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ZenFone Liveの性能と仕様評価、ライバル機種、販売店まとめ

ZenFone Live

ASUSが発表したZenFone Live(ZB501KL)はリアルタイムで映像を配信する生放送時にも被写体を美しく加工することが出来る「美人エフェクトLive」に対応した製品で、自撮りカメラで美しく撮影できる様にハード面もチューニングされている事が特徴の端末だ。

5型のディスプレイはHD解像度(1280×720)、SoCにはSnapdragon 400、メモリ2GB、保存容量16GB。SoCはミドルスペック帯のSnapdragon 4xxシリーズを搭載するが、2017年7月時点で3世代古い型番のSoCを採用しており性能は物足りない印象。

本記事ではZenFone Liveの性能や仕様を解説し、僕が良いと思った部分やイマイチと感じた部分をシェアしたいと思う。

ZenFone Liveの価格と発売日。

発売日は2017年7月14日

価格は21384円。端末単体の販売先や格安SIMとのセット販売を行っているMVNOも有るので「ZenFone Liveを取り扱う販売店まとめ。」に記載している

ZenFone Liveの仕様表とスペック。

項目スペック
OSAndroid 6.0.1
Zen UI 3.0
SoCSnapdragon 400
メモリ2GB
保存容量16GB
SDスロット搭載
最大128GB
液晶5型IPS
(1280×720)
背面カメラ1300万画素
前面カメラ500万画素
LEDフラッシュ
対応バンドLTE
FDD-LTE:B1/B3/B8/B18/B19/B26/B2
TD-LTE:B41

3G
W-CDMA:B1/B6/B8/B18/B19

2G
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
SimサイズNanoSIM×2
(NanoSIMは
MicroSDと共用)
DSDS
Wi-FiIEEE802.11b/g/n
バッテリー2650mAh
端子:MicroUSB
サイズ高さ約141.1mm×幅約71.7mm×奥行き約7.9mm
重量120g

OSはASUSのオリジナルカスタマイズUIである「Zen UI 3.0」を採用。ベースはAndroid 6.0.1なので、この時点でベースOSは少々古い。

5型ディスプレイは解像度が1280×720、SoCにはSnapdragon 400、メモリ2GBとSoCにミドルスペック帯のパーツを採用するものの、世代が非常に古い。Snapdragonは2014年のミドルスペックSoCで、2017年7月現在では3世代古いパーツ構成となる。

2014年に主流であったSnapdragon 400は当時も今と変わらずミドルスペック帯として数多くの製品に採用されてきたが、性能はスマートフォンを利用する為にギリギリの性能だった為、これからSnapdragon 400番台を搭載した端末を利用する場合、もっさり動作にストレスが溜まる可能性が極めて高い。

ZenFone Liveは特徴的な機能を備えるが、そのベースとなる基本性能は2014年台の古い構成なので、どちらかと言えばスマートフォンに多くを求めない方向けの性能だ。

個人的には先進的な技術を利用できる端末に、何故こんなにも古いパーツ構成で打ち出したのかが疑問。

Snapdragon 400のベンチマーク

当サイトはスマートフォンの性能を数値化するベンチマークスコアを収集しており、ZenFone Liveと同等性能のスコアも収集済みなので参考にどうぞ。

  • Snapdragon 400の総合性能は20,000点前後、3D性能は2,000点前後。

以下は現行世代の各性能帯の参考スコア

835
(ハイスペック)
625
(ミドルハイスペック)
430
(ミドルスペック)
210
(エントリースペック)
総合:約17万点
3D:約6.7万点
総合:約6.2万点
3D:約1.2万点
総合:4.3万点
3D:9千点
総合:1.9万点
3D:500点

現行のSnapdragon 400番台と比較すると非常にスコアが低く、同じミドルスペック帯のパーツでも世代により大きく性能が異なる。ZenFone Liveはスコアの数値的に性能が1番下っ端のエントリークラスに近い性能で、利用者によっては性能に不満を抱く可能性が高い。

  • ▼AnTuTuベンチマークスコア募集中!▼

    スマートフォンは日々進化しており、例えば去年のミドルスペックと今年のミドルスペックでは同じ性能帯でも性能差があります。理由は処理チップにも世代があり、新世代になると性能も大きく向上するためです。SIMフリー端末はキャリアに縛られない汎用性の高さから、今後は中古市場でも人気が高くなると予想しています。

