Windows 11 SEのサポート終了後もSurface Laptop SEを使い続ける!Chromebook化してみた

Windows 11 SEのサポート終了に伴いSurface Laptop SEをChromebookとして再活用することにしました

教育機関向けSKU「Windows 11 SE」は、Windows 11 2024 Update(Version 24H2)で大型アップデートの提供が終了済みです。同バージョンのサポート終了に伴い、Windows 11 SEがプリインストールされているSurface Laptop SEも、「OS」の寿命を迎えることになりました。

ハードウェア的にはファームウェアアップデートの提供期間が数年程度残っている上に、中古市場でもあまり出回ることがない「レア」なモデルです。

このまま手放すのはもったいない!・・・ということで、Chromebook化して余生を過ごしてもらうことにしました。

Windows 11 SEは通常のWindows 11 Home/Proへのアップグレードパスはない

Windows 11 SEは前述の通り、2024年10月にリリースされた「Windows 11 2024 Update」が最終バージョンとなっています。2026年10月13日の同バージョンのサポート終了に合わせて、セキュリティアップデートの提供も終了します。

残念ながらMicrosoftの公式見解は、「Windows 11 Home/Pro/(教育機関向けエディションとして用意されている)Educationへのアップグレードパスは無償・有償を問わず提供しないので、ハードウェアごとサポートされている環境に乗り換えてほしい」というものです。

筆者(かのあゆ)が購入した個体は、もともとプリインストールされていたWindows 11 SEではなく、リテールライセンスと思われるWindows 11 Proが新規インストールされた状態で販売されていました。

ただ、ライセンス的に真っ黒な「Microsoft Office 2019 Pro Plus(企業ユーザーにのみ提供されている買い切り版Office)」の海賊版もインストールされていました。そのため、OSも本当に正規版なのか疑わしく、こちらのライセンスは使えない(使ってはいけない)ものと考えています。

そもそもCeleron N4020/4GB RAM/64GB eMMCという構成だと、通常のWindows 11では荷が重すぎて常用するのは厳しいため、今回はWindows以外のOSを導入することにしました。

ChromeOS Flexであれば2028年までは公式サポート対象

スペック的にも低価格帯のChromebookに近かったこともあり、Surface Laptop SEを「復活」させるためのOSとして、Googleが無料配布している「ChromeOS Flex」を導入しました。

ChromeOS Flex自体は、2010年以降に発売されたPCであれば基本的には導入可能とされています。

Windows 11非対応PCを再活用するためのOSとして、大手メディアなどでも比較的よく取り上げられるようになっています。

ただ、機種によってはタッチパネルや内蔵WEBカメラが動作しなくなったり、インストールしても真っ当に動かない場合もあるなど、かなり癖が強かったりします。

そのため、Google側でもある程度問題なく利用できることを保証している「認定ハードウェアのリスト」をサポートページで公開しています。

Surface Laptop SEの場合、しっかり認定ハードウェアのリストに掲載されていて、少なくとも2028年まではすべてのハードウェアが問題なく動作することが保証されています。

2028年以降もOSの更新自体は適用可能ですが、動作の保証は一切なくなります。

▼Surface Laptop SEは2028年までGoogle認定モデルとして正常動作が保証されています。↓

画像はGoogle公式サポートページより引用

実際にChromeOS Flexを導入してみた

ChromeOS Flexの導入手順自体は既に他のサイトでも散々取り上げられていますが、改めて紹介いたします。

まず、Google Chromeがインストールされた作業用PCに、Chrome拡張機能「デバイス リカバリ ユーティリティ」を追加します(OSはWindows、macOS、Linux、そしてChromeOS自身のいずれでもインストール可能です)。

▼作業用PCにインストールされているGoogle Chromeに「デバイス リカバリ ユーティリティ」拡張機能を追加する↓

リカバリメディア作成1

▼Google Chromeの拡張機能メニューから「デバイス リカバリ ユーティリティ」を起動して「始める」をクリック。↓

リカバリーメディア作成2

▼Chromebookの識別メニューが表示されるので、「Google ChromeOS Flex」「ChromeOS Flex」を選択して「続行」をクリック。↓

リカバリーメディア作成3

▼USBメモリ(8GB以上)をPCにセットしてから、ChromeOS Flexのインストールイメージのコピー先として選択して「続行」をクリック。↓

リカバリーメディア作成4

▼最終確認画面が表示されるので、問題ないようであれば「今すぐ作成」をクリック。↓

リカバリーメディア作成5

最新のChromeOS Flexのインストールイメージがダウンロードされ、USBメモリのフォーマットと書き込みが行われます。

▼これでインストール用リカバリメディアの作成は完了です。↓

リカバリーメディア作成6

あとは作成したUSBメモリをSurface Laptop SEに挿入して起動し、指示に従ってセットアップを行えばChromebook化が完了します。

実際の使用感について

ChromeOS Flexの仕様上、Androidアプリの利用ができないという制限はあるものの、Google認定デバイスにリストアップされていることもあって、WEBカメラも含めすべてのハードウェアが完璧に動作します。

▼ChromeOS Flexの導入により、Windows 11 SEのサポート終了後もしばらくは現役で活用できるように!↓

ChromeOS Flexを導入したSurface Laptop SE

筆者(かのあゆ)が所有しているSurface Laptop SEは、Celeron N4020と64GB eMMCを搭載する最小構成モデルとなります。

ただ、Chromebookでも似たようなスペックの機種が多数販売されており、WEBアプリの利用がメインであれば通常のWindows 11よりもキビキビ動作します。

Linux環境を有効にすれば、GIMPやLibreOffice、Visual Studio Code(VSCode)などのアプリケーションも利用できるようになります。

なお、Surface Laptop SEは2028年1月11日までファームウェアのアップデートが提供される予定ですが、ChromeOS Flexではファームウェアは配信されないため、Microsoftの提供期間が残っていても更新できるとは限りません。

Windows 11 SEについては残念ながら失敗に終わってしまったものの、Surface Laptop SEそのものは廉価モデルでありながらSurfaceシリーズらしさを継承しつつ、メンテナンス性も向上した完成度の高い一台でした。

そのため、ChromeOS Flex導入でもうしばらく現役で使ってあげられることになって良かったと思っています。

まもなく「なかったこと」にされてしまうWindows 11 SEとはどのようなOSだったのか

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