「Exynos 2600」発表!世界初2nmモバイルSoCがキター!CPU性能は39%、AI性能は113%アップ

SamsungのSoCのExynosファミリーに「Exynos 2600」というSoCが新たに加わりました。2nmプロセスで製造された世界初のモバイル向けSoCで、同業他社から一歩リードしています。

Exynos 2600の概要

▼Exynos 2600は2nmプロセス(Samsung Foundry 2nm GAA)で製造されるSoCです。先代のExynos 2500と比較して、CPU性能は39%上昇、GPUの演算性能は2倍になり、AIパフォーマンスは113%向上したとのこと!↓

Geekbench 6のシングルコアは3400点&マルチコアは11,000点とのことです。↓

CPU/GPU

CPUは10コアで、構成は以下の通り。

  • 1× C1-Ultra@3.8GHz
  • 3× C1-Pro@3.25GHz
  • 6× C1-Pro@2.75GHz

Dimensity 9500シリーズと同じく、新たに登場したArm Lumexシリーズを搭載。C1-UltraとC1-Proの間のグレードであるC1-Premiumをあえて搭載せず、高効率コアであるC1-Nanoも搭載していません。その代わり、高性能コアであるC1-Proを9コアも搭載しています。高性能コア自体の省電力性能が向上したことももちろんありますが、パフォーマンス重視の構成にできるようになったExynosシリーズの成長が感じられます。

今まで他社の最上位SoCからは1世代分遅れてきたExynosですが、今回は性能に期待ができそうです。先代のExynos 2500からはパフォーマンスが39%向上しているとのことです。

GPUはXclipse 960を搭載しています。先代比で演算性能が2倍、レイトレーシング性能が50%向上しているそうです。

NPU

NPU性能も大幅上昇し、AIパフォーマンスが先代比で113%向上しているとのことです。

メモリ/ストレージ

対応メモリはLPDDR5X、ストレージはUFS 4.1に対応しています。

ディスプレイ

解像度とリフレッシュレートは4K@120Hzに対応しています。

カメラ

最大320MPのイメージセンサーに対応し、消費電力は最大50%削減されているとのことです。

まとめ

同世代のフラグシップSoCと比較すると、どうしても性能が追いついておらずハズレ扱いをされていたExynos。今回のExynos 2600は2nmプロセスで先行できたこともあり、処理性能面ではタイマン張ることができそうな性能に仕上がっています。それ以外のスペック表だけでは分からない電力効率、発熱、通信品質など過去に問題になった点に関してどのぐらい改善できているか、今後登場する搭載端末に期待ですね!

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