ガルマックスの猶木(ナオキ)です。【楽しく面白く的確に】をコンセプトにデジタル製品の様々な話題を書いて生きています。スマホやPCガジェットが大好きでスペック表とにらめっこするのが趣味です。製品発表会のお誘いや執筆依頼などお問い合わせ下さい。

ZenFone3/Deluxeのスペックレビューと比較。DSDS対応の大本命スマートフォン

ZenFone3(ZE520KL-BK32S3)、ZenFone3Deluxe(ZS550KL-SL64S4)、ZenFone3Deluxe(ZS570KL-SL256S6)

文字数8,000オーバーの記事です。時間の無い方はブックマークなどをご活用下さい。

まだか、まだかと待ち望んでいたASUSの「ZenFone3」「ZenFone3Deluxe(5.5インチと5.7インチモデル有り)」

ZenFone3は使い勝手の良いミドルハイスペック端末で価格設定も頑張っており万人向けの端末の仕上がりに。ZenFone3Deluxe最上位モデルは怒涛のハイスペックでガジェッター向け。

それでは早速スペックを確認してみましょう。

2016/11/23追記:ZenFone3 Laserが2016/11/26日に発売開始となります。デュアルスタンバイ機能は利用できませんが、ミドルスペック端末としては出来が良いので気になる方は以下の記事もどうぞ。↓

2016/11/17追記:ZenFone3の実機をゲットしたのでデュアルスタンバイについて以下の記事でまとめています。↓

▼キャンペーン告知!▼

ZenFone3が32,800円!楽天モバイルの最安データSIMセットでゲット可能!

ZenFone3/Deluxeの発売日・価格・性能・特徴

モデルについてですが、ZenFone3(型番ZE520KL-BK32S3)はミドルハイスペック、ZenFone3Deluxeの5.5インチ版(型番ZS550KL-SL64S4)もミドルハイスペック、ZenFone3Deluxeの最上位版である5.7インチ版(型番ZS570KL-SL256S6)はハイスペックの3モデル展開です。

項目ZenFone3Deluxe
5.5型モデル
Deluxe
5.7型モデル
OS
Android6.0.1
SoC
Snapdragon625
2.0Ghz

総コア数8
Snapdragon821
2.4Ghz
総コア数8
メモリ3GB4GB6GB
保存容量32GB64GB256GB
SDスロット
SIMスロット共用
128GBまで対応
液晶5.2型フルHD
(1920x1080)
IPSパネル
5.5型フルHD
(1920x1080)
IPSパネル
5.5型フルHD
(1920x1080)
有機ELパネル
カメラ
背面:1600万画素
前面:800万画素

レーザーAF
光学手ブレ補正
4K動画撮影対応
背面:2300万画素
前面:800万画素

レーザーAF
光学手ブレ補正
4K動画撮影対応
対応バンドFDD-LTE:B1/B2/B3/B5/B7/B8
B18/B19/B26/B28
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
W-CDMA:B1/B2/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz

2波CA対応
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8
B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz

2波CA対応
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8
/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B29/B30
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
CDMA2000:BC0
TD-SCDMA:B34/B39
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz

2波/3波CA対応
SimサイズNanoSIM×1
MicroSIM×1
※MicroSIMスロットはSD共用
バッテリー2,650mAh
3,000mAh
サイズ146.8
73.9
69mm

144g
151.4
76.7
7.8mm

160g
156.4
77.4
7.5mm

172g
備考
IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth4.2
USB Type-C
指紋認証
Googleドライブ100GB(2年)

ZenFone3ではSnapdragon820を搭載したモデルが残念ながら国内では発売されません。Snapdragon820を搭載したDSDS対応のハイエンドスマホがZTEから59,800円(執筆時)で国内投入されるので、ハイエンドでコスパの良い端末を探しているのであれば以下も合わせてお読み下さい。

ZenFone3/Deluxeの発売日

  • ZenFone3:10月7日
  • ZenFone3Deluxe:10月下旬

ZenFone3/Deluxeの値段

  • ZenFone3:39,800円
  • ZenFone3Deluxe(5.5):55,800円
  • ZenFone3Deluxe(5.7):89,800円

まず、ZenFone3ですがミドルハイスペックの価格帯に合致している製品で最もオススメ出来る端末です。

デュアルスタンバイが利用できてZenFone3よりも少し安い端末が良いという方は以下も要チェックです。

ZenFone3Deluxeの5.5型モデルはZenFone3と性能的にはほぼ変わりません(性能に直結するのは画面サイズのアップとメモリが増えた事くらい)ですので、純粋な基本動作性能(SoC・メモリ・画面解像度による総合的な処理性能)で考えると割高です。

