「軽量版Windows」はライセンス的にブラックに近いグレー!ダウンロードはオススメしません

あえて実名は出しませんが、数年前からMicrosoft Windows 10/11の公式OSイメージを改変し、不要なコンポーネントや標準アプリなどを削除した「軽量版Windows」のインストールイメージが配布されています。
国内外のガジェット系メディアでも定期的に紹介されていますが、こうした改変版WindowsにはOSのライセンス(プロダクトキー)こそ含まれていないものの、内容としては「ブラックに近いグレー」なソフトウェアです。
そのため、紹介記事を見かけたとしてもダウンロードはオススメしません。
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「軽量版Windows」のISOイメージはブラックに近いグレーなソフトウェア
「改変版Windows」のインストールイメージには、正規版ソフトウェアとして利用するためのライセンスは含まれていないため、いわゆる「海賊版」には該当しません。
▼この手の「無断改変」Windows 11は大体アーカイブサイトのInternet Archive経由でISOイメージが配布されています(画像は一部加工してあります)↓

ただ、Microsoftが提供しているソフトウェアを無断で改変したイメージを配布しているため、法的にはかなり「ブラック」に近いグレーなソフトウェアとなります。
Windowsの不要なコンポーネントや標準アプリを削除して軽量化するインストールイメージのカスタムツールは、それこそWindows 98がリリースされた1998年頃から存在しています。
これらのツールはMicrosoftが販売・配布している公式OSインストールメディアをユーザーが別途用意する必要があるのに対し、「改変版Windows」の場合は改変済みのOSデータが格納されたISOイメージそのものを配布しています。
そのため、Microsoftのライセンス条項に記載されている「ソフトウェアの公開・複製の禁止」や「リバースエンジニアリング・逆コンパイル・逆アセンブルの禁止」などに抵触します。
また、無断改変された「軽量版Windows」は英語版がベースの場合が多く、Microsoftが公式配布しているWindows 11なら対応している日本語ロケールの追加に必要な機能が削除されているかもしれません。
悪意のあるコード・マルウェアが同梱されているリスクも・・・
“今のところ”そのような事象は発生していないようですが、この手の「無断改変ソフトウェア」には、情報漏洩や犯罪の「踏み台」にされる原因となる悪意のあるコードやマルウェアが含まれているリスクもあります。
そのような事象が発生しても、Microsoftはもちろん、PCを製造しているハードウェアメーカーも責任を負いません。
「本来の形で」インストールされていないため、Microsoftの公式テクニカルサポートを受けられなくなる可能性も
サポートが継続している大型アップデートが適用された正規のWindows 11を利用している場合、ユーザーは有償・無償で提供されている公式テクニカルサポートを受けられます。
ただ、「本来インストールされる機能をあらかじめ削除した状態で配布されている、ライセンス違反の無断改変版Windows」を利用した場合、すべてのサポートが受けられなくなるおそれがあります。
当然「無断改変された」OSなので、将来的にライセンス認証が外れてしまって正規版OSとして利用できなくなったり、更新プログラムを受け取れなくなったりするリスクもあります。
まとめ
基本的にこの手の「無断改変系」ソフトウェアは、法的にグレー、またはブラックであることがほとんどです。
場合によっては悪意のある人間に個人情報を抜き取られたり、犯罪の踏み台にされたりするリスクが大きいため、知名度のあるガジェットメディアは本来、取り上げるべきではありません。
▼インストールメディアからカスタマイズするにせよ、インストール後にカスタマイズするにせよ、Microsoft公式サイトからダウンロードした方が安全です↓

ただ、残念ながらライセンス周りの認識が甘くなってきた現在だと、さも問題がないソフトウェアのように取り上げている場所が国内外を問わず増えてきているような気がします。
Windowsの最適化については前述の通り、「公式の」インストールメディアを使ってあらかじめ不要なコンポーネントを削って軽量化するためのツールが多数公開されています。
OSのインストール後も設定できる項目がほとんどなので、リスクを冒してまで、今回取り上げたWindows 10/11の無断改変版ISOイメージをダウンロードする必要はありません。