  • そこで、端末の性能を数値化するAnTuTuベンチマークアプリを用いて実機のスコアを収集し、新端末や中古端末を選ぶ際の1つの指標となるように日々実機を用いたAnTuTuベンチマークスコアを以下の記事でまとめて公開しています。もし、実機AnTuTuベンチマークスコアを提供してもいいよ!(端末は全機種対象)という方は以下の記事に投稿方法も記載しているのでチェックしてみて下さいね!
  • 【関連】スマートフォンの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

ZenFone Liveの対応電波早見表

ドコモ、au、ソフトバンクの電波にZenFone Liveが合致しているかチェック出来る早見表を作ってみた。

[LTE]

対応バンド13811181921262841
ZenFone Live
ドコモ
ソフトバンク
au
備考各キャリアで表示している◎は対応必須バンド。au電波のバンド26はバンド18を内包

[3G]

対応バンド16891119BC0
arrows M04
ドコモ
ソフトバンク
au
備考各キャリアの◎は必須バンド。ドコモのバンド19はバンド6を内包。auの3Gバンド(BC0※B06は停波が進んでいるので除外)はau VoLTE SIMでの利用時は必須ではない。

ドコモ

LTEは全国区をカバーするバンド1、東名阪の高速通信バンド3、地下や郊外を担当するプラチナバンドの19に対応。

3Gはメインバンドのバンド1、山岳帯や農村地区をカバーするバンド6/19に対応しており、LTE/3G共に必須のバンドは全て対応しているのでZenFone Liveはドコモ系のSIMで安心して利用できる。

ソフトバンク(ワイモバイル)

ソフトバンクとワイモバイルのエリアや電波は「ワイモバイルの電波、エリア、対応バンドってソフトバンクと一緒?」で書いているが、エリアも電波も全く同じ。

LTEは全国区をカバーするバンド1、サブバンドの3、プラチナバンドの8に対応。更に通信方式の異なるバンド41にも対応する。

3Gもメインバンドの1、プラチナバンドの8に対応しており、ZenFone Liveはソフトバンク系やワイモバイルで販売されている端末と同等の電波を掴むことが可能で安心して利用できる。

au

auは3Gに国際的にマイナーなCDMA2000を利用しているが、ZenFone Liveは残念ながら対応していないが、3Gを利用せずに通話もデータ通信もLTEを利用するau VoLTE SIMに対応している事をASUSの公式サイトで告知済み。

au VoLTE SIMを利用する際に必須となるバンドにもしっかり対応しているので、ZenFone Liveはau回線を利用するau VoLTE SIMであれば安心して利用できる。

ZenFone Liveの良いところ。

ここからは個人的にZenFone Liveに魅力を感じた良いところをピックアップしたいと思う。

生放送でリアルタイムで美人加工出来る。

ZenFone Liveはリアルタイムで映像を美しく加工できる美人エフェクトLiveに対応した製品

ZenFone Liveは製品名からも分かる通り、Live(生放送)に特化した端末。特に秀才な部分として生放送時に被写体を美しく加工するエフェクト効果をリアルタイムで加工して配信出来る「美人エフェクトLive」に対応している。

写真などの静止画では比較的簡単なエフェクト加工をリアルタイムで発信する生放送時に加工出来るのは本当に驚いた。

より美しい映像が残せる様に自撮りカメラ側にもLEDを搭載。

自撮りカメラでも美しい映像を残せるフロントLEDを備える。

写真や動画を美しく残すには”光の量”が多いほど調整幅も広く、よりベストな写真や映像を残せる。ZenFone Liveにはソフトウェア面で美人エフェクトLive加工を行うだけでなくハードウェアにもより美しく映像が残せる様に自撮りカメラ側にもLEDを備えている。

特に自撮り系を中心に生放送配信する方は魅力的に感じる部分だ。

思いの外、生放送にベストマッチな自撮り用500万画素カメラ。

ZenFone Liveの自撮り用カメラは画素数的には500万画素と物足りない印象だが、「生放送」にフォーカスするならベストマッチのカメラだと言える。

Facebook・Twitter・You Tubeなどのライブ放送時は、映像データが一定以上大きくなると圧縮して配信する。例えば、高解像度の映像で配信した場合は圧縮されてしまい、ブロックノイズが大きい圧縮映像となり残念画質になる場合が多い。

