Windows 11、更新プログラムでWindows Update自動更新を実質無期限延長可能に
- コラム・解説・知識
- ※ 当メディアのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています

2026年7月に配信されたWindows 11用月例アップデートにてWindows Updateの自動更新スケジュール機能が強化されました。
更新プログラム適用期間を従来の「一週間のみ」から「最大35日間」まで設定できるようになったほか、期間内であれば更新スケジュールをさらに延長することも可能になりました。
Windows 11 Homeでは「自動更新の完全停止」は出来ない
更新プログラムにはOSに存在する不具合(バグ)やセキュリティ上のリスクがある脆弱性の修正も含まれています。
基本的に毎月必ず更新するべきではありますが、2022年10月にリリースされたWindows 11 2022 Update (Version 22H2)以降では毎月下旬に配信されているオプション更新プログラムで配信されているOSの新機能も含まれるようになりました。
本来不具合が修正されるはずなのに不具合が発生したり、最悪OSが起動不可になることも多々あるため、「すぐに適用するのではなく、ある程度情報がそろってから適用したい」「致命的な不具合が発生するから今月の月例アップデートの適用は見送って次の月例アップデートまで様子を見たい」という方も多いのではないかと思われます。

法人向けエディションとしても展開されているWindows 11 Proでは、企業側で検証の上ある程度安定している更新プログラムのみ配信するケースも多いため、ポリシー機能で自動更新そのものを完全無効化することが可能となっています。
一方で、一般家庭ユーザーの利用を想定しているHomeでは自動更新を停止することはできず、一週間のみ自動更新を延期できるオプションが用意されているだけでした。
2026年7月以降の更新プログラムを適用したWindows 11では自動更新を実質無期限延長できるように

2026年7月18日に配信されたWindows 11の月例更新プログラムを適用すると、OSのエディションがHome・Proいずれの場合も設定画面から呼び出せるWindows Updateから更新プログラムを自動更新するスケジュールを設定した日から最大35日間まで延長することが可能となりました。
(2024 Update/2025 Update向けKB5101650 OSビルド26×00.8875、Windows 11 Version 26H2のみ2026年8月11日に配信されたKB5121000 OS ビルド 28000.2704で実装)

ローカルグループポリシーを編集するためのツール「グループポリシーエディター」が用意されていないWindows 11 Homeでは“基本的には”自動更新そのものを無効化することが出来ない点は今まで通りです。
以前は設定日から一週間のみ延長可能だったのに対し、2026年7月以降の更新プログラムを適用した後のWindows 11ではスケジュール期間内であれば何回でも更新プログラムの自動更新を適用するスケジュールを延長することも可能となっています。
手動でスケジュールを設定する必要はありますが、Windows 11 Homeでも実質更新プログラムの自動適用を無効化できるようになりました。が、そもそも更新プログラムそのものを一切適用しない状態で運用するのはぜったいにお勧めできません。
まとめ
従来のWindows 10/Windows 11では一般家庭向けエディションである「Home」の場合、自動更新のタイミングを細かく制御できない仕様となっています。
問題のある更新プログラムの適用を見送って修正された更新プログラムがリリースされるまで様子をみるなどの対応がしづらい仕様でしたが、2026年7月以降の更新プログラム適用後は、自動更新の更新スケジュールを実質無期限延長することが可能となり、柔軟に対応することができます。
ただし、いくら適用すると不具合が発生する事象が近年多々発生するようになったとは言え、Windows Updateの自動更新スケジュールを「無期限」延長して月例更新プログラムを一切適用しない状態で運用することはおすすめしません。
OSの新機能が利用できないだけでなく、本来修正されるはずの不具合やマルウェアなど悪意のあるソフトに悪用される恐れがある脆弱性が未修正のままとなってしまいます。
また、大型アップデートリリース直後にMicrosoftから配布された公式インストールイメージに含まれている初期バージョンのOSは、かなり重大なバグが含まれている可能性もあります。問題のある更新プログラムの自動更新で適用を見送った場合も、ある程度問題が解決しているようであればできる限りすぐ適用することをお勧めいたします。
また、本来「Pro」など法人向けとしても販売されているエディションに含まれている「グループポリシーエディター」で設定しているWindows Updateの自動更新を無効化するポリシーは実際に設定を行っているレジストリキーを追加することで、Windows 11 Homeでも自動更新そのものを無効化することも可能です。
実際に手順を案内しているサイトも存在していますがこの場合更新プログラムを単体で配布している「Windows Updateカタログ」から自分で問題ないことを確認出来た更新プログラムを随時ダウンロード・適用した上で自分で適用できる場合を除き、逆にトラブルの原因となってしまう可能性もあるので個人的にはお勧めはできません・・・