古いデスクトップアプリ版iTunesは要注意!Windows 11 24H2以降は一部機能が利用不可に

古いiTunesを使っている人は要注意 ー Windows 11 2024 Update (Version 24H2)以降、デスクトップアプリ版iTunesがインストールされている環境で一部機能が利用不可に

Windowsユーザーで、iPhoneやiPadの管理に「iTunes for Windows」を利用している方も多いのではないでしょうか。

2024年10月にリリースされたWindows 11 2024 Update(Version 24H2)以降のバージョンでは、OSのセキュリティ機能が強化され、環境によってはiTunesの利用時にエラーメッセージが表示される場合があります。

従来のデスクトップアプリ版iTunesでのみ発生

原因は、同梱されている「Bonjour for Windows」によるものです。

iTunes for Windowsには、Microsoft Storeで配信されている「UWPアプリ版」と、Apple公式サイトのサポートページで配布されている従来の「デスクトップアプリ版」が存在しています。

▼Microsoft Storeで配布されているUWPアプリ版iTunesには、そもそもBonjour for Windowsが同梱されなくなっているため、「ローカルセキュリティ機関の保護」によるブロックは発生しません。↓

UWPアプリ版iTunes for Windows

このうち「デスクトップアプリ版」には、iPhoneやiPadなどのApple製品とWi-Fi経由でデータのやりとりを行うためのソフト「Bonjour for Windows」が同梱されています。このソフトは単体でも、Apple公式サイトからダウンロードできます。

ただ、公式からの明言はされていないものの、2011年以降は脆弱性の修正やバグフィックスを除いて実質的なメンテナンスは行われていません。

公式にサポートされているOSも「Windows XP SP3、Windows Vista、Windows 7」までとなっています。

それでも、これまでのWindows 10やWindows 11 2023 Update(Version 23H2)までは特に問題なく動作していました。

Windowsセキュリティの「ローカルセキュリティ機関の保護」が有効になり、Bonjourがブロックされるように

この機能は、Microsoftの署名がないドライバーやプラグインが、ローカルセキュリティ機関(LSA)に読み込まれるのを防ぐものです。Windows 11 2024 UpdateからはOSのセキュリティ強化のため、デフォルトで有効となりました。

「Bonjour for Windows」には、実行に必要な署名が書き込まれていません。

そのため、デスクトップアプリ版iTunesを導入している環境では、「このモジュールはローカルセキュリティ機関への読み込みをブロックされています」という警告メッセージが表示されるようになりました。

この状態でもiTunes for Windows自体は動作しますが、Bonjour for Windowsに依存しているWi-Fi同期などの機能は利用できなくなります。

保護の解除も可能だが、UWPアプリ版iTunesや「Apple Music」「Appleデバイス」への移行を

「Bonjour for Windows」自体は前述の通り既にメンテナンスが実質終了しています。

今後、Appleがローカルセキュリティ機関の保護で許可されたドライバーとして動作させるための認証登録を行うことはないと思われます。

ただ、ソフト自体は悪意のあるものではないため、Windowsセキュリティの「コア分離」設定から「ローカルセキュリティ機関の保護」を無効にすれば、ブロックを解除して使うことは可能です。

とはいえ、この保護機能を無効化してしまうと、悪意のあるプログラムがLSAに入り込んだり、サインインに使う認証情報が盗まれたりするリスクが高まります。

▼「ローカルセキュリティ機関の保護」を無効化すれば、Bonjour for Windowsを引き続き利用することはできますが、認証情報の盗難などのリスクが高まるため無効化はおすすめしません・・・↓

LSA

そもそもデスクトップアプリ版iTunes for Windowsは、古いビデオカード(GPU)を利用しているユーザー向けに配布されているものです。UWPアプリ版iTunesだと互換性の問題が発生してしまうためです。

▼デスクトップアプリ版iTunesはあくまで古いGPUを利用しているユーザー向けに公開されているため、今から新規導入する必要はありません。↓

iTunes for Windows

そのため、可能であればUWPアプリ版iTunes for Windows、あるいは後継ソフトの「Apple Music」や「Appleデバイス」アプリへの乗り換えをおすすめいたします。

また、「Bonjour for Windows」についてはApple純正アプリだけでなく、古いアプリやプリンターのドライバーに同梱されている場合もあります。

そのため、Windows 11 2024 Updateに更新してからWindowsセキュリティの警告がいきなり表示されるようになった方は、一度インストールされているアプリを確認してみると良いかもしれません。

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