Apple、macOS 27でApp Store配信アプリの仕様を一部変更。Intel Mac利用者は要注意

Apple、macOS 27 Golden Gateのリリースに伴いApp Storeで配信されるアプリの仕様を一部変更 ー Intel CPU搭載Macを使い続けている方は要注意

Appleは9月15日にMac向けOS最新バージョン「macOS 27 Golden Gate」の一般配信を開始しました。日本でも予想よりも早い10月から利用可能となる「Siri AI」を新たにサポートします。

今回からIntel CPUのサポートが完全に打ち切られ、対応モデルは2020年11月に発表された「Apple M1」以降のApple Silicon(ARM64)SoCを搭載するMacのみに変更されています。

それに伴い公式アプリストア「App Store」におけるアプリ配信の仕様も変更されています。

Apple Siliconのみサポートするアプリの提出が可能に

App Storeでアプリを配信する場合はIntel CPUとApple Silicon両方をサポートしている「ユニバーサルバイナリ」に対応していることが必須でしたが、macOS 27 Golden Gateのリリースに伴い、App Storeでアプリを公開するための必須要件が一部変更され、Intel CPUをサポートしない、Apple Siliconネイティブアプリの配信も許可されるようになります。

開発者側の対応としては、アプリをビルド(完成させるための作業)する際に対象をARM64に設定するだけとなるため、基本的には特に大きな変更を行う必要はありません。

Intel CPU用のデータを格納する必要がなくなるので、配信されるアプリのサイズも軽量化できる点がメリットとなります。

当然その場合、Apple Silicon搭載Macでしかアプリを起動することができなくなります。

Intel Macを当面使い続ける予定の方は注意が必要。アプリによっては最新バージョンにアップデートできなくなる可能性も

基本的に2020年11月以降に販売されているMacを購入された方であれば、しばらく併売されていたMac ProやIntel 第8世代Core i5搭載Mac Miniを除いてすべてApple Silicon搭載モデルとなります。今回のApp Storeの開発者向け必須要件による影響を受けることはありません。

ただし、Intel CPU搭載Macをもうしばらく運用する方は、アプリによっては今後App Storeから最新バージョンへのアップデートが打ち切りとなる可能性もあることを考慮する必要があります。

これは、App Store以外の、WEBサイトなどで直接アプリを公開・販売している場合でも同じことが言えます。

開発者によってはmacOS 27 Golden Gateのリリース以降、OSのサポート期間が残りわずかとなっているIntel CPUのサポートを打ち切り、Apple Siliconのみサポートする方針に移行するケースも今後増えてくる可能性があります。

macOS 27(仮称)からRosetta 2が段階的に削除へ。アプリがApple Silicon対応か確認する手順

「現在Appleがサポートを行っているmacOS 3世代分のみ最新バージョンへのアップデートが可能」と明言されているMicrosoft Office/365 AppsやGoogle Chromeなどのメジャーなアプリであれば、しばらくはIntel Macのサポートも継続されるものと思われますが、Intel CPU向けmacOSとしては最終バージョンとなるmacOS 26 Tahoeのサポート期間も残り2年を切っていることもあり、macOS 27 Golden Gateのリリース以降、最新バージョンの提供はApple Silicon対応のみとなるアプリも今後増えてくることが予想されます。

まとめ

既に9月に入ってApple Silicon世代最初のモデルとなったMacBook Air(2020 M1)と同じ筐体を最初に採用したMacBook Air(2018)がApple公式修理対応の対象外となる「ビンテージ」製品に加わるなど、Intel CPU搭載Macに関しては製品そのもののサポートも縮小されてきています。

Intel CPUをサポートしているmacOSもついに2024年の「macOS 15 Sequoia」と2025年の「macOS 26 Tahoe」のみとなってしまったこともあり、今後Intel Macでのサポートを打ち切るアプリは増えてくることが予想されます。

今年に入ってMacの値段もかつての「高嶺の花」だった頃を思わせるような価格になってしまいましたし、macOS 26 Tahoeをサポートしている最後のIntel Macは第8〜10世代Coreを採用している、「まだまだ現役」なモデルが中心となっていることもあり、出来ればもう少し長く使いたいという方もいらっしゃるかとは思われますが、そろそろ乗り換えを検討した方が良さそうです・・・

画面はmacOS 27 Golden Gate GM版のもの
macOS 26.4 Tahoe以降であれば設定から現在インストールされているIntel CPU対応アプリの確認が可能

また、以前も記事で取り上げていますが、Intel CPU向けアプリを動作させるためのエミュレーション環境「Rosetta 2」についても今後、一部のゲームを除き利用できなくなる予定となっているため、Apple Silicon搭載Macを利用している方もそろそろアプリ環境の見直しが必要になる場合があります。

macOS 27 ダウンロード
Apple Siliconオンリーに移行したことでOSイメージのダウンロードサイズも一気にコンパクト化

余談となりますが、macOS 27 Golden Gateのインストールイメージ自体もIntel CPU版を同梱しなくなったことにより、ファイルサイズが約17GBから約5GBまで大幅に削減されています。

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