ZenFone Liveの自撮りカメラは500万画素と自撮りカメラとしては最低ラインの画素数だが、映像配信時にはデータ量が少なくなり、その結果、映像が自動圧縮される可能性も低くなるため、視聴者側から見れば美しい映像を視聴出来る可能性が非常に高い。

ちなみに卓上の空想で言っている訳では無く、僕は台湾で既にZenFone Liveの実機にてLive放送を体験してきた。スペックから考えると非常に美しい映像配信が出来ていたので、生放送好きには良い製品だと思う。

▼COMPUTEX TAIPEI 2017年でZenFone Liveの実機を用いた生放送ブースが公開されており体験することが出来た。配信された映像は美しい状態で発信できていた事が印象的だった。↓

COMPUTEX TAIPEI 2017で先行的にZenFone Liveを触っている様子

生放送時の音声をガッチリキャッチするデュアルマイクを搭載することで高音質なステレオ音源で発信できる。

ZenFone Liveは2つのマイクを備えており高音質なステレオ音源で生放送に発信できる

生放送時に音声や周囲の音を的確に拾うことの出来る感度の非常に高いMEMSマイクを2つ内蔵しており、ステレオ音源にて高品質な音源も生放送で発信可能。

別途外付けマイクを利用しなくてもクリアで高音質な音源をキャッチ出来る。

ASUSご自慢の自撮りエフェクトも利用できる。

数多くのZenFoneシリーズで利用できる美人エフェクトもZenFone LiveのフロントLEDの恩恵で美しく撮影できる

これはZenFone Liveだけの機能では無いが、自撮りカメラでの写真撮影時に被写体を美しく加工する「美人エフェクト」も利用できる。

特にZenFone Liveでは自撮り側カメラにもフラッシュを搭載しているので、フラッシュ無しの製品と比較すると、より明るく美しい撮影が可能となり、美人エフェクトの威力を存分に発揮することが可能だ。

5マグネットスピーカーの音質が素晴らしい。DTS Headphone:Xもサポート。

5マグネットスピーカーはモバイル端末では非常に音質の良い部類のスピーカーだ

僕はZenFone 3、ZenFone ARとASUS端末をメインに利用してきたが、ZenFoneシリーズに搭載されている5マグネットスピーカーはモバイル端末の中では素晴らしい音質だと思う。

また、DTS Headphone:Xに対応することでヘッドホンなどを利用すると最大7.1chのバーチャルサラウンドも気軽に楽しめる。

基本性能は古くても、しっかりASUSのトレンドは最新のモノが採用されている印象だ。

使い勝手の良いZen UI 3.0が利用できる。

ZenFone 3シリーズで採用されているZen UI 3.0を利用できる

Zen UI 3.0はASUSがAndroidをベースにオリジナルカスタマイズしたUIだ。例えば、メールの通知をアイコン横に表示するバッジ機能やメモリの開放、マルチボタン長押しでスクリーンショット撮影が出来るなど、便利な機能が満載されている。

ZenFone Liveも最新のZen UI 3.0に対応しているのでASUSのオリジナルUIを利用できる。

Zen UI 3.0に関しては以下の記事で便利機能をまとめているのでよろしければどうぞ。

生放送専用の撮影機材としては安く感じる。

性能は低いがその代わりに生放送で綺麗に撮影できる機材としては価格も2万円強とそれほど高くは無い印象。

例えば、スマートフォンを利用して生放送を配信しているユーザーは生放送用と割り切ってZenFone Liveを検討しても良いのでは無いかと思う。

もう一回言う。”生放送用と割り切るなら”検討する余地あり。

ZenFone Liveのイマイチなポイント。

僕が感じたZenFone Liveのイマイチなポイントを残したいと思う。

性能が低すぎて普段使いではストレスが溜まる可能性が高い。

例えば、「スマートフォンはメールや電話が出来れば良い」と言うのであれば、ZenFone Liveの性能で困ることは少ない。

しかし、ZenFone LiveはYou Tube、Facebook、Instagram、Twitterでのライブ放送にフォーカスした製品で、必然的にこれらの公式アプリを利用するし、視聴者とのコミュニケーションにもスマートフォンを利用する事が想定される。

