使ってみた本音。AIボイスレコーダー「HEADWOLF Hnote01」の実機レビュー

HEADWOLF Hnote01 アイキャッチ

タブレットなどを販売するHEADWOLFから「HEADWOLF Hnote01」というAIボイスレコーダーが登場しました。メーカーさんより試す機会をいただいたので、レビューしていきますよ!

こんなモデルでした

  • 小型で超軽量なAIボイスレコーダー
  • アプリ連携で文字起こし、話者分離、翻訳、要約、マインドマップ作成に対応
  • 文字起こしは月600分まで無料、それ以外の機能は無制限
  • 有料プランはサブスクと買い切りに対応

買う前に知っておきたいポイント

  • マグネットの位置が微妙(スマホのカメラと干渉しがち)
  • 電源オフ時に充電状態を確認できない

※検証のためYouTubeで公開されている動画(動画1、動画2)を使用しています。

価格とバリエーション

HEADWOLF Hnote01の発売時価格とバリエーションは以下の通りです。

  • 30,999円

▼最新価格や割引情報は以下からチェックしてみましょう。↓

■HEADWOLF Hnote01■

初出時価格→30,999円

 

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スペック・内容物

ストレージ 64GB
マイク 4×全指向性マイク + 1×骨伝導マイク
集音範囲:最大5〜8m
バッテリー 500mAh
20時間の連続録音、最大待機時間は40時間
サイズ 85.6×55×4.6mm
重量 53g
対応デバイス iOS、Android、HarmonyOS

▼内容物は本体、MagSafe互換金属リング、クイックスタートガイド。↓

HEADWOLF Hnote01 内容物

▼本体は小さなディスプレイと操作ボタンを備えたシンプルなデザイン。↓

HEADWOLF Hnote01 本体デザイン

▼背面はこんな感じ。マグネットを内蔵しています。↓

HEADWOLF Hnote01 背面のマグネット

▼下側面にはUSB Type-Cポートを搭載。充電と録音データの転送に使用します。↓

HEADWOLF Hnote01 USB Type-Cポート

上側面と下側面にはマイクを搭載。全指向性を4基、骨伝導を1基の合計5マイク構成となっています。

▼骨伝導マイクって何ぞ?って感じなのですが、どうやらスマホにマグネットで固定して通話を録音する際に使うものみたいです。↓

HEADWOLF Hnote01 マイク構成

薄くて軽量、マグネットは微妙

▼使っていてまず気に入ったのは、本体の小ささ。縦横はほぼクレジットカードサイズで、厚さは4.6mm、重量も約53gと軽量です。頻繁に持ち歩くものはサイズ感や重量がかなり大事なんですよね。↓

HEADWOLF Hnote01 本体サイズ

▼背面に装着するタイプのモバイルバッテリーと比較。薄さがよく分かると思います。↓

HEADWOLF Hnote01 モバイルバッテリーと厚さ比較

▼MagSafe対応のスマホや対応ケースには、背面のマグネットでピタッと装着できます。↓

HEADWOLF Hnote01 スマホに装着した様子

ただ、マグネットの位置はイマイチ。スマホやケースによってはカメラの出っ張り部分に干渉してしまいます。

▼手持ちの複数メーカーの機種とケースで試しましたが、斜めにしないと装着できなかったり、一部が浮いてしまったりすることがほとんどでした。↓

HEADWOLF Hnote01 各機種への装着テスト

もちろん問題なく装着できるスマホやケースもありますし、少し干渉しているぐらいの状態であれば振っても落ちないと擁護しておきます。とはいえ、主流な機種であるiPhoneやGalaxyでも干渉してしまうので、設計時点での詰めの甘さを感じますね。

▼本体上部にはディスプレイとボタンを搭載。↓

HEADWOLF Hnote01 ディスプレイとボタン

手元の説明書では、右側のボタンを3秒間長押しすると電源オン・オフです。電源が入っている状態で1秒間押すと録音開始・停止、短く1回押すとスリープ解除となっています。

