Zenfone 4 Proの性能と仕様評価、比較、価格まとめ

ZenFone 4 Pro

2017/9/15更新

Zenfone 4 Proは日本で発売確定です。発売日は2017年10月下旬、価格は96,984円です。

マルチキャリアに対応しているのでドコモ、au、ソフトバンク系のSIMで利用できます。

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欲しい方は以下から予約をどうぞ

【公式】ZenFone 4 Pro(ZS551KL)-ASUSショップ

どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。

Zenfone 4シリーズの最上位モデルである「Zenfone 4 Pro(ZS551KL)」が発表されたので、性能や仕様をチェックしながら無印のZenfone 4(Snapdragon 660搭載の上位版)との違いも比較してみようかと思います。

▼Zenfone 4シリーズの記事は他にもこんなの書いてます。↓

Zenfone 4 Proの価格と発売日。

ZenFone 4 Proの発売価格は599ドル

追記:Zenfone 4 Proは日本で発売確定です。発売日は2017年10月下旬で価格は96,984円です。

日本での発売は現時点で不明です。台湾→アメリカ→日本という順番で発売される予定らしいので、3次発売国の日本だと9月以降の発売になりそうです。

価格は599ドルで日本円だと執筆時のレートで65,489円。日本で発売される場合は技適取得などでコストがかかるので、Zenfone 3発売時と同じ位の価格上乗せなら+1.3万円ほどは見込んでおいたほうが良さそうです。僕の予想は8万円弱。

Zenfone 4 Proの仕様表とスペッZenfone 4との比較。

項目Zenfone 4 ProZenfone 4
(上位)
OSAndroid 7
(8へアップデート予定)
ZenUI 4.0
Android 7
(8へアップデート予定)
ZenUI 4.0
SoCSnapdragon 835
Adreno 540
Snapdragon 660
Adreno 512
メモリ6GB6GB
保存容量64GB64GB
SDスロット搭載
最大2TB
搭載
最大2TB
液晶5.5型有機ELパネル
(1920x1080)
5.5型IPSパネル
(1920x1080)
背面カメラ1200万画素+1600万画素(光学2倍ズーム)
SONY Sensor
デュアルカメラ仕様
メインカメラF値1.7
光学式4軸手ブレ補正
電子式3軸手ブレ補正
0.03秒オートフォーカス
1200万画素+800万画素(120°超広角)
デュアルカメラ仕様
メインカメラF値1.8
光学式4軸手ブレ補正
電子式3軸手ブレ補正
0.03秒オートフォーカス
前面カメラ800万画素
SONY Sensor
美人エフェクトLive対応
800万画素
美人エフェクトLive対応
対応バンドJP版です
2G:850/900/1800/1900
3G:WCDMA: Band: 1/2/3/4/5/6/8/19
4G:FDD: Band: 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/29/30
4G:TD: Band: 38/39/40/41
台湾版です
2G:850/900/1800/1900
3G:WCDMA: Band: 1/2/5/6/8/19
4G:FDD: Band: 1/2/3/5/7/8/18/19/28
4G:TD: Band: 38/39/40/41
SimサイズNanoSIM×2
(スロット2は
MicroSDと共用)
NanoSIM×2
(スロット2は
MicroSDと共用)
DSDS
(4G+3G)

(4G+3G)
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth5.05.0
ジャイロセンサー
VoLTE
CA
防水
防塵
おサイフ機能
端子3.5mmイヤホンジャック
USB Type-C
3.5mmイヤホンジャック
USB Type-C
バッテリー3600mAh
急速充電対応
3300mAh
急速充電対応
サイズ縦156.9mm
横75.6mm
厚さ7.6mm
縦155.4mm
横75.2mm
厚さ7.5mm
重量175165g

Zenfone 4はSnapdragon 660を搭載しておりミドルハイスペック帯のSoCを搭載している事に対し、Zenfone 4 ProはSnapdragon 835でQualcommの最上位グレードのフラッグシップハイエンドSoCを搭載しています。というわけでZenfone 4 ProはZenfone 4と比較して総合性能は約1.5倍強、3D性能は2倍以上も高性能です。

