中華スマホにGoogle Playストアをインストールする手順

この記事ではGoogleサービスの入っていないスマホにGoogle Playストアを導入する手順をまとめております!

Googleサービスが搭載されていないスマホも多数あり

Androidスマートフォンには、たいていGoogle Playを始めとしたGMS(Google Mobile Survise)が搭載されております。

しかし中には例外として、最初からGoogle PlayストアなどGoogleサービスが入っていないモデルもいくつかございます。たとえば制裁を食らってGMSを非搭載にしたHUAWEIとかそうですね。

ですがHUAWEI以外にも、中国メーカーの中国国内向けモデルの多くも、Googleサービスが非搭載のモデルもあるんです。

例えば以前レビューしたVivo iQOO Neo3。ハイエンドで4万円というぶっ飛んだコスパのモデルでしたがGMS非搭載だったんです。そのため、いつもどおりに使えるまでに漕ぎ着くのがとても大変でした(´・ω・`)。

Vivo iQOO Neo3のレビュー!AnTuTu59万で約4.4万円!高コスパだけど敷居は超高かった!

ちなみに販売サイトによってはGoogle非搭載モデルであっても、ストア側でGoogleサービスを導入してくれる所もございます。この場合は最初からPlayストアが入っているため、ほぼいつもと同じ感覚で使えるので実に助かりますね。

Googleサービスが非搭載だと、実はけっこう大変!

Googleサービスが非搭載だと主にGMSサービスアプリとして導入されているサービスが使えなくなります。メジャーなのが以下のアプリ。これらのアプリが入っていないため、使いたければ別途で導入する必要が出てきます。

  • Google Playストア
  • Google マップ
  • Google フォト
  • Gboard
  • Google Chrome
  • Google レンズ
  • YouTube

で、「入っていないんだったらさっさとダウンロードすればいいじゃない」って思うかもしれませんが、ダウンロードするにも「どこからダウンロードすればいいのかわからない」なんて状態になるのが現実。知識もマップもガイドも無しに海外渡航するようなもんです。

Googleアプリが一切ないRealme Q2 5Gのホーム画面

さらに「中国モデルのブラウザも九割九分九厘が中国語」「中国仕様のキーボードでアルファベットも打ちにくい」「やっとこさ検索しても、検索結果に出てこない」という泣きっ面にハチ状態に(´×ω×`)。

ダウンロード方法はあってもリンクは出てこない

慣れたマニアなユーザーさんならまだしも、初めてGMS非搭載モデルを触った人や一般のユーザーさんにとっては敷居が高いんですよね。

アプリストア「APKPure」を使ってGoogle Playを導入しよう

Googleサービスを導入するにはどうすればいいのか。結論から言うと、Google Playストアさえ導入できればゴールです。Playストアをインストールさえできれば芋づる式にGmail、YouTubeなど各種GMSサービスもダウンロード出来るようになるんです!

当記事ではアプリストア「APKPure」を用いて解説します!このストアは日本語対応、アプリの数も豊富で、専用のアプリも用意されており自動更新にも対応。Google Playのアプリもダウンロードができるんです。

Google Playで検索すれば見事ヒットする

偽物、セキュリティリスク、アプリバージョンに注意

ここで注意点。

今回紹介するAPKPureも含めて、Google Play以外のアプリストアは、Googleの正式サービスではない野良のアプリストアとなります。そのため、悪意のあるサイトであれば偽アプリやウイルスをダウンロードしてしまうリスクもある、という点には注意しましょう。

また野良アプリストアから入手できるアプリのバージョンは必ずしも最新とは限りませんので注意。APKPureの場合はバージョンを常に最新にしてくれますが、チェックは欠かさないようにしましょう。

なお、HUAWEIスマホに関してはこの方法で導入出来るかは不明です。今までは様々な方法を駆使してでもHUAWEIスマホにGMSサービスを導入できなかった事例もあったので望み薄ですが…(´・ω・`)

Google Playストアのアプリの導入手順

GMS非搭載モデルにPlayストアを導入するには「Google PlayのAPKファイル」をダウンロードし、スマホから手動でインストールする必要があります。APKファイルのダウンロードおよびインストールの手順はPC経由とスマホ経由の2通りあるのでご紹介。

なお今回はRealme Q2 5Gの中国国内モデルを使います。このモデルはミドルハイで5G対応なのに2万円台で手に入るという高コスパなモデルですが、Googleが非搭載となっております。

PC経由でインストールする手順

手順の流れは以下の通り。

①PCから「APKPure」にアクセス
②「Google Play」と検索してAPKファイルをダウンロード
③スマホとPCを接続、スマホ内にPlayストアのAPKファイルをブチ込む
④スマホからAPKファイルを実行しインストール

