Tensor G2のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

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2022年に登場したハイエンドのSoC「Tensor G2」のスペック、実機での処理性能とゲーム性能、実際の動きをチェックしてみました。

なお、本記事で紹介する内容は「目安」です。スマートフォンやタブレットはSoC以外に画面の解像度、メモリ搭載量、ストレージの速度などで動作が変わってきます。

Tensor G2のCPUとGPUのスペック

SoC Tensor G2
CPU Arm Cortex-X1:2.85GHz ×2
Arm Cortex-A78:2.35GHz ×2
Arm Cortex-A55:1.8GHz ×4
GPU Arm Mali-G710 MP7

Tensor G2の処理性能

▼Snapdragonは大きく4つの性能帯に分かれています。Tensor G2最上位クラスのハイエンド帯のSoCです。

本記事で使用する製品は以下。

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Tensor G2の実機AnTuTuスコア

端末の性能を数値化するAnTuTuベンチマークで実機測定してみましょう。

▼Tensor G2の実機AnTuTuのスコアは総合スコアが838,721点、GPUスコアは236,935点、UXは201,469点となっていました。↓

Tensor G2はGoogleが開発したハイエンドSoCですが、同時期に他社からリリースされていたハイエンドSoCの代表であるSnapdragon 8 Gen 1と比べた場合にスコアは大きく異なり、どちらかと言えば一つ世代の古いSnapdragon 888+あたりに近い性能となっています。

  • Tensor G2:総合スコア約83万点、GPUスコア約23万点
  • Snapdragon 8 Gen 1:総合スコア約110万点、GPUスコア約45万点

このように同世代のSoCと比較した場合に総合的な性能は劣りますが、これはGoogleがAI向けの処理を重視したことによる側面が大きいと言われています。

Tensor G2の総合的な性能はハイエンドというよりも准ハイエンド・上位ミドルハイあたりと思っておくのが良さそうです。

UXスコアは10万点を超えると快適とされていますが、大きく上回っています。

▼以下は2025年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

Tensor G2のゲーム以外の動き

Tensor G2を搭載するスマートフォンでゲーム以外の動きをチェックしてみます。

▼ホーム画面操作、WEB閲覧(Yahoo!ニュース)、動画視聴(YouTube)の動作はこんな感じでした。動作は許容範囲でしょうか。↓

Tensor G2の検証は発売から随分と経った2025年2月に行っていますが、上記のような日常的な使い方ではとても快適な水準を保っており、まだまだ現役で使える水準です。

Tensor G2のゲーム性能

ライトな使い方は先程検証しましたが、次はゲームを試してみます。検証では重量級ゲームの代表格である原神を使います。

▼グラフィックのデフォルト設定は「中」となっていました。↓

検証では画質を「中」、フレームレートを60に設定してマップの3箇所をワープ後に4キャラ分の元素爆発を連続発動した際の高負荷状態で下限フレームレートを測定します。

なお検証結果により他ゲームでの大体の動作目安も分かります。

  • 下限30FPS未満は画質やフレームレートを妥協する必要があったり、それらを妥協しても遊べないゲームが出てくる。
  • 下限30FPS以上が出ていれば大多数のゲームは遊べるレベルで動作する。画質を妥協することで大多数のゲームは快適に動作する。(Tensor G2はこれに該当します)
  • 下限FPSが60FPSに近づくほど画質と高フレームレートを維持しやすくなる。また下限50FPSを超えるとと大多数のゲームは快適レベルで動作する。

▼原神での高負荷時下限フレームレートは30FPSとなりました。↓

発売当時からゲーム性能が高くないと評価されていましたが、ゲーム性能はミドルハイレベルと考えておきましょう。多くのゲームは快適に動作しますが、原神クラスの重量級ゲームでは高画質と高フレームレートの両立は難しいです。

Tensor G2の動作目安まとめ

Tensor G2はハイエンドSoCですが、総合的な性能は准ハイエンド・上位ミドルハイと似た性能となっています。

総合的な性能は決して低くはありませんが、ゲーム性能はハイエンドSoCとしては弱いので、原神クラスのゲームを高画質&高フレームレートで遊びたい人には向いていません。ゲームは遊べたらOKという人向けです。

Tensor G2を搭載する製品はGoogleスマートフォンのPixel 7シリーズですが、OSアップデートも長期的にサポートされています。発売から時間が経ちSoCも進化しているので2025年時点ではミドルハイ水準ですが、中古で安い製品があれば十分メインスマホとして使える水準のパワーは持ち合わせています。

Tensor G2搭載製品の一覧

Tensor G2を搭載する製品は以下です。

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