使ってみた本音。正方形スマホ「酷派 小方块(Coolpad Small Square)」の実機レビュー!

Coolpad(酷派)というブランドを皆さんはご存じでしょうか?10年ほど前は第一線で戦っていたスマホメーカーでしたが、今やありきたりなローエンドスマホを販売する面白みのないブランドになっています。

そんな中、Coolpadが突然、正方形ディスプレイを搭載した「酷派 小方块(Coolpad Small Square)」を約2.5万円(※購入時のレート。輸入消費税を含む)という低価格でリリース。

さすがにこれは気になりすぎる!ということで、使い道を考えるより先にポチってしまったので、レビューしていきます!

こんなモデルでした

  • アスペクト比1:1の正方形スマホ
  • ソフトウェアクオリティは結構高い
  • 類似他社製品の1/3の価格

買う前に知っておきたいポイント

  • ビルドクオリティは価格相応
  • バッテリー持ちが悪い
  • 日本語非対応
  • Googleサービス非搭載

酷派 小方块の価格とバリエーション

酷派 小方块の発売時価格とバリエーションは以下の通りです。

  • メモリ8GB+ストレージ128GB:1,099元(約2.4万円/※購入時のレート。輸入消費税を含む)

▼最新価格や割引情報は以下からチェックしてみましょう。↓

■酷派 小方块(Coolpad Small Square)■

初出時価格→1,099元(約2.5万円)

 

※割引されている場合があります。リンク先で確認してみましょう。

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酷派 小方块のスペック、ベンチマーク、検証結果

仕様や性能の数値的な部分、機能有無の検証結果などを知りたい方は以下からどうぞ。

スペック表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示
外観の写真をチェック
ホーム画面と初期アプリをチェック
付属品をチェック

実際に使って感じたこと

酷派 小方块(Coolpad Small Square)を実際に使って感じた良いところ・気になったところなど所感をまとめていきます。

正方形サイズの可愛いボディ

▼本機は1:1のアスペクト比を採用した珍しい形のスマートフォンです。本体サイズは実測値で約85×78.4×10.7mm(カメラ展開時は高さ約108mm)。横幅は6.8インチ前後のスマホと同じぐらいなので、掴みやすいサイズ感です。↓

▼6.8インチのスマホ(左)や、6.3インチのスマホ(右)と比較するとそのコンパクトさが際立ちます。↓

重さは実測値で約110gと、一般的なスマートフォンの半分ほどしかなく非常に軽量です。

▼怪しい中華スマホの醍醐味はビルドクオリティ。まあお察しの通りでございまして、隙間から固定用の糊が若干はみ出ている、そんなレベル。↓

ALLDOCUBEを筆頭にマイナーメーカーのビルドクオリティも向上し、雑な作りの端末は国内であまり見かけなくなりました。しかし本機は、ひと昔前のAmazonで売られていた中華タブレットを彷彿とさせる仕上がりです。

▼ディスプレイは3.95インチの液晶で、アスペクト比は1:1。6.8インチのスマホのディスプレイを半分に割ったかのようなサイズ感です。↓

解像度は720×720。横幅自体は一般的なスマホと同じぐらいありますから、文字の輪郭などの粗さは否めません。

▼一般的なスマホの半分ほどのディスプレイなので、コンテンツの表示量も半分以下。Amazonでは一度に見える商品がほぼ1つ。見比べるにもスクロールが忙しい!↓

▼キーボードなんて表示しようもんなら、画面の半分以上を覆い隠してしまうことになります。なにをするにも不便!楽しい!!!↓

▼ウェブページもほとんど見切れてしまうので、かなり厳しいです。GARUMAXのページなんて、ページタイトルまでしか見えん笑↓

▼ただ、ありがたいことにアスペクト比を一般的なスマホのようにするモードを搭載しているので、レイアウトが崩れたり、表示されなくなったりする問題はかなり回避できます。↓

その代わり、ただでさえ小さいディスプレイのうち約半分を犠牲にするので、ボタンや文字がめっちゃちっちゃいです。

スピーカー、音は鳴るのでヨシ!