PCを持っているユーザーさんなら断然オススメなのがこの方法。アカウント作成が必要なVivoスマホ、プリインストールされているストアにGoogle Chromeなどが出てこない場合にも有用です。

▼やり方はカンタン。PCのブラウザでAPKPureのサイトに飛び、Google PlayストアのAPKファイルをダウンロードするんです。直接アクセスするならAPKPure – Google Play Storeをクリック↓

▼PCにダウンロードし終えたら、スマホとPCをUSBで接続します。エクスプローラー内にスマホの名前が出てくるので開き、さきほどダウンロードしたPlayストアのAPKファイルをスマホにドラッグ&ドロップしてコピーしましょう。↓

▼コピーしたらスマホのファイルマネージャーアプリからAPKファイルを開きます↓

▼開いたら「インストール」→「アプリを開く」とタップすればインストール出来ます。これで導入は完了です。↓

別のスマホ経由でインストールする手順

手順の流れは以下の通り。

①旧スマホで「APKPure」にアクセス
②「Google Play」と検索してAPKファイルをダウンロード
③新旧両方のスマホのBluetoothをオンにする
④旧スマホでダウンロードしたAPKファイルを共有、Bluetoothを選択
⑤Bluetooth画面一覧から新しいスマホを選択して送信
⑥新スマホでAPKファイルを起動してインストール

PCがなくても、もし機種変前のGoogle搭載の旧スマホを持っているのであれば、その旧スマホでAPKPureに行き「PlayストアのAPK」をダウンロードして、そっくりそのままBluetoothなどで送信するという手もあります。

要するに、PCの代わりに旧スマホを使う、ということになります!Bluetooth送信速度が早いわけではないので1~2分ほど送信に時間がかかりますが、一番手軽で手っ取り早い方法ではありますね。

▼まずは新旧二台のスマホを準備。↓

▼旧スマホでChromeなどのブラウザでAPKPureを検索して、APKPureからPlayストアをダウンロードしましょう。直接アクセスするならAPKPure – Google Play Storeをタップ↓

▼旧スマホでAPKPureからPlayストアのAPKをダウンロードしたら、Bluetoothで共有しましょう。共有画面で「Bluetooth」→「送信先のスマホを選択」すればAPKファイルが送信されます!↓

送信元の旧スマホ(Xiaomi Mi 9T)

▼こうすれば送信先の新スマホからAPKファイルを開くだけでインストール可能。ファイルマネージャーアプリからAPKファイルを開きます↓

▼開いたら「インストール」→「アプリを開く」とタップすればインストール出来ます。これで導入は完了です。↓

Vivoスマホの場合はPCか旧スマホが必須

Vivoスマホの場合は、サードパーティー製アプリからインストールする際にVivoアカウントの作成・ログインが求められる面倒な仕様になってます(2020年6月にVivo iQOO Neo3で確認)。

Vivo iQOO Neo3

この画面からアカウントを作成する場合は電話番号の入力が必要なんですが、エリアコードに日本が入っていないためスマホ単体でアカウント、外部アプリの導入はかなり厳しいです。

ブラウザ上からVivoサイトにアクセスしてアカウントを作成する場合はメールアドレスのみでアカウントが作成できるんですが、純正ブラウザだと中国語オンリーだしまともに検索結果が出てこない欠陥仕様。

そのため基本的にPC、別のGoogle対応のスマホ上でアカウント作成するのがオススメです。アカウントを作成してログインすれば、上記の方法でインストールすることができます。

Vivo iQOO Neo3

コスパの良い中国モデルを使いこなそう

Realme Q2 5G

一見手間がかかる作業ではありますが、Google PlayのAPKファイルを一度手に入れればあとはとてもカンタン。PCや外部ストレージなどにAPKファイルを保存すれば、以降はそのファイルを直接移してインストールするのみです。

ただしバージョンが古くなると使えなくなる可能性があるので、APKと公式のバージョンのチェックは定期的に行っておきましょう。

Vivo iQOO Neo3しかりRealme Q2 5Gしかり、コスパがとてもいい中国モデルはこういった部分が落とし穴になってきます。

逆に言えば慣れてしまえば少しの手間をかけてでもコスパ良好で高性能なモデルをバシバシ使っていけるということになるので、未知の世界である中国モデルのスマホに手を出してみたい!って方は是非とも参考にしてみてください!

あと、中華スマホは基本的に技適未取得の製品が多いので、実験的に試したい!って方は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度での申請もお忘れなく!

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