メモリの搭載量に関してはどちらも6GBの大容量なメモリを搭載しており、メモリ不足に困ることはまず無いでしょう。

ディスプレイサイズは両モデルともに5.5型ですが採用するパネルに違いがあり、Zenfone 4はIPSパネル、Zenfone 4 Proは有機ELのAMOLEDディスプレイを備えています。

有機ELディスプレイIPSと比較して発色が良くコントラストが豊かなので非常に美しい表示が可能であることが特徴です。

Snapdragon 835と660のベンチマーク

AnTuTu

当サイトはスマートフォンの性能を数値化するベンチマークスコアを収集しており、Zenfone 4 Pro、Zenfone 4(上位版)と同等性能のスコアも収集済みなので参考にどうぞ。

  • Snapdragon 835の総合性能は18万点前後、3D性能は7.4万点前後。
  • Snapdragon 660の総合性能は11.8万点前後、3D性能は3万点前後。

僕はSnapdragon 835を搭載した端末を所有していましたが、サクサク・ヌルヌル具合がワンランク上がっている操作感でした。何をするにしてもカクつくことや引っかかる事は一切無かったので、現時点で最上位の性能が欲しいならZenfone 4 Proは有力な選択肢の一つになりそうです。

以下は現行世代の各性能帯の参考スコア

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]

Zenfone 4 Proの対応電波早見表

追記:ASUSがZenfone 4 Proがマルチキャリアに対応することを正式に発表しました。ドコモ、au、ソフトバンク系のSIMで利用できます。

ドコモ、au、ソフトバンク(ワイモバイル)の電波にZenfone 4 Proが合致しているかチェック出来る早見表を作ってみました。

※台湾 ASUSで記載されているJP仕様のバンドを掲載しています。

▼LTE↓

対応バンド13811181921262841
Zenfone 4 Pro
ドコモ
ソフトバンク
au
備考各キャリアで表示している◎は対応必須バンド。au電波のバンド26はバンド18を内包

▼3G↓

対応バンド16891119BC0
Zenfone 4 Pro
ドコモ
ソフトバンク
au
備考各キャリアの◎は必須バンド。ドコモのバンド19はバンド6を内包。auの3Gバンド(BC0※B06は停波が進んでいるので除外)はau VoLTE SIMでの利用時は必須ではない。

ドコモ

LTEは全国区をカバーするバンド1、東名阪の高速通信バンド3、地下や郊外を担当するプラチナバンドの19に対応。

3Gはメインバンドのバンド1、山岳帯や農村地区をカバーするバンド6/19に対応しており、LTE/3G共に必須のバンドは全て対応しているのでドコモ系のSIMで安心して利用できるバンド構成です。

ソフトバンク(ワイモバイル)

ソフトバンクとワイモバイルのエリアや電波は「ワイモバイルの電波、エリア、対応バンドってソフトバンクと一緒?」で書いているが、エリアも電波も全く同じ。

LTEは全国区をカバーするバンド1、サブバンドの3、プラチナバンドの8に対応。通信方式の異なるTD-LTEのバンド41にも対応しています。

3Gもメインバンドの1、プラチナバンドの8に対応しており、ソフトバンクやワイモバイルで発売されている端末と電波のつかみ具合に遜色ない構成で安心して利用できます。

au

auの3G電波には対応していませんが、通話もデータ通信もLTEで行うau VoLTE SIMが利用できるバンド構成です。

LTEは主力となるバンド26/18、補助バンドの1に対応しており、通信方式の異なるTD-LTEのバンド41にも対応しています。

Zenfone 4 Proがau VoLTE SIMに対応した場合、au VoLTE SIMで安心して利用できるバンド構成です。

Zenfone 4 Proの良いところ。

ここからは個人的にZenfone 4 Proに魅力を感じた良いところをピックアップしたいと思います。

2倍ズームに対応したデュアルカメラ、自撮りカメラが全てSONYセンサー。

SONYセンサーを搭載したズーム対応のデュアルカメラを備えるZenFone 4 Pro

Zenfone 4 Proは2つのカメラを搭載するデュアルカメラ仕様で、メインはSONYのIMX362センサーの4軸光学手ブレ補正に対応した1200万画素カメラ(DuoPixel技術により約2400万画素相当)。F値1.7の非常に明るいレンズを採用(Zenfone 4はF値1.8)しており画角は83度で35mm換算で25mm相当となってます。1.4μmのデュアルピクセルカメラなのでZenfone 3と比較して非常にスペックアップしていますね。画素サイズも大きいので感度は従来の5倍です。