▼スピーカーは下部に1つのモノラル構成。音は鳴るのでヨシとしましょう。音質なんて気にしちゃだめですよ。↓

Helio G99搭載、思ったより動く

SoCには中華タブレットなどで親の顔より見たHelio G99を搭載しています。メモリは8GB、ストレージは128GBです。

Helio G99はエントリーSoCで、軽作業のシングルタスクなら担える程度の性能です。本機ではブラウジングやメモの作成といった日常タスクは比較的問題なく動作しました。アプリの切り替えなども想像していたよりも快適です。

同じHelio G99を搭載した低価格帯タブレットなどと比べるとサクサク動く印象ですね。

本機のディスプレイ解像度は720×720で、一般的なFHD+前後のスマホと比べてピクセル数が1/5程度しかなく、描画負荷がかなり低くなります。GPU性能が弱いHelio G99にとって、この差こそが快適に動作している大きな要因と考えられます。

とはいえ、ミドルハイ以上のようなヌルヌル感はなく、あくまで「エントリー〜ミドルレンジ帯としてはマシ」というレベルです。

ゲームに関してはかなり厳しい・・・いや、できないと言い切っていいでしょう。いろいろな意味で。性能も足りないし、画面小さくてまともにボタン押せないし、アスペクト比が特殊なのでレイアウト崩れるし、と散々ですからね。

▼一応、原神の最低画質でFPSを計測してみましたが、平均24.7FPSという結果でした。つまり、ガビガビでカクカクってわけ。↓

トイカメラ画質が楽しめるカメラ

▼カメラは背面に1基。これを回転させると、インカメラとしても使えます。センサーサイズは1/3″以下の豆粒センサーで、f/2.6の13MPです。↓

飛び出してくるカメラやフリップするカメラなどのギミックが流行っていた2020年前後を思い出しますね!筆者はその頃中学生とかそこらの年齢だったので厨二心をくすぐられていた記憶です。

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肝心の写真のクオリティはというと、壊滅的です。

▼等倍(1倍)はぎりぎり「記録用程度の品質」を名乗れるライン。↓

▼ただし、ズーム性能はさらに厳しい。2倍にでもしようもんなら一気にこのレベルになります。トイカメラかな?↓

▼なお、いっちょまえにフィルター機能などは備えているので、画質の悪さも相まってアンティークカメラで撮影したかのような雰囲気になります。↓

少し前に平成初期のビデオ画質風の動画がエモいみたいなのが流行っていましたが、ズームして撮影するとあの感じになるので、ある意味需要があるかもしれません笑

10Wの「Fast Charging」に対応

バッテリーは2,450mAhしかないので、電池持ちは絶望的。YouTubeなどの動画視聴やブラウジングを1時間ほどおこなうと、15%ほど持っていかれます。常用しようと思うと1日2回は充電が必要になりますね。

待機時もゴリゴリバッテリーが消費されていきますが、それに少しでも抗おうとしているのか、タスクキルがかなり強めになっています。おかげでYouTubeなどのバックグラウンド再生が止まります。困る。

▼充電に関しては、自称Fast Chargingのようですが、最大10W充電です。エントリースマホでも20Wスタート、ミドルハイ以上のスマホなら50Wや100Wがあたりまえの2026年です。10WでFast Chargingを名乗るなど図々しいにもほどがあります。↓

なお、フル充電には2時間以上かかりますので自然とスマホを触る時間が減ります。デジタルデトックスができてお得!

どうせ中身は古いOSの表記偽装だろ?と思いきや・・・

OSには卓易科技(Droi)のDroiClaw(Android 16ベース)を搭載しています(初期バージョンは1.0、記事執筆時点で1.4までアップデート済み)。

卓易科技は、HUAWEIのHarmonyOS上でAndroidアプリを動作させる卓易通を開発している企業です。

また、中国国内でしか目にしないような零細メーカーの製品や、ノーブランド品に有名企業の名前をつけて売っている製品(最近Xで見かけるPHILIPSがわかりやすい例)にしばしば搭載されているFreeme OSも、卓易科技が開発しています。

こんなクセ強スマホの記事をここまで読んでくださっている読者さんならご存じの方も多いかも?

この手の格安マイナー中華スマホの場合、設定画面の表記だけを書き換えたOSバージョン偽装が日常茶飯事です。正直なところ、本機も例に漏れず、Android 12や13が載っているのだと思っていました。

しかし、深層のシステムプロパティやカーネルを叩いてみたところ、Android 16世代の標準であるLinux Kernel 6.12でビルドされていました。

さらに、ODMやDLKMなどもAPI 36で統一されていたので、本機は確認した範囲ではAndroid 16と判断できます。

ちなみに内部データやシステムアプリのパッケージ名等には「freeme」の文字列がはっきりとあったので、DroiClawは卓易科技が育て続けたFreeme OSの進化系のようです。

そもそもGoogleが使えないぞ!

