SH-M04性能評価とSH-M02との比較!スペックがドドーンと向上!
シャープが新世代SoCを搭載したミドルスペックのSIMフリースマートフォンを発表しました。
シャープでは前モデルのSH-M03もリリースしていますが、性能帯が異なるモデル(SH-M03はハイスペックに分類される)なので、どちらかと言うとミドルスペックのSH-M02の後継機的な位置付けです。
という訳で、今回はシャープの新旧ミドルスペックスマートフォンの比較も交えてお届けします!
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SH-M04の価格と発売日。
SH-M04の価格は29,800円(税込32,185円)。
ちなみにSH-M02は価格.comで32,184円。この様に新製品がポンポコ出て来るSIMフリースマホでは「旬」を知っておかないと同じような価格で性能が雲泥の差ということもあるので気をつけたいポイント。
発売は2016年12月と少し先です。出来れば発表から発売までは1ヶ月以内に収めてほしかった所。最近、発表から発売までの期間が数ヶ月かかる場合もありますが、消費者視点だとモチベーションが下がって物欲センサーが働かなくなる可能性が高いですもんね。。。
SH-M04は旧モデルより2世代進んだSoCを搭載!
ポイントは「新世代のミドルスペックSoCを搭載したこと」です。早速スペック表を確認してみましょう。
項目 | SH-M04 | SH-M02 |
---|---|---|
OS | Android 6.0 | Android 5.0 |
SoC | Snapdragon 430 1.4Ghz×4 1.1Ghz×4 8コア | Snapdragon 410 1.2Ghz×4 4コア |
メモリ | 2GB | 2GB |
保存容量 | 16GB | 16GB |
SDスロット | microSDXC (最大256GB) | microSDH (最大32GB) |
液晶 | 5型HD (1280×720) IGZO液晶 | 5型HD (1280×720) |
背面カメラ | 1,310万画素 F値2.2 | 1,310万画素 |
前面カメラ | 500万画素 広角レンズ 焦点距離24mm | 210万画素 |
対応バンド | 追記予定 | LTE Band1(2GHz) Band3(1.7GHz) Band19(800MHz) Band21(1.5GHz) 3G Band1(2GHz) Band6(800MHz) Band19(800MHz) |
Simサイズ | NanoSIM | NanoSIM |
DSDS | ☓ | ☓ |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
VoLTE | ○ | ○ |
防水 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX7 |
防塵 | IP6X | ☓ |
おサイフ機能 | ○ | ○ |
ワンセグ | ☓ | ☓ |
赤外線 | ☓ | ○ |
バッテリー | 2,700mAh | 2,450mAh |
充電端子 | MicroUSB | MicroUSB |
サイズ | 縦143mm 横71mm 厚さ8.3mm | 縦134mm 横71mm 厚さ9.9mm |
重量 | 138g | 145g |
カラー | ホワイト ネイビー レッド(楽天専用) | ホワイト レッド(楽天専用) |
対応バンドに関しては探し回ったのですが確定的な情報が見当たらなかったので後日追記予定。
一応、ドコモ系回線網を利用するMVNOの楽天モバイルとBIGLOBE SIMでSH-M04の取扱を表明しているので、ドコモ系回線網では利用可能ということで捉えています。
新ミドルSoCでパフォーマンスアップ!
前モデルのSH-M02はSnapdragon410を搭載していましたが、新型のSH-M04は2世代進んだSnapdragon430を搭載!
AnTuTuベンチマークのスコア的には前モデルが23,000点~24,500点前後、新モデルでは40,000点~43,000点前後となっており大幅に性能が向上している事が分かります。
去年の10月に購入したNexus5X(当時はハイスペックモデルとして登場したSnapdragon808を搭載したSIMフリースマートフォン)の実機レビューでAnTuTuベンチマークを測定した際に43,726点だったので、新世代のミドルスペックSoCは旧世代のハイスペックスマートフォンに迫る性能ですね。
SH-M04の特徴。
SH-M02と比較してSH-M04はどの様な特徴があるのかまとめてみました!
SH-M04は薄く軽量!
旧モデルのSH-M02では厚さが9.9mmで発売当初でもかなり分厚いスマートフォンでしたが、SH-M04ではかなりスッキリしましたね。縦幅は大きくなりましたが薄く軽量となりました。
あと、カバーを付けない派の方にも嬉しいストラップホールも付いてます。
ようやくIGZO液晶搭載!バッテリー持ちが良い!
これ、結構ポイント高いですね。
SH-M02はIGZO液晶ではありませんでしたが、SH-M04ではやっとミドルスペックSIMフリースマートフォンでIGZO液晶を搭載。
スマートフォンって液晶の点灯で結構バッテリー容量を消費してしまうので、省電力なIGZO液晶を搭載することにより待機状態ではなく、実際にスマートフォンを利用する実働時間が長くなります。
これは、「液晶アイドリングストップ」機能により、アプリやコンテンツにより画面の更新頻度を自動調整してくれるので、無駄な電池消費をグッと減らしてくれるからなんですね。
しかも、バッテリー容量も約1割アップしているので、バッテリー持ちはかなり向上した印象です。
防水だけでなく防塵にも対応!