ZenFone3Deluxeは、格安スマホとして見るととんでもない価格ですが、ハイスペック端末(例えばSIMフリーのiPhone等や大手キャリアのフラッグシップ機)と比較すると性能に対しての価格設定は妥当ですが安い訳ではありません。

ガルマックスから価格設定や海外モデルについて言いたいこと。

海外は安くて日本は高いと言いますが、物価がそもそも違います。あるブログではZenFone3Deluxeが台湾では81,000円で売ってて、日本では89,000円で高い!対応する電波も日本と変わらないので購入するなら台湾版をオススメする!と豪語していましたが、台湾では日本と較べて物価は1/3程です。81,000円なんて台湾からすると大卒の初任給位の価格です。しかも技適なしです。

ガルマックスでも海外モデルの安い端末をレビューしていますが、日本国内で利用する事は難しい(技適の関係で法律違反となる)と表現して紹介しています。日本では国際ローミングなどを利用するグレーな抜け道的利用方法でないと技適なしの端末利用はアウトです。また、海外版でのアップデートなどで機能や仕様制限された場合も自己責任となります。

という訳で、価格が高いと騒いでいますが個人的に日本版価格は妥当で国内で安心して利用する為の調整料金込みと考えてます。でも高価なので以前の様な「ZenFoneシリーズはコスパが高い」という訴求点は失われていると評価します。

日本国内で安心して利用するなら日本向けのZenFone3を買って下さい。中華スマホや海外版スマホに手を出していい方は電波や仕様に精通したガジェッターです。

ZenFone3/デラックスの処理性能と評価

OS

  • 全てAndroid6を搭載。

ASUSは過去にZenFoneシリーズを積極的に最新OSにアップデートしている実績があるので、個人的には最新のAndroid7には比較的早い段階でアップデートされると予想。

Android7ではマルチウィンドウ機能が利用できる様になるので、2つのタスクを同時進行で処理しやすく使い勝手が良いですよ。(私はGoogleのリファレンスモデルであるNexus5xを所有しているので一足お先に体験しました。)

SoC

  • ZenFone3:Snapdragon625
  • ZenFone3Deluxe(5.5):Snapdragon625
  • ZenFone3Deluxe(5.7):Snapdragon821

ZenFone3とDeluxe5.5型版はQualcomm社のミドルハイエンドSoCであるSnapdragon625を搭載。AnTuTuベンチマークでは前世代のハイエンドSoCであるSnapdragon810(AnTuTuで7万点台)を凌駕する性能を誇ります。値段的にZenFone3の39,800円という35,000~40,000未満の価格帯に合致したモデルのため、5.5型Deluxeでは割高。

5.7型のZenFone3Deluxeでは同社のハイエンドSnapdragon820シリーズの最先端モデルであるSnapdragon821を搭載。先行販売された海外モデルでのベンチマーク報告からAnTuTuでは14万点に迫る性能を誇ります。約一年前に主流だったSnapdragon820の約2倍に迫る性能です。

メモリ

  • ZenFone3:3GB
  • ZenFone3Deluxe(5.5):4GB
  • ZenFone3Deluxe(5.7):6GB

ZenFone3の3GBもあれば現状のAndroidは全く問題ありません。それ以上の搭載量は現状では完全にオーバースペックです。

画面サイズと解像度、画素密度

  • ZenFone3:5.2型/1920×1080/423.636ppi
  • ZenFone3Deluxe(5.5):5.5型/1920×1080/400.529ppi
  • ZenFone3Deluxe(5.7):5.7型/1920×1080/386.475ppi

3モデル共にフルHD解像度。5.7型のDeluxeは画面サイズが大きいので販売価格的にワンランク上の解像度を搭載してほしかった所。解像度が同じで画面サイズだけ大きくなったので精細な表現に関しては5.7型Deluxeが劣ります。が、これは数値的な話で人が認識できる300ppiを全てのモデルで軽く超えていますので全く見分けがつかないでしょう。