そうそう、今更ですが本機は完全中国向けモデルなので、色々と制約があります。

▼まずは言語で、日本語は非対応となっています。ただし、ADBによる簡易日本語化(一部残っているAOSPの日本語リソースを使い、日本語にできる場所だけ日本語にする)は可能で、本レビューもその状態でおこなっています。↓

次にGoogle関係です。当然ながらGMSも非搭載でGoogleサービスは利用できません。

本サイトや多くのレビュー記事で扱っているいわゆる「中国版」は、あくまでも「Google認証済だけど、Googleサービスは中国国内で使えないので無効化している」端末です。そのため、基本的にはGoogleサービスを有効化さえしてしまえば、問題なく使えるようになります。

無効化している端末は親切に自動でオンにしてくれたり、簡単にオンにできるスイッチが用意されていたりするため、私たちのような中国国外のユーザーでも利用ハードルは非常に低くなっています。

しかし、本機はGoogle未認証の端末。なので、Googleサービス関連のものが搭載されておらず、利用できませんまた、Googleサービスが使えないならYouTubeのようなGoogleアプリを使わなければよい、というわけではありません。

▼グローバル向けのアプリにはGoogleサービスを必須とするものや、一部動作にそれらのリソースが必要となるものが多く存在します。そういったアプリだと、このようにエラーが発生しクラッシュしたり起動しなかったりします。↓

そのため、私たちがまともに使うには、ゴニョゴニョして無理やり使えるようにするか、出境易のようなAndroidサンドボックスアプリを使うなどの工夫が必要となります。

※端末レビューからは逸れるのでここでは詳細を省きますが、万が一、本機を買ってしまった方や最初からGMSライセンスがない他の端末を購入してしまった方は、後者の「出境易のAndroid版」を試してみてください。出境易とは、ざっくり言うと、出境易というアプリを経由して他アプリを動作させ、Googleサービスを含むAndroidアプリを簡単に利用できるようにするアプリです。ただし、外部の仮想環境アプリを介したGoogleアカウントへのログインはセキュリティ上のリスクを伴います。試す場合は自己責任で行ってください。

ソフトウェアは完成度が高いのだが・・・

▼ホーム画面には1:1のアスペクト比に最適化された独自のランチャーを採用しています。コンパスのアイコンや歯車のアイコンなど、実家のような安心感がありますね。↓

▼コントロールセンターもAndroidデフォルトのものではなく、使いやすいタイル表示になっています。↓

▼3本指でのスクリーンショット撮影や、フローティングボタン、モノクロ表示といった基本的なカスタム機能はしっかり搭載されています。↓

3本指でのスクリーンショットは、低価格タブレットなどでありがちな、撮影時に画面がスクロールされてしまうバグもなく、かなりよくできている印象です。

また、ロック画面でクイック設定を開けなくする安全機能などもあり、正直なところ、ほとんどカスタムされていないmotorola、nubia、日本メーカーのスマホなどよりも完成度が高いです。

▼プリインストールアプリも、必要なものは一通り揃っています。それにしてもアイコンがなんというか、すごく馴染みのあるデザインですね・・・はて。↓

▼これらのプリインストールアプリは、アイコンだけでなく中身も作り込まれています。↓

・・・ところで、これらのアプリ、やけにOPPO ColorOSのアプリに似ていませんかね?🤔

▼参考までに、ColorOSのファイルマネージャー、時計、レコーダーがこちらです。↓

しかもこれらColorOSに似たUIのアプリは、本来ないはずの日本語リソースが妙に充実しているんですよね🤔

▼そして、電卓など、ColorOSに似ていないアプリは、軒並み日本語非対応です。おやおや🤔↓

卓易科技の名誉のために記しておくと、ColorOSに似たアプリのパッケージやデータを見る限り、さすがにOPPOのAPKをそのままぶち込んだわけではなく、UIを真似したクローンアプリのようです。

レビューまとめ

同じくHelio G99搭載で、1:1アスペクト比のコンパクトスマホである「iKKO MindOne Pro」の定価は約8万円。酷派 小方块(Coolpad Small Square)なら、約2.5万円。もちろんスペックやビルドクオリティ等に差はありますが、本機であれば気軽に試せる価格なので、おもちゃが欲しい方には良いかもしれません。

メインスマホどころかサブスマホにすら厳しい。でも、約2.5万円で遊べる変わり種としては十分楽しむことができた端末でした!筆者は自作アプリを組み込むなど、趣味デバイスとして今後も活用していく予定です。

■酷派 小方块(Coolpad Small Square)■

初出時価格→1,099元(約2.5万円)

 

※割引されている場合があります。リンク先で確認してみましょう。

▼京東↓

 

▼AliExpress↓

 

▼Amazon↓

 

▼楽天市場↓

 

■中古価格を調べる■

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