勘の良い方ならお気づきかと思いますが・・・電源を切ろうと長押しすると、録音が始まってしまいオフになりません。

いろいろ試したところ、ボタンを3回続けて押せば電源を切れるようです(この操作で電源を入れることはできない)。これも先ほどのマグネットの位置と同じで、設計の詰めの甘さが感じられます。

▼録音中はこのような表示になります。↓

HEADWOLF Hnote01 録音中の表示

もうひとつ気になったのが、充電状態を示すインジケーターがないこと。

電源をオンにしている場合はディスプレイにバッテリー残量や充電中の表示が出るので問題ありませんが、電源をオフにしている場合は確認する手段がありません。

充電中や充電完了がわかる小さなインジケーターライトがあれば、より良かったと思います。

本体には64GBのストレージを搭載。USBケーブルでPCなどに接続すれば録音データを取り出せるので、通常のボイスレコーダーとしても利用できます。

アプリへのデータ転送はスムーズ

Hnote01の真価が発揮されるのは、専用アプリと連携してから。

録音した音声の文字起こしや翻訳、要約などが利用できるようになります。

本体とアプリを接続すると、録音データの転送が自動で始まります(オフも可能)。ユーザーがファイルを選んだりといった面倒な動作が不要なのは高評価ポイントです。

基本的にはBluetooth経由で転送されますが、大きなデータはWi-Fi接続に切り替えて高速転送することもできます。

また、本体のボタンを押す以外にアプリから録音を開始することも可能です。例えば本体を会議室の中央に置いて録音操作は手元のスマホから、といった使い方もできるので非常に便利ですね。

文字起こしの精度は十分

「AIボイスレコーダー」で最も重要なのは文字起こしの精度ですが、Hnote01は筆者としてかなり好印象です。

▼録音した音声を取り込み、テキスト化したものがこちら。「出せより」→「出すより」などの若干の修正が必要な箇所もありますが、内容をしっかり追えるだけの精度があります。↓

HEADWOLF Hnote01 文字起こし結果

話している人を判別する「話者分離」機能も搭載していますが、記事執筆時点ではベータ版となっており、実際の動作はまだ不安定でした。

特に同性同士の会話では話者をうまく分けられなかったり、同じ人が話しているのに文の切れ目で別の話者として扱われたりする傾向があるので、今後の改善に期待ですね。

文字起こしや要約作成などが可能

▼録音後のデータを処理するだけでなく、リアルタイムでの録音・文字起こし・翻訳にも対応しています。↓

HEADWOLF Hnote01 リアルタイム文字起こし画面

▼発音も特に意識せず普段どおりに軽く話してみましたが、喋ったままの文字起こしが生成されました。↓

HEADWOLF Hnote01 話したままの文字起こし

「精度」が「制度」になるなどの同音異義語の取り違えはしばしば見られます。それでも、「ガルマックス」のような固有名詞もうまいこと拾ってくれるのは、正直結構驚いています。

筆者が検証した範囲では、話していない内容を勝手に補ったり、発言を大きく書き換えたりする挙動がなかったのも嬉しいポイント。

文章を改変して整えてしまう文字起こしシステムも時々見かけます。読みやすくはなりますが、誤った修正がされていないかの確認を念入りに行う必要があり、逆に不便なんですよね。

ただ、「えー」「あのー」といったフィラーは除去できないので、これについてはオプションで選択できるとベストかなと思います。

▼翻訳機能も搭載。英語、中国語、日本語など複数言語で試してみましたが、最近のGemini搭載の高精度なGoogle翻訳には及ばないものの、十分実用的なレベルに達していると思います。↓

HEADWOLF Hnote01 翻訳機能

▼リアルタイム翻訳は録音済みデータの翻訳より品質が劣りますが、その場で内容を咀嚼する程度であれば問題ありません。↓

HEADWOLF Hnote01 リアルタイム翻訳

▼要約ではシーンに合わせたテンプレートを選択でき、会議や通話などに最適化できます。↓

HEADWOLF Hnote01 要約テンプレート選択

HEADWOLF Hnote01 要約画面

なお、使用できるAIモデルはSparkDesk(詳細なモデル番号不明)、DeepSeek V4 Pro、Qwen3.6、GPT-5.4 miniとなっています(記事執筆時点)。