5.7型のデラックスに関しては有機ELパネルとなっているので、発色は他モデルよりもワンランクアップ。但し、焼付きに関しては少し注意しなければいけません。

  • ●上記までが基本動作性能です●

    スマートフォンでは搭載されるSoC、メモリ、画面解像度の3つで基本的な動作性能が決まります。ここまでの総合的な判断でZenFone3/5.5型のDeluxeがミドルハイスペック、5.7型のDeluxeがハイエンドと位置づけ、他社製品との価格比較でコストパフォーマンスについて評価します。同じ性能帯で価格を比較すると露骨に高い安いが分かりますが、ここからの付帯機能は各自の価値観で評価が変わります。少し高くてもカメラ性能が良いもの、様々な回線で利用するための対応バンド、複数のSIMを挿して同時に待ち受け出来るデュアルスタンバイ機能など、必要・不要を洗い出す事により、各自でベストな端末像が浮かんできます。後は必須機能を利用できる端末同士で性能・価格を比較することにより、最適な端末を失敗なく選べます。ただ、ガルマックスのスペックレビューでは文字の如く性能評価ですので、記事の内容を一つの参考材料としつつ、購入前には端末実機を家電量販店等で触ってから購入してくださいね。特にカメラ性能に関しては数値だけでは表せない部分ですので、実機を触ってから最終的な購入検討に進みましょう。

デュアルスタンバイ機能

  • 全ての端末でデュアルスタンバイに対応。

デュアルスタンバイとは2枚のSIMをそれぞれ待機状態で利用できる機能で、音声通話SIMとデータSIMを切り分けて運用可能です。

4G(LTE)+3Gでの運用時にデータSIMを3Gに設定すると通信速度が遅いので一般的には音声通話を3G、データ通信を4G(LTE)に設定して利用します。

デュアルスタンバイのデメリットですが、まず一つは音声通話に3Gを設定した場合、しっかりと各キャリアの主力3G電波に対応しているか?ということと、二つ目は2枚のSIMを同時利用できないということ。

電波に関しては対応バンド項目で説明しますが、2枚のSIMを同時利用出来ないということは覚えておきましょう。具体的には音声通話中はデータSIMが利用できません。つまり、ネットで調べ物しながらの通話が出来ません。

それと、データ通信中に通話があった場合は音声通話SIMが自動的にアクティブとなり切り替わります。何かをダウンロード中に通話がかかってきた場合はダウンロードが中断するので最初からダウンロードとなる場合があります。

保存容量

  • ZenFone3:32GB
  • ZenFone3Deluxe(5.5):64GB
  • ZenFone3Deluxe(5.7):256GB

現在使っている端末が購入検討している保存容量よりも大容量な場合はデータの整理が必要となってくる(例えば32GBのZenFone3を購入検討しているけど、現在の端末は64GB仕様で32GB以上利用している場合など)ので注意しましょう。

あと、全モデルでGoogleドライブの100GB利用権(2年間有効)が付いてきます。

SIMサイズとSDスロット

  • 全てのモデルでSIMスロットはNanoSIM×1とMicroSIM×1が利用できます。

MicroSDは最大128GBまで対応していますが、MicroSDスロットは独立型SDスロットではなく、SIMスロットと共用ですのでMicroSDを利用するとSIMは物理的に1枚しか挿せません。

ここで問題となるのが、MicroSDを利用するとデュアルスタンバイ機能が犠牲になるということです。デュアルスタンバイ機能はZenFone3シリーズでの特徴的な機能のため、本機能を目当てとして購入検討されている場合は保存容量には気を付けましょう。

バッテリー

  • ZenFone3:2,650mAh
  • ZenFone3Deluxe(5.5):3,000mAh(QC3対応)
  • ZenFone3Deluxe(5.7):3,000mAh(QC3対応)

ZenFone3のバッテリー容量は大容量バッテリー搭載が主流の現在だと少し物足りない感じです。

一方、ZenFone3Deluxeは2モデル共に3,000mAhと及第点ですがQualcommの高速充電技術であるQuick Chage 3.0を採用しているので、15分の充電で8時間ほど利用できる超急速充電が可能。

Deluxeの5.5型と5.7型ではSoCのランクが違うので燃費も違います。バッテリーの持続時間的には5.5型のDeluxeが秀才です。

ZenFone3/Deluxeのカメラ機能や便利機能

カメラ

  • ZenFone3:メイン/1600万画素、イン/800万画素
  • ZenFone3Deluxe(5.5):メイン/1600万画素、イン/800万画素
  • ZenFone3Deluxe(5.7):メイン/2300万画素、イン/800万画素

画素数は5.7型がワンランクアップでより高精細な写真を撮影可能。

共通機能として、0.03秒のAFを可能にするレーザーオートフォーカス、光学手ブレ補正、4k動画撮影とかなりの高機能です。特にカメラ機能としては最も安いZenFone3でもこれらの機能を利用できる事は中々魅力的。