もう片方のズームカメラは1600万画素のSONY IMX351(2倍ズームレンズ、デジタルズーム時は10倍、焦点距離50mm)を備えており、ワンタッチで光学2倍のズームが可能なデュアルカメラ仕様です。最大倍率はデジタルズームで10倍まで対応してます。

▼インカメラも800万画素のSONY IMX319(F値1.9、87.4°)を備えており、パーツ構成は非常に豪華ですね。↓

インカメラにもSONYセンサーを採用したZenFone 4 Pro

▼メインカメラは複数のオートフォーカスシステムを利用して0.03秒の高速オートフォーカスが可能となっています。

3種類のオートフォーカスを駆使して0.03秒のフォーカスが可能

▼動画撮影では最大4K/30FPSに対応。

4K30FPSの動画再生にも対応しています

▼暗所撮影でブレの少ない撮影を可能とする4軸光学手ぶれ補正、3軸電子手ぶれ補正も備わっています。

4軸光学手ブレ補正、3軸電子手ぶれ補正を備えているので手ブレ知らずで夜間撮影も出来ます

撮影後に思い通りの写真に仕上げる事が出来るRAW保存に対応。

▼RAW保存にも対応しているので、撮影後に思い通りの仕上がりに調整出来ます。

思い通りの写真に仕上げる事のできるRAW保存に対応

一眼レフで撮影したようなボケ味ある写真を撮影できる。

▼2つのカメラを駆使することで、被写体(人物)にピントを合わせ背景をボカして被写体を際立たせる一眼レフで撮影したような写真を撮影できるポートレートモードにも対応。

デュアルカメラの特性を活かして背景をボカすポートレート撮影も可能です

ライブ配信もリアルタイムで美人エフェクト。

▼Zenfone 4 Proにもライブ配信時にリアルタイムで美人エフェクトが利用できる美人エフェクトLiveに対応しています。自撮り配信している方、特に女性の方にとっては嬉しい機能かも。↓

動画では難しかったリアルタイムの美肌エフェクトにも対応

Zenfone 4とZenfone 4 Proのデュアルカメラ仕様の違い

ZenFone 4 Proは望遠に対応したデュアルカメラ

Zenfone 4とZenfone 4 Proのデュアルカメラは仕様が異なり、Zenfone 4 Proでは片方のカメラが光学2倍のズーム(デジタルズーム時は最大10倍)に対応している事に対しZenfone 4では片方が120°の超広角に対応しています。

簡単に説明すると、Zenfone 4 Proは物を大きくズームして撮影でき、Zenfone 4は物を小さく捉えて広範囲を撮影出来ます。この点は好みが分かれそうな所ですね。

僕としてはズーム出来たほうが嬉しいかも。猫ちゃん撮影する時に近づかなくてもアップ写真が撮れるんで!

現時点で最高性能のSoCであるSnapdragon 835を搭載。何をするにしても快適の一言。

ZenFone 4 Proは最新のSnapdragon 835を搭載

Zenfone 4 ProはASUSのフラッグシップモデルなので搭載されているSoCも現時点で最高性能を誇るSnapdragon 835を搭載、メモリも大容量な6GBを採用しており完全にハイエンド機です。

僕もSnapdragon 835を搭載した端末を所有していましたが、とにかく何をするにしてもスムーズで快適。高負荷な3Dゲームもヌルヌル動いてくれました。Zenfone 4 Proは現時点で最高の性能を体感できます。

2枚のSIMを同時待ち受け出来るデュアルスタンバイ(DSDS)に対応している。

ZenFone3はMicroSIM形状のSIMトレイが1つ付いているので、UQmobileはMicroSIM形状で差し込みました
写真はZenfone 3のSIMすろっと。

Zenfone 4 Proは2枚のNanoSIMを挿し込んで4G(LTE)と3Gの同時待ち受けが可能なDSDSに対応しているので、音声通話SIMとデータSIMを個別に活用出来ます。

例えば、メインの音声通話SIMは大手キャリアを利用して、データ通信は安い格安SIMを利用するって事も可能です。

ちなみに僕はZenfone ARを利用しており音声通話SIMにワイモバイル、データにUQモバイルをDSDSで利用してます。DSDS機能に関してはZenfone 4 ProだけでなくZenfone 4でも利用可能です。

