レビュー：ゲオの光学3倍ズーム対応4Kデジカメ（BM-ODC01）を試す
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ゲオが満を持して投入した最新デジカメ「光学3倍ズーム対応4Kデジカメ（BM-ODC01）」が気になって購入しました。お値段10,978円。実際に使ってどうだったかレビューでまとめていきます。
見た目はデジカメ、漂うドラレコ臭
▼パッケージはこんな感じ。しっかり日本語パッケージになってますが開封したら懐かしい中国の香りがしました。↓
▼付属品はこんな感じ。無駄に豪華な感じがチャイナっぽくて良い感じですな。記録はmicroSDを使いますが付属してないので用意しておきましょう。↓
見た目は完全にデジカメ。前モデルはレンズむき出しだったようですが、今回のモデルは電源オフ時にちゃんとレンズを保護してくれます。素晴らしい。
▼質感はザ・プラスチックという感じで超チープだけど、アホみたいに軽いです。↓
ただ・・・どことなく臭うんですよね。ドラレコ臭が。
▼例えばメニューボタンの画面表示。左下にありますねぇ。↓
ドラレコみたいに画面下に操作ボタンが並んでいたらこのUIで正解だと思うんですけど・・・臭いますな。
▼あと充電するときは本体側面のUSBポートから充電できるんですが、通電するとブィーンと自動で起動します。なんだかドラレコみたい！↓
▼極めつけはこれ！ループ録画に対応！↓
ループ録画はドラレコで必須の撮影モードなんですよ。
ドラレコでは常に一定時間を記録できるようになってます。イメージとしては1ファイル大体5分くらいで分割保存され、microSDの容量がいっぱいになると一番古いファイルを消して容量を確保しながら新しい映像を記録する感じ。
これはもう中身は絶対ドラレコだわ笑
懐かしさを感じるエモい写真が撮影できる
最近はエモい写真を撮影するために、あえて古いスマホのカメラで撮影するのが流行ってますが、本機もそのノリで撮影するのが正解。
▼撮影した写真はこんな感じ。なかなか味のある写真が出てきました。色々とエフェクトが用意されているので撮影自体はめっちゃ楽しかった！↓
▼エフェクト無しはこんな感じの画質。↓
心得ておきたいのは基本的に撮影に失敗するということ。
▼AFは搭載しているけれど、ピントが合うまで結構時間がかかります。あとピント合わせ時にメカニカルなガガガっという音がでます。ピントは全然合いません。↓
ゲオの光学3倍ズーム対応デジカメ（BM-ODC01）のAFスピードはこんなもん pic.twitter.com/XLm8NfrDDG
— GARUMAX (@GaruJpn) July 26, 2024
▼ズーム時もブィンブィンと音が出ます。動画撮影時もこの音は記録されちゃいます。↓
ゲオの光学3倍ズーム対応デジカメ（BM-ODC01）の倍率変更は音がなかなかに煩い pic.twitter.com/msKBd9iCKd
— GARUMAX (@GaruJpn) July 26, 2024
また、ウリの綺麗に撮影できる光学3倍ズームは、綺麗に撮れないです。
そもそもピントが甘すぎるので、基本はピンボケ。3倍になろうが傾向は変わらんので綺麗に撮るのは無理ですな。以下はピント絶好調な部類の写真。
▼1倍↓
▼2倍↓
▼3倍↓
まあカメラとしては粗だらけだけど、これはこれでめっちゃ楽しくて仕方ないです。動作音も画質もなんだか懐かしく感じるところにグサッと刺さってます。
子供の頃に親父のフィルムカメラを借りて撮影して、「ちゃんと撮れてるのかな？」とドキドキしながら現像した写真の入った紙袋を開けるあの頃の記憶がブワッと蘇りました。
今のようにテキトーに撮影しても綺麗に撮れるスマホとはまた違った楽しさがありますねぇ。エモい感じに撮れた写真を眺めながら呑む酒はウメェです。
完全に玩具なので過度な期待は禁物
使い勝手や画質で言えば、9年ほど前に購入したCanon IXY160に惨敗。なので簡単に綺麗な写真が撮れるデジカメが欲しいなら一流メーカーの中古を買ったほうが良いに決まってますね。
上のカメラはガルマックスの運営を始めた頃に製品撮影用として購入したものなんですが、この頃でも新品価格は1万円くらいでしたからね。
僕はゲオのBM-ODC01を玩具として買ったので良いんですけど、品質は予想通り、そして皆さんお察しの通りなので過度な期待はしないように！
光学3倍ズーム対応4Kデジカメ（BM-ODC01）まとめ
分かっちゃいたけれどデジカメとしてはお粗末。でも玩具としては凄く楽しめてます。
とにかく軽いのでポケットに突っ込んで、何も考えずに色々撮影。デジカメの利点であるその場での写真確認もせず、自宅に返ってからmicroSDをPCに挿して、「どんな写真が撮れてるかな？」と酒飲みながら見てます。これが地味に楽しい笑
スマホとはまた違った味のある写真を撮影できるので、そういった楽しみ方ができる人は面白い玩具になりそう。
一方で、簡単・綺麗に撮影できるデジカメが欲しくて手を出すと金をドブに捨てることになります。
簡単に綺麗に撮れるカメラを探している人にとっては質感も画質も10,000円の価値はまったく無いので、普通のデジカメが欲しいならちゃんとしたメーカー品を買いましょう。