この様に考えると、Snapdragon 400、メモリ2GBの端末では動作が遅くストレスが溜まるのでは無いかと思う。

トレンド機能が全く無い。

現在、SIMフリースマートフォンなどで”トレンド”となっている機能に対応していない。

例えば2つのカメラを搭載することで一眼レフで撮影した様な写真が残せるデュアルカメラや、2枚のSIMを同時に待ち受け出来るデュアルスタンバイ機能などだ。

これらのトレンド機能を利用したい方は、デュアルスタンバイやデュアルカメラを搭載した端末を選択するほうが良いだろう。

今後のZenFoneシリーズには標準的に美人エフェクトが搭載される可能性が高い。

ZenFone Liveは綺麗に映像を残すために自撮りカメラ側にLEDを搭載するなど、ハードウェア的にも手を加えているが、最大の特徴は生放送で配信する為にリアルタイムで美人加工出来る「美人エフェクトLive」が利用できる事であり、この部分がセールスポイントだと思う。

しかしながら、僕が先日購入したZenFone ARのプリインストールアプリに「美人エフェクトLive」アプリが導入されていた。

▼僕はZenFone Liveは持っていないが、ZenFone ARで「美人エフェクトLive」を利用できる。↓


ZenFone Liveの最大の魅力である「美人エフェクトLive」は既に外の端末でも利用可能となっており、今後はZenFoneシリーズの標準的な機能になっていくのでは無いかと感じた。つまり性能に妥協してZenFone Liveを購入する必要性が今後は急速に薄れていくのでは無いかと思う。

ZenFone Liveのライバル機種。

ここでは様々な観点からZenFone Liveのライバル機種となりうる端末をピックアップしたいと思う。

ZenFone AR

ZenFone AR

前述した通り、ZenFone Liveの最大の特徴である「美人エフェクトLive」が利用できる。また、先進的なVR技術の「Daydream」やARの「Tango」も利用できるASUSのフラッグシップ機だ。

SoCにはSnapdragon821、メモリは6GBまたは8GB、フルHDを超える高解像度パネルには発色の良い有機ELを採用するなど、性能的にもハイエンド仕様となっている。

ZenFone ARのレビュー記事も執筆しているのでよろしければどうぞ。

ZenFone Liveまとめ。

ZenFone Live

ZenFone Liveの性能や仕様から良い部分やイマイチなポイントを書いてきたが如何だっただろうか。

個人的にZenFone Liveは性能と機能が”ミスマッチ”している様に感じた。生放送を主体とした先進的な加工技術が利用できる端末であり、生放送主が利用する事を想定している製品なだけに、何故このパーツ構成を採用したのだろう?と疑問が残る。

僕も以前は生放送を趣味として楽しんでいた時期もあったが、放送以外にはスマートフォンでネタに対する下調べを行ったり、ライバルの放送をチェックしたり、自身のコミュニティーで視聴者とコミュニケーションを図ったりなど、スマートフォンを活用する機会が多かったことから、意外と生放送主はスマートフォンを酷使するのではないかと思う。

確かに生放送だけに特化するなら、美人エフェクトLive機能は魅力的かも知れないが、スマートフォンはそれ以外にも多用するデバイスである以上、ZenFone Liveのパーツ構成はお粗末な印象だ。

更に、既にZenFone Live以外の端末でも「美人エフェクトLive」アプリが利用できる事から、美人エフェクトLiveはZenFone Liveだけの機能では無い。

どうしても「撮影専用のサブスマホが欲しい」という非常に小さなゾーンにしか響かない製品だな。というのが僕の率直な感想だ。

ZenFone Liveに関してはASUSの公式サイトで公開されているのでよろしければどうぞ。

ZenFone Liveを取り扱う販売店まとめ。

ZenFone Liveを購入できる店舗や格安SIMとセットで購入可能なMVNOの情報をまとめてみた。

端末単体での購入

端末単体で購入するメリットは、SIMの選択肢が幅広くなること。SIMはお得なキャンペーンを利用してキャッシュバックや月額割引を狙える。以下は格安SIMのキャンペーンでキャッシュバックや月額割引系の情報を纏めた記事なのでよろしければどうぞ

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ZenFone Liveと格安SIMセットで購入できるMVNO。

格安SIMとセットで購入するメリットは、端末が割引価格になる場合が多いこと、分割払いが可能であることに加え、(サービス提供している場合)MVNOの端末補償に加入出来る。初めての格安SIM+格安スマホでも安心して購入できるのもポイント。

また格安SIMを提供するMVNOは独自のキャンペーンを盛んに開催しているので端末割引やキャッシュバックを活用出来るのも魅力的だ。

ZenFone Liveと格安SIMがセットで購入できるMVNOは以下から

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