スマホの週間売り上げ、Redmi Note 10 ProがiPhone SEを抑えて首位に

XiaomiのRedmi Note 10 Proが週間売り上げランキング一位に。iPhone SEが一時期でも抜かされるのはなかなかレアです。1億画素カメラとコスパが人気の理由か。

Redmi Note 10 Proが売れ筋1位！

毎週チェックしているBCNのスマートフォン 週間売れ筋ランキングですが、2021年4月12日～4月18日の集計期間でついに「Xiaomi Redmi Note 10 Pro」が一位となりました。

私が観測する限り、今年に入ってiPhone SEから首位を奪取したのは2月に25,000ポイント還元をしていたRakuten Hand一機種のみ。楽天モバイルの1年無料も合わせて記録的なセールスだった様子。

ちなみにAQUOS senseシリーズが相変わらずセールス好調な様子でお伝えしたAQUOS senseファミリーは今週もランクイン。

その他日本のメーカーは京セラと富士通がらくらくスマホでシェアを伸ばす、SONYはXperia 10 IIがランクインしているので予約受付中のIIIファミリーに期待、と言ったところ。

海外勢はOPPO・Xiaomi・Samusungが群雄割拠。近い将来、日本参入が決まったRealmeもランキングを賑わせるかもしれません。

端末名	Redmi Note 10 Pro
外観
OS	MIUI 12 Android 11ベース
CPU(SoC)	Qualcomm Snapdragon 732G
メモリ(RAM)	6GB
容量(ROM)	128GB
画面サイズ	6.67インチ
バッテリー	5,020mAh
リアカメラ	1億800万画素（メイン）+800万画素（超広角）+500万画素（マクロ）+200万画素（深度測定）
インカメラ	1,600万画素
イヤホンジャック	あり
防水・防塵	IP53
SIMカード	デュアルスロット（Nano SIM×2）
SDカード	対応
高さ/幅/厚さ	164 / 76.5 / 8.1mm
重量	193g

1億画素カメラはトレンドになるか

Redmi Note 10 Proの日本版は定価が34,800円、MVNOがやっている音声通話SIMセット購入のキャンペーン次第では実質20,000円以下で購入する事も可能なAndroidスマホ。

120Hzに対応した有機ELディスプレイ、優秀な対応電波バンド、イヤホンジャック搭載、そしてなんと言っても1億画素のメインカメラ。詳細はRedmi Note 10 Proのレビューを。欠点を強いて挙げるなら日本版はおサイフケータイに対応して欲しかった人は多そう。

正確には1億800万画素。108MPってやつです。スマホの小さい画面で見る分にはカメラの画素数なんて800万画素で十分ですが、大きく印刷したり拡大したりするならもっと高精細に記録されていないと画像ソースとして不十分。

普段使いに不満のないミドルレンジの処理性能、使いやすい仕様とUI、そこに最先端の1億画素カメラをぶっこんでくる高コスパっぷりは「ハードウェアで利益を上げない」を公言するXiaomiを体現しているかのよう。

XiaomiにしろSamsungにしろ、1億画素カメラはハイエンドモデルにしか搭載されていなかったので必然的にそれなりのお値段になっていました。しかしRedmi Note 10 Proはミドルレンジモデル。価格は前述の通りです。

もしXiaomiだけでなく中価格帯の製品群にまで降りてくるなら、1億画素のアウトカメラは今後トレンドになるかもしれませんね。次はセンサーサイズの大型化で高画質化に期待。

ただインカメラの高画素化はもう十分かな。4,000万画素とか必要なのでしょうか。アウトカメラで撮ったものを後から拡大するのは便利で楽しいですが、インカメラで汚い毛穴をズームしても仕方ない気が。