DSDSに関する記事も書いているので気になる方はどうぞ。Zenfone 3の記事ですが、仕様は同じなので参考になるかと思います。

CAに対応しているので下り速度が最大600Mbps。

キャリアアグリゲーションに対応しているので下り最大600Mbpsの通信速度に対応

キャリアアグリゲーション(CA)とは、複数の電波を同時に掴んで通信する技術で、Zenfone 4、Zenfone 4 Proは下り最大600Mbpsの通信速度に対応しています。

CAに対応した場合のメリットは通信速度の向上は勿論ですが、回線混雑時にも複数の電波を掴めている場合は混在していない回線に簡単に切り替えられるので、通信速度が低下しにくいというメリットもあります。

超急速充電のBoostMasterに対応している。僅か5分の充電で2時間通話可能。

BoostMasterに対応しているので超急速充電が可能です。

Zenfone 4 Proも超急速充電のBoostMasterに対応しており18W(9V2A)で充電が可能です。充電する速度が凄く早いので、たった5分充電するだけで2時間通話出来るだけの容量が充電可能となってます。

確かに僕が使っているZenfone ARもめちゃくちゃ充電時間が短いんですよ。怖いくらいに。充電忘れても30~40分位充電しとけば一日持つ位の容量は充電できちゃいます。

ZenUI 4.0に対応しているので新機能が利用できる。

ZenFone 4はZenUI4.0に対応しています

Zen UIはASUSのZenfoneに搭載されているオリジナルのUIで、Androidを採用しながらもASUSオリジナルの便利機能が沢山利用できます。例えば、メールの受信数やTwitterなどの通知をアイコンの横にバッジとして表示してくれる機能など、痒いところに手が届く僕もお気に入りのUIです。

Zenfone 4 Proだけでなく、Zenfone 4シリーズは最新のZenUI 4.0を採用(Zenfone 3シリーズは後のアップデートで対応)しており、新機能が利用可能です。

その中で最も注目されている機能は2つのアカウントに同時ログイン出来る機能で、例えばゲーム用とプライベート用のアカウントを持っている場合、これまでは1台の端末でアカウントを切り替える為のログイン作業を繰り返す必要がありましたが、ZenUI 4.0は同時に2つのアカウントにログイン可能となってます。

Android Oへのアップデートが予定されている。

Android O(8.0)をNexus5xにインストールしてみた。

Androidの次期最新バージョンであるAndroid O(8.0)に対応予定です。といっても、Zenfone 4シリーズだけでなく、Zenfone 3シリーズもAndroid Oに対応予定ですのでZenfone 4 Pro特有のメリットでは無いのですが、最新OSを体験出来ることが保証されています。

▼Zenfone 4シリーズ、Zenfone 3シリーズはZenUI 4.0とAndroid Oに対応すると発表済みです↓

ZenFone 4シリーズとZenFone 3シリーズはZenUI 4.0とAndroid Oに対応予定

Android Oの新機能に関しては以下の記事で纏めているのでチェックしてみて下さいね!

Zenfone 4 Proのイマイチなポイント。

僕が感じたZenfone 4 Proのイマイチなポイントも残しておきます。

Daydreamのハードウェア要求を満たしていない。

Daydream

これは僕が期待していた部分なのですが、Googleの高品質なVRプラットフォームであるDaydreamにZenfone 4 Proはハードウェア要求を満たせていないので、今後、Zenfone 4 ProがDaydreamに対応する事はなさそうです。

折角、Snapdragon 835を搭載しているので解像度も2Kディスプレイを搭載してDaydreamに対応!となっていたらフラッグシップ機らしいプレミアム感も高まっていたので個人的にとっても残念。

SIMとSDは排他的利用でどちらに転んでもメリットが奪われる。

Zenfone 4 ProはNanoSIMを2枚挿入することで2つのSIMで同時待ち受け可能なDSDSに対応していますが、SIMスロット2がMicroSDと共用となっているので、DSDSを利用するとMicroSDが利用できず、MicroSDを利用するとDSDSが利用できないというどっち付かずの仕様となります。

▼ちなみにZenfone 4 selfieではNanoSIM×2に別途MicroSDが挿入出来るトリプルスロットを採用しています↓

Zenfone 4 selfie Proで採用されているトリプルスロット

うーん、フラッグシップ機でこの便利なトリプルスロットを採用しなかったのはちょっと残念。

価格が・・価格が!!!!!

