Windows 11に搭載されたシステム復元機能「クイック マシン リカバリー」を解説!
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Windows 11 2024 Update(Version 24H2)/2025 Update(Version 25H2)を対象に昨年12月の更新プログラムから一般ユーザー向けにも展開が始まった新機能「クイック マシン リカバリー(QSR)」を解説していきます。
システムファイル破損などによる重大レベルの不具合を修正してくれる機能

先日紹介した「ポイントインタイムリストア」と同じく、システムが起動しなくなってしまった際に自動的に修復してくれる機能となりますが、「クイック マシン リカバリ-」の場合システムファイル破損による深刻な起動エラー…具体的には「OSを立ち上げようとしても即ブルースクリーンが表示されてしまい、セーフモードすら起動出来ない」といった状態になってしまった場合に活躍してくれます。
仕組みとしては回復パーティションに格納されているシステムのリカバリーやメンテナンスに必要なツールが含まれている最小限のOS環境「Windows RE」からネット経由でトラブルになっている原因を確認した上で最適な修復手順を実行してくれます。
Windows RE環境で利用できるトラブルシューティングツールとしては、「スタートアップ修復」が用意されていましたが、こちらはオフラインで一般的に起こりうる不具合の修正のみ行うため実行しても結局問題が解決しないことも多々あったのに対し、「クイック マシン リカバリー」は必要であればクラウドベースで必要なシステムファイルのダウンロードなども行ってくれるため、システムを正常起動出来る状態まで復旧してくれる確率が高くなっているのが特徴となります(残念ながら100%修復できるわけではありませんが・・・)
注意点等

「クイック マシン リカバリー」は、基本的には回復パーティションなどに格納されているWindows RE環境から起動して利用する形となります。
メーカー製PCの場合はあらかじめ無線LANドライバーなども組み込まれている場合がほとんどとなりますが、ユーザーが1からWindows 11をクリーンインストールした場合、Windows REイメージに必要なドライバーが組み込まれていないため、環境によってはそもそも「クイック マシン リカバリー」を利用できない場合があるので、この点も注意が必要です。
Windows REのベースになっている「Windows PE」というOS自体最小限のドライバーしか同梱していないため、有線イーサネットアダプターであればIntelやRealTekなどのメジャーメーカーの製品であれば利用できますが、無線LANアダプターの場合ユーザー自身でWindows REイメージにドライバーを組み込まない限り利用できないケースがほとんどとなります。Windows REイメージへの無線LANアダプターのドライバー追加についてはコマンドライン操作が必要となるものの、手順自体はそこまで難しくないので別途記事を用意して紹介する予定です。
まとめ

Windows RE環境にはOSが正常起動しなくなった際に活躍する修復用コマンドが多数用意されていますが、MS-DOSやLinuxなどCUI(コマンドライン)ベースのOSに触れたユーザーでないとそもそも対応が難しい上、従来の「スタートアップ修復」だと、結局正常起動できる状態に修復できないケースも多々ありました。
インターネット経由から最適な対応方法を検索した上で必要であればWindows Update経由で正常なシステムファイルをダウンロードした上でシステム修復を行ってくれる「クイック マシン リカバリー」は先日紹介した「ポイントインタイムリストア」共々トラブルが発生した際にいろいろ活躍してくれると思います。