日本語の精度を踏まえると、基本的にGPT-5.4 miniかDeepSeek V4 Proを使うのが無難かなと思います。

▼内容をもとにマインドマップを作成する機能も搭載。話題同士のつながりを見渡せるのは、正直かなり便利です。↓

HEADWOLF Hnote01 マインドマップ

▼各種データの出力にも対応しています。↓

HEADWOLF Hnote01 データ出力画面

ただし、書き起こしテキストには話者やタイムスタンプなどの情報が一切含まれません。マインドマップもMarkdown形式でしか出力できず、アプリ上で表示されるような図は書き出せないなど、改善が必要な箇所もあります。

アプリ全体を通して、必要な機能は押さえられているものの、細かな作り込みの甘さを感じました。

▼例として、設定から「出荷時リセット」を押すとポップアップが表示されますが、困ったことにキャンセルボタンがありません。中止するにはアプリをタスクキルするしかありません。↓

HEADWOLF Hnote01 出荷時リセットの確認画面

また、アプリ内の表示テキストはすべて日本語対応しているものの、不自然な箇所が目立ちます(音声の翻訳精度と比較すると圧倒的に低品質)。さらに、日本語フォントではなく中華フォントが使われているのも気になりますね。

これらについてはメーカーさんにも共有しておいたので、今後のアップデートでの改善に期待したいです。

文字起こしは毎月600分まで無料

Hnote01の文字起こしは、毎月600分まで無料となっています。文字起こし以外の全機能は制限なく無料とのことです。

▼600分を超えて文字起こしを利用したい場合は、サブスクリプション契約をするか、永続ライセンスを購入する必要があります。↓

HEADWOLF Hnote01 有料プランの価格
※画像の日本円表記(赤文字)は、記事執筆時に筆者がGoogle Playストアで確認した価格です。為替やアプリストアによって変動する場合があります。

継続課金(サブスク)だけでなく買い切りプランも用意されているのはありがたいですね!

クラウドで処理する以上、サーバーやAIのAPI料金などの継続的なコストがかかることは理解しています。それでも、機器を買ったのにその後も払い続ける必要があるのは、ムズムズするんですよね。

なので筆者としては、買い切りを選べるのは高評価ポイントです。

また、サブスクプランも複数あるように見えますが、あくまでまとめ払いの違いだけで、プランは1種類とシンプルなのも魅力。競合機種では複数プランが用意され、基本プランは機能制限があったり、上位プランは毎月数千円かかったりと出費がかさむケースも見られます。

そのため、複雑ではないというのは十分選ぶ理由になり得ると思います。

向いている人・向いていない人

向いているのは、手軽に使えるAIボイスレコーダーが欲しい人。

薄型軽量で持ち運びやすく、録音データのアプリへの転送もスムーズです。毎月600分の無料枠で足りる人はもちろん、継続課金を避けて買い切りプランを選びたい人にも候補になると思います。

向いていない人は、機密情報が含まれる会議などを録音したい人。

文字起こしや翻訳などはクラウドで処理されるので、録音内容を外部に送信することになります。

暗号化とプライバシー保護がされているとは明記されていますが、競合製品にはローカルでの処理に対応したものもあるので、他製品とも比較したいところです。

レビューまとめ

HEADWOLF Hnote01 レビューまとめ

薄型軽量なので、対応するスマホやケースに装着して一体で持ち歩けるのは便利。文字起こしや翻訳、要約の精度も、筆者の用途では十分実用的でした。

一方、マグネットの位置や充電状態の分かりづらさなど、「初代」らしい改善点も目立ちます。

また、文字起こしについては毎月600分の無料枠があり、必要になれば買い切りプランも選べるのは魅力です。まずは無料枠で使ってみて、足りなければ有料プランを検討するのが良さそうですね。

■HEADWOLF Hnote01■

初出時価格→30,999円

 

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