SH-M02でも防水は対応していましたが、SH-M04では防塵にも対応しました。
もちろんキャップレス仕様となっているので、昔の「キャップしなければ防水機能が失われる」ということもなく、キャップ仕様のようなパッキンの交換などもないメンテナンスフリーな防水です。
防塵も最高ランクのIPX6に対応したので砂埃の多い場所でも気兼ねなく利用できる様になりました。
シャープ独自機能も満載!
シャープのスマホでお馴染みの独自機能をSIMフリースマートフォンでも利用可能です。
例えば、人工知能「ココロエンジン」をベースに開発されたエモパーも利用可能。様々なシーンでタイミングよくエモパーが話しかけてくれます。友達のように。。。
実は私のパートナーがシャープ製のスマートフォンを利用しているのですが、エモパーちゃん、かなり馴れ馴れしいです。そう、友達のように。。。
でも、雨が降りそうな時などに教えてくれたりするので結構便利かも。
後はスマホを持っている時は画面がOFFにならないBright Keep機能や覗き見ブロックでお馴染みのベールビュー等など、実用性の高いシャープスマホのオリジナル機能を活用出来ます。
おサイフ機能も使えます!
SH-M04ではおサイフ機能(FeliCa)を利用可能!
SIMフリースマートフォンではまだまだおサイフ機能に対応していない端末が多いので、SIMフリースマートフォンでもおサイフ機能を利用したい方はSH-M04は要チェック端末です!
SH-M04で対応していない機能をピックアップ。
ここではSH-M02のデメリット部分を書いてます。
指紋認証が利用できない。
SH-M04には指紋センサーが搭載されていません。
指紋センサーは一度使ってしまうと使い勝手が良すぎて「指紋センサーの付いていない端末は嫌だ」というくらいに感じてしまう機能なだけに、現在指紋センサー付きのスマートフォンを利用されている方は注意しましょう。
ワンセグ、赤外線に非対応。
大手キャリアの端末ではお馴染み機能のワンセグと赤外線には対応していません。
個人的にワンセグも赤外線も全く利用しないので無くても困りませんが、利用されている方はSH-M04に乗りかえると使えなくなるので注意してくださいね。
デュアルスタンバイに非対応。
執筆時点でSIMフリースマートフォンのトレンド機能は「デュアルスタンバイ」です。
2枚のSIMを挿し込む事で音声通話とデータ通信のSIMを別々に運用可能且つ、同時に待受が可能なので、音声通話は大手キャリアのかけ放題SIM、データ通信は格安SIMという使い方が可能。
SH-M04ではデュアルスタンバイに対応していないのでこの機能は利用できません。
SH-M04は初めてのSIMフリースマートフォンとして扱いやすい!
SIMフリースマートフォンって、防水防塵やおサイフ機能に対応していない製品が大多数ですが、SH-M04ではおサイフ機能も利用できますし、防水防塵にも対応してます。
特におサイフ機能は大手キャリアの端末で利用されている方も多く、無くなっては困る機能なだけにSIMフリースマートフォンでもおサイフ機能が利用できることは大きなアドバンテージとなります。
コストパフォーマンス的にもミドルスペック帯の価格に収まり、性能も世代が進んだことでかなり高性能になってます。
現時点でおサイフ機能が利用できて、コスパの良いSIMフリースマートフォンを探しているのであればSH-M04の発売を待ちましょう。
【公式】AQUOS SH-M04
SH-M04と格安SIMのセット購入が可能なMVNO。
現時点では楽天モバイルとBIGLOBE SIMがSH-M04を取り扱うとアナウンスしています。
楽天モバイルでは楽天市場での買い物で貯まる「楽天スーパーポイント」を利用料金に充てたり、楽天銀行のデビットカードで契約可能なのでクレジットカードも必要ないMVNOでかなり人気です。
追記:楽天モバイルではSH-M04を「コミコミプランM」に追加する予定!5分以下かけ放題+2GB通信量が端末代金込みで2480円!
【関連】楽天経済圏の方は「楽天モバイル」の格安SIMがオススメ。ポイントで支払いが可能になりました
BIGLOBE SIMは回線混雑時の速度低下を軽減する技術「Dynamic TCP Optimization」を世界初採用した最先端の通信技術を駆使しているMVNO。
格安SIMの利用料金は大手キャリアと比較すると非常に安いですが、格安SIMの中で比較すると利用料金は似たり寄ったりなので、格安SIMを選ぶ時はサービス内容で決めるのがポイント。
SH-M04は大手キャリアでも数多くの端末をリリースしてきたシャープ製なので、今後、格安SIMへの乗りかえを検討されている方はMVNOもチェックしてみましょう!
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