Zenfone 4 Proは発表時に599ドル(日本円で65,489円)となっており、Snapdragon 835を搭載するフラッグシップ機の中では比較的安価な部類(最安なものだと4万円台で売ってる。日本のキャリアだと10万円くらい。)なのですが、日本で発売する場合は恐らく技適の取得などでコストが発生するので1万円強は上乗せされると思います。

そうなると恐らく日本での発売価格は8万円前後となりそうなので、ちょっと手が出しにくいのではないかと思います。

ワクワク・ドキドキする部分が少ない。

これは僕の完全な所感ですが、ワクワク・ドキドキする要素が少なかったです。どちらかと言えばZenfone 4の超広角撮影に対応したデュアルカメラのほうが期待感が高いです。

Zenfone 4 Proは確かに高性能で、より良いパーツを沢山詰め込んでいますが、ビックリするような部分って今回はこれと言って見当たらなかったです。

例えば、Zenfone 3はDSDSに対応!Zenfone Zoom Sはデュアルカメラに対応!Zenfone ARはDaydreamとTangoに対応!とか、ワクワク・ドキドキする要素があったのですが、そういうのがZenfone 4 Proには無いんですよ。

せめてフラッグシップ路線で突き進むならDaydreamに対応だとか、メインカメラもインカメラも全部デュアルカメラだぜ~とか、なんかぶっ飛んでほしかったなぁって思いました。

Zenfone 4 Proのライバル機種。

ここでは様々な観点からZenfone 4 Proのライバル機種となりうる端末をピックアップしたいと思います。

HUAWEI P10 Plus

処理性能はZenfone 4 Proには敵いませんが、デュアルカメラの品質に定評のあるHUAWEIの最新フラッグシップモデルP10の上位モデルとなるP10 Plusです。価格は日本円で6.8万円ほど。

詳しくは以下の記事をどうぞ

Zenfone 4

Zenfone 4

Zenfone 4 Proと同じ日に発表されたZenfone 4。Snapdragon 630(通常版)とSnapdragon 660(上位モデル)を搭載する2モデル展開されています。処理性能も高く、価格もZenfone 4 Proと比較して安いので、デュアルカメラの特性(Zenfone 4は超広角に対応、Zenfone 4 Proは光学2倍ズームに対応)が気に入ればZenfone 4もオススメ。

ぶっちゃけ、Zenfone 4の通常版でも動作に不満が出る事はほとんどありません。僕は前モデルのZenfone 3(性能はZenfone 4の通常版よりちょっぴり低い)を愛用していましたが、動作に不満を抱くことなんて無かったです。

Zenfone 4の詳しい記事は以下からどうぞ

Zenfone 4 Proまとめ。処理性能を求めるなら検討して良いかも。

ZenFone 4 Pro

如何でしたでしょうか。

処理性能に関してはZenfoneシリーズの中で最も高く、スマートフォンのトレンドとなるデュアルカメラ、デュアルスタンバイに対応しており、パーツ自体も非常に豪華な内容となっています。一言で表すなら”優等生”です。

しかしながら、Zenfone 4シリーズは複数の端末を展開しているので、共通する機能や仕様も多く、Zenfone 4 Pro特有のメリットはそれほど多くなかった、というのも正直な感想です。もう少し面白味が欲しかったですね。トリプルスロットとか、Daydream対応だとか。

つまりですね、フラッグシップ機らしい価格度外視のプレミアム感が欲しかったって事です。もう、フラッグシップ=最高峰の処理速度はデフォなんで、+αの要素を沢山詰め込んで欲しかったなぁ。2Kディスプレイくらい詰め込んでよ!ASUSさん!

この記事は僕の所感全開の内容で、人それぞれドキドキ・ワクワクする部分が違うので、是非、台湾ASUSの公式サイトでZenfone 4 Proをチェックしてみて下さい!

追記:日本で発売確定です。既に公式ショップに登場しています。

▼Zenfone 4シリーズの記事は他にもこんなの書いてます。↓

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