インカメラに関しても、自撮りでキレイに撮影出来るとされる500万画素を上回る800万画素を搭載しているのでより一層高精細な撮影が楽しめそうです、

但し、カメラ機能は仕様表や企業でのPRを鵜呑みにしては駄目なポイントです。カメラアプリの出来栄えなどでも写真の仕上がりが左右されるので、撮影好きな方は必ず店頭で実機を触りましょう。

これは私の経験ですが、撮影時にディスプレイに映る映像はキレイだったのに、撮影後の画質が著しく劣化している製品がありました。撮影時は撮った写真をビューアーで開いてしっかりと撮影できているか確認しましょう。

指紋認証機能

  • 全ての端末で本体背面カメラ下部にタッチ式指紋認証ユニットを搭載しています。

ロック画面の認証、対応アプリでのログインを指紋でサクッと認証可能。この他にも認証面を2回タップするとカメラを起動出来たり、自撮りの時はシャッターボタンとしても利用可能です。

また、指紋ユニットが背面についていることで、ポケットから取り出しながらの指紋認証も容易です。

充電端子

  • 全モデルで最新のUSB Type-C端子を搭載しています。

USB Type-Cでは端子の裏表という区別が無く、MicroUSBのように裏表を気にする必要がありません。全てのモデルでUSB Type-Cのケーブルが付属してくるので安心しましょう。

OTG機能

  • 全モデルでOTG機能に対応

OTGとはUSB機器(マウスやキーボード、USBメモリ等)を端末で利用出来る機能です。

但し、USB機器は相性もあるので、仕様上はUSB機器を利用可能としていますが、全ての接続を保証するものではないとされています。

ZenFone3/Deluxeの電波と仕様。

Wi-Fi仕様とテザリング

全モデル共通です。

  • Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
  • テザリング:可能

Wi-Fiは高速通信可能なac規格に対応しているので、親機の規格でac通信が可能であれば固定回線の通信速度を余すこと無く利用可能です。

また、全モデルでテザリングに対応しているので、安い格安SIMのデータプランで様々な機器を端末経由でネット接続可能です。

キャリアアグリケーション

  • ZenFone3:2つの電波を掴める
  • ZenFone3Deluxe(5.5):2つの電波を掴める
  • ZenFone3Deluxe(5.7):3つの電波を掴める

キャリアアグリケーションとは、複数の電波を同時に端末がキャッチして通信速度を底上げする技術です。ZenFone3と5.5型Deluxeでは2つの電波を、5.7型のDeluxeは3つの電波を同時にキャッチ出来ます。

キャリアアグリケーションに対応すると理論上は電波それぞれの通信速度を合算した通信速度で利用できます。

例えば100Mbpsの電波を2つ掴んだ場合は200Mbps、3つ掴んだ場合は300Mbpsとなります。キャリアアグリケーションに対応することにより、格安SIMで通信速度が低下する混雑する時間帯においても複数の電波を掴む事により通信速度の向上が期待できます。

対応電波

ZenFone3Deluxe
5.5型
Deluxe
5.7型
FDD-LTE:B1/B2/B3/B5/B7/B8
B18/B19/B26/B28
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
W-CDMA:B1/B2/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8
B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8
/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B29/B30
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
CDMA2000:BC0
TD-SCDMA:B34/B39
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
ドコモ回線

ドコモ回線のLTEは、主力バンドの1、東名阪の高速通信バンド3、郊外・地下・山間部をカバーするプラチナバンドの19、2015年からサービスインしたバンド28に全モデルで対応しているので問題なし。

3Gに関しても主力バンドの1に加え、農村地区や山間部をカバーするFOMAプラスエリアのバンド6に対応。殆ど使われていませんが都市部の極一部で利用されているバンド19にも対応しています。

3Gの対応電波がしっかり対応しているのでデュアルスタンバイで音声通話を3Gに設定しても安心して利用可能です。

ソフトバンク回線(ワイモバイル回線)

現在、ワイモバイル回線はソフトバンク回線と全く同じです

ソフトバンク回線のLTEは、主力のバンド1、補助電波のバンド3、プラチナバンドの8、かつてはワイモバイルの主力バンドだったTD-LTEの41にも対応しておりソフトバンクで発売している端末と遜色ないバンド仕様です。

3G回線も主力のバンド1とバンド8にしっかり対応しているのでこちらもデュアルスタンバイ時に音声通話を3Gに設定しても安心です。

au回線

9月30日更新:少しややこしいので捕捉を交えて再編集しました。

auのLTEは全国区をカバーするバンド1、プラチナバンドのバンド18、プラチナバンドを内包するバンド26、新しく設けられた700MHz帯を利用するバンド28に対応。

