Office 2021のサポートが10月13日で終了。継続利用はセキュリティリスクが高まるので早めの移行を

Office 2021のサポートが終了

Microsoft Office 2021のサポート期間が10月13日をもって終了します。サポート終了に伴い、ネットに接続した状態で使い続けると様々なリスクが発生します。

そのため、できる限り早く後継バージョン、またはOffice互換ソフトへ移行するなどの対応をおすすめいたします。

買い切り版Officeのサポート提供期間は発売から5年間

Office 2016以前のバージョンでは、新機能の追加なども行われる5年間の「メインストリームサポート」期間に加え、セキュリティアップデートのみ提供される「延長サポート期間」が5年間ありました。

これにより、最大10年間は使えましたが、2021年10月5日にリリースされたOffice 2021では、このうち「延長サポート期間」が廃止されています。

そのため、Office 2021については発売から5年を迎える2026年10月13日をもってすべてのサポートが終了します。

サポートが終わっても使えなくなるわけではないが・・・

サポート期間の終了後も、WordやExcel、PowerPointなどのOfficeアプリケーションについては“しばらくの間”は利用できます。

ただし、サポート終了日以降にリリースされるOSでの動作は一切保証されなくなります。また、電話やWEB経由でのテクニカルサポートも、無償・有償を問わず提供されなくなります。

▼10月13日以降、Office 2021はセキュリティアップデートや各種サポートの提供が終了する。↓

Microsoftのサポートページより引用

サポート終了後に発見された不具合や脆弱性についても、修正されなくなります。

オフラインで使えば良いのでは?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、一般ユーザー向けに販売されているMicrosoft Officeは、買い切り版でも定期的にインターネットに接続してライセンスを確認する仕様です。

つまり、完全オフライン環境での利用は基本的に不可能です。

特にOfficeの場合、セキュリティリスクが高い脆弱性が毎月のように見つかっているので、継続利用は危険です。

そもそも今後、編集すら出来なくなる可能性も

Windows版では今のところ、Office 2019以前のサポートを終了した製品に関しても、すべての機能を通常通り利用できます。(セキュリティ上のリスクが大きすぎるため推奨はしませんが・・・)

一方で、macOS版Office 2019は、2026年7月にライセンス認証に利用している証明書の更新を停止しました。その結果、インストールはできるものの、ライセンス認証は行えなくなりました。

現在は編集ができない「制限モード」のみ利用できる仕様に変更されています。

Mac版Office 2019が2026年7月よりドキュメントの編集が不可能に

「永続ライセンス版を購入したのに酷いのでは・・・?」という意見も散見されました。

購入時には編集できたソフトが突然使えなくなったのだから、そう感じるのも当然です。ただ、原因はライセンス認証に使う証明書の期限切れ。すでにサポートが終了していたOffice 2019は、更新の対象外になってしまいました。

この流れだと、今後Windows版も同じような仕様に統一される可能性があります。

Microsoft Publisherもひっそりと引退

Office 2021のサポート終了に伴い、簡易DTPソフトの「Microsoft Publisher」もひっそりと引退します。

これは、Microsoft 365 Personal/Familyをサブスクリプション契約しているユーザーに提供されている「Microsoft 365 Apps」にも同梱されているソフトです。

買い切り版はOffice 2021に含まれている「Publisher 2021」が最終バージョンとなり、Microsoft Office 2024では同梱されなくなりました。

▼Microsoft 365 Personal/Family/Premium契約ユーザーの場合、10月以前にMicrosoft 365 Appsを導入している環境であればまだPublisherの起動自体は可能。ただし今後アップデートで削除される可能性が高いので早めにデータの移行を。↓

Microsoft Publisher

また、Microsoft 365 AppsでもPublisherは10月以降利用できなくなることが発表されています。Microsoftのサポートページでは、Publisher形式のデータをPDFに変換するためのPowerShellスクリプトを配布しています。

Publisherを利用している方は、早めにデータを移行しておくことをおすすめいたします。

サポートが終了したOfficeの利用はリスクが大きいので早めに乗り換えを

Microsoft Officeは、一番安価な「Home」でも4万円程度とかなり高価なソフトです。そのため、「まだ動作するのであれば利用を継続したい」という意見も理解できます。

ただ、サポートが終了したソフトウェアを使い続けると、個人情報が意図しない形で悪意のあるユーザーに悪用されてしまうリスクがあります。さらに、今後OSのアップデートで正常に動作しなくなるリスクもあります。

サブスクリプションサービスに抵抗がないのであれば、「Microsoft 365 Personal/Family/Premium」がおすすめです。生成AI(Microsoft Copilot)関連の機能を利用できるほか、OneDriveのストレージ容量が付与され、最大5台のデバイスで同時利用できるなどのメリットがあります。

▼サブスクに抵抗がないなら今から買い切り版Office 2024を購入するよりMicrosoft 365を契約したほうがお得だったりします。↓

Office/Microsoft 365価格一覧

買い切り版Office 2024に乗り換えた場合、サポート期間は残り3年しかありません。長期的にOfficeを使うのであれば、Microsoft 365 Personal/Familyが結果としてはお買い得です。

また、「本家」Microsoft Officeにこだわらないのであれば、Office互換ソフトへの移行も選択肢です。

オープンソースで開発されていて無料で配布されている「LibreOffice」や、高い互換性を誇りながら本家Officeよりはるかに安価な「WPS Office 2」などがあります。

基本機能は無料で利用できる「Microsoft 365 for the web」もあります。デスクトップアプリ版Officeで実装されているすべての機能が利用できるわけではないものの、コストを抑えたいのであれば、こちらへの移行も検討しても良いかもしれません。

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