合が起こる事の総称のようなものです。つまり、原因不明。

個体差など様々な要因で起こるので、ランダム感が非常に強いことが特徴です。ですので、端末を交換したら症状が改善した。など、症状の再現性が低いです。

格安スマホなどのSIMフリー端末は、様々なメーカーが手掛けています。格安SIMも規模の小さいものを合わせると100以上の企業が提供しています。

この格安スマホなどのSIMフリー端末と格安SIMを結びつけているのが仕様や規格です。

これだけの数の組み合わせをメーカー側や格安SIMを提供するMVNOが動作確認を全て行う事は現実的に無理があります。ですのでメーカー側やMVNOは「仕様や規格が合えば理論的には使えます」としています。

これは至って全うな言い分です。

他の業界では「相性保証」は特段珍しいことではない。

例えば、パソコンのパーツを組み合わせて組み立てる「自作パソコン」は様々なメーカーが提供するパーツを規格に合わせて組み立てます。

例えばメモリなどでは相性が悪くて利用できない。ということが稀にあるので、相性保証を提供する販売店も多々あります。

この様に、相性という原因不明の事象に対して保証を行っている事は、珍しいことではないのです。

相性保証はユーザーと企業のセーフティーネット

それでは、ユーザー視点で考えてみましょう。規格や仕様があっているにも関わらす、使えない。この様な事が起これば気分の良いものではありません。

しかし、格安スマホ等のSIMフリー端末を提供しているメーカーも、格安SIMを提供するMVNOどちらも悪くありません。

現状では相性が悪くて利用できなかった場合「運が悪かった」と返品や解約するしかないのが現状です。

もし、相性保証が設けられていれば、販売側は「相性により利用できない場合は相性保証で全額返金します」と言えますし、消費者側も安心して購入に踏み切れます。

この様な前置きがあれば、万一相性問題に直面しても気分的に雲泥の差があるでしょう。

また、「相性によっては仕様や規格が合致していても使えない場合がある」という認知も出来ます。

相性保証はユーザーに泣き寝入りさせない為のセーフティーネットでもありますし、端末メーカーやMVNOも仕様上は問題ないのに相性で利用できなかった為に評判を落とす。という事にならない為のセーフティーネットでもあります。

市場が大きくなればなるほど「相性問題」も大きくなる。

現在、まだまだ市場は小さいですが、この相性問題は既に起きています。

ガルマックスでは「SIMフリー端末に格安SIMを挿してもSIMを認識しない」という事象を現在調査中。

この事象に対して端末メーカーやMVNO、端末所有者さんとの間に入り問題解決に向けて現在取り組んでいます。

ですが、端末の初期不良や型番違いによる仕様違い、同一機種を利用している方の情報収集など、様々な切り分けを行った結果、「相性が悪くて利用できない」という結論に向かっています。

今、私の目の前で起こっていることを広く発信し、周知出来ればと考えています。

この様な「相性問題」で利用出来ないということは稀なケースですが、次はこの記事をご覧になられている方が当事者になるかもしれません。

格安スマホなどのSIMフリー端末や、格安SIMの市場が大きくなっているので「相性問題」を端末メーカーやMVNOは真剣に考えなければいけません。

そして、私達も一つの知識として「相性問題」を認知しなければいけません。

情報が瞬時に拡散する現代、「あそこの端末メーカーは格安SIMが使えなかった」、「あそこのMVNOはSIMフリー端末で認識しなかった」など広がれば多大な不利益を被るでしょう。

ユーザーに不安を与えてはいけません。業界全体で考え取り組むべき問題であると私は感じます。

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