ここまでは全モデル共通ですが、3G回線は「ZenFone3、5.5型Deluxe」と「5.7型Deluxe」で仕様が異なります。

まず、ZenFone3と5.5型Deluxeは音声通話とデータ通信をどちらも4G(LTE)を使うVoLTE SIMに対応。auの3G回線に対応していないのでVoLTE対応SIMでないと音声通話が利用できないので、ZenFone3と5.5型Deluxeで音声通話を利用する場合、VoLTE対応SIMが必須となります。

続いて5.7型DeluxeはVoLTE SIMはサポートされていない代わりにauの電話回線で利用出来るCDMA2000の3Gが利用できます。つまり、5.7型Deluxeでauの音声通話を利用するなら非VoLTE SIMが必須となります。

ここまではシングルSIM運用での話ですが、以下からデュアルスタンバイのお話です。

先述の通り、ZenFone3と5.5型Deluxeでauの通話SIMを利用するにはVoLTE対応SIMを用いて音声通話SIMに4G(LTE)を設定する必要があります。そうするとデュアルスタンバイで利用出来るもう片方は3G固定となるため、データ通信にLTEが使えず低速なネット回線を利用しなければいけません。データ通信がLTE全盛期の現在では現実的な使い方ではありません。

一方、5.7型Deluxeでは、auの3G回線であるCDMA2000に対応しているので、音声通話をauの3Gで利用するともう片方は4G(LTE)が利用できるので、データ通信を高速なLTEで利用可能です。

au回線を音声通話SIMとして利用する場合は5.7型Deluxe一択ですが、5.7型DeluxeではVoLTE対応SIM非対応(正式にはサポート未定)なので、シングルSIM運用でLTEを用いた高品質なVoLTE通話が利用できません。それと、現在VoLTE SIMを利用している方は非VoLTE SIMに切替える必要があります。

この様にau回線では端末によりVoLTE対応SIM又は非VoLTE SIMを準備する必要があることに加え、5.7型以外の端末(ZenFone3、5.5型Deluxe)では音声通話に4Gを利用しなくてはいけないのでデュアルスタンバイには向いてない仕様です。

  • ZenFone3と5.5型DeluxeはVoLTE対応SIMに対応しているが、デュアルスタンバイでは4Gに音声通話を割り当てなくてはならないので、データSIMは通信速度の遅い3G回線となる。
  • 5.7型DeluxeはVoLTE対応SIMに非対応なので、音声通話は3Gを利用する非VoLTE SIMが必須で、シングルSIM運用時にLTEを用いたVoLTEが利用できない。しかし。デュアルスタンバイ時はデータSIMを4Gで利用することが現実的な為、デュアルスタンバイ利用時は音声通話を3Gに設定して快適に利用可能。

音声通話をドコモやソフトバンク回線、データ通信はauの格安SIMを利用する。という場合は全端末で可能です。ポイントは音声通話にauを選択する場合です。

ZenFone3/Deluxeの総評

冒頭でもお伝えしましたが、ZenFone3は性能・価格から万人におすすめできます。

5.5型のDeluxeに関しては、基本性能に対して価格が割高でZenFone3と比較すると訴求点はバッテリー容量とメモリ4GB、保存容量が64GBということくらいで、これだけで16,000円の差額は個人的に出せません。

つまり、何がDeluxeなのか良くわからない端末が5.5型Deluxeです。スペック表からも分かる通り、どちらかと言うと無印のZenFone3寄りです。

本来、Deluxeシリーズとして出すのであれば、より5.7型に近い仕様で仕上げるべきだと感じました。例えば電波仕様、カメラ性能等の性能を5.7型と同様の仕様にしてしまえば、au回線でデュアルスタンバイを利用したいという層にも訴求出来たのですが、現状の5.5型Deluxeは内容がブレブレで魅力は感じません。これだったらZenFone3で良いやって思います。

5.7型ZenFone3Deluxeに関しては、最先端のSoC、auのCDMA2000に対応するバンド群、3波キャリアアグリケーション、6GBメモリ、2,300万画素のカメラなど、もはや一部の仕様はオーバースペックというくらいのモンスターマシン。ZenFone2でも一部モデルがモンスターマシンとして人気を博しましたが、今回の5.7型はお値段も性能相応となっており完全にガジェッター向けに感じます。

ただ、生粋のガジェッターであれば新たな機能を試したい。という気持ちが強いので、現状の仕様だけだと少々パンチ力に欠ける印象です。個人的にはカメラは流行りのデュアルカメラを搭載してほしかったところです。

という訳で、それぞれの仕様解説と総評でした。

ページトップへ