OUKITEL RT1のレビュー!実機を使って気にいった・気になったポイントと評価まとめ!
OUKITEL RT1を購入したので実機を使って気にいった・気になったポイントをレビューでお届けします!
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OUKITEL RT1の発売時期と価格!
OUKITEL RT1は2021年11月発売のAndroidタブレットで、直販での定価は399.98ドル(約4.5万円)で販売されています。
購入時はセール中でしたので199.99ドル(約2.2万円)で購入できましたが、基本的に2万円台後半で販売されているようですので、定価は建前で実売価格は200ドル(2万円)台のタブレットじゃないかなと思います。
購入先や割引情報は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!
OUKITEL RT1の詳細スペック!
OUKITEL RT1の付属品・同梱物をチェック!
- 本体
- ACアダプター
- USBケーブル
- SIMピン
- マニュアル類
付属品は少なすぎず多すぎずな至って普通の組み合わせ。筆者的に欲しい付属品は最低限付いてきている印象ですね。
ただし、今回レビューするのはAliExpressで購入したものなので、ACアダプターのブレードの形は日本のものと適合しません。このような場合は刃先の変換アダプターを使うか別の急速充電器を使うかの二択ですが、それに関してはお好みでどうぞ!
▼SIMピンは奥まった位置にあるSIMトレーを引き出すためか独特のデザインになっています。↓
▼変換アダプターはこんな感じのものが適合します。参考にどうぞ!↓
OUKITEL RT1のデザイン・外観をチェック!
▼OUKITEL RT1の全体的なデザインはタフネススマホがそのまま巨大化したという感じですっごいゴツいです。↓
今回はブラックをチョイスしたので黒一色ですが、オレンジの場合はメーカーロゴ周辺と一部ラインがオレンジに変化します。
▼サイズ感は他の廉価帯10インチタブレットと同じくらいと想像よりもコンパクトにまとまっています。↓
デザインのせいもあり他のタブレットよりも更にゴツくなっている印象を受けましたが、意外とそうでもないようです。
ベゼルが今時のタブレットにしてはちょっと太いかなと思わなくもないですが、筆者的にはこれくらいなら許容範囲内です。
▼ただ、重量は約870gとめちゃくちゃ重いです。成人男性の筆者も片手で保持するのはちょっとしんどいです。↓
OUKITEL RT1を初めて持った時は見た目の想像よりも重くて驚いたくらいには重かったです。ホント。
ごろ寝中にOUKITEL RT1を触っている際、仰向けだとウトウトして顔に落としてしまった場合のダメージは他のタブレット以上に大きいと思われますので、うつ伏せの時に限って使用するようにしましょう!重ねて言いますがそれくらい重いです!!
▼カメラ部分は全体のデザインに合わせてか六角形に縁取った珍しいデザイン。個人的に結構いいなと思った部分です。↓
一応ですがカメラ横にフラッシュも備わっているので、OSに備わっている懐中電灯機能も光量こそ控えめですがしっかり使えますよ!
▼OUKITEL RT1の四辺はタフネスモデルだけあり出っ張りが設けられており、落とした際の衝撃を和らげてくれるでしょう。この出っ張りを見ると「タフネスしてるなぁ」と感じるのは筆者だけでしょうか?↓
▼ボタン・ポート類の配置は以下の通り!タフネスモデルらしく端子類にアクセスできる箇所は全て防水キャップがされています。↓
▼特にMicroSDスロットは防水キャップの下によくあるピンでスロットを取り出す機構が採用となんだかよく分からないことになっています。まぁ浸水しにくい構造になっているならOKか…↓
OUKITEL RT1の性能・パフォーマンスのレビュー
OUKITEL RT1のSoCはHelio P22です!端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう!
OUKITEL RT1の実機ベンチマーク結果
▼OUKITEL RT1の実機でAnTuTu(Ver9)を測定しました!総合スコアは111754点、GPUスコアは14426点です!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼その他、Geekbench 5、PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!OUKITEL RT1では3DMarkのWild Lifeはサポートしていなかったので、Sling Shotのみを計測しています。↓
▼ストレージ速度は読み込みが280.4MB/s、書き込みが144.0MB/sでした!↓
以上のベンチマーク結果より、OUKITEL RT1は至って平凡なエントリー帯のタブレットだと推測できますが、実際の動作がどうなのかについては次の項目からチェックしていきます。
OUKITEL RT1の普段使いの動作をチェック
OUKITEL RT1の動作に関して一言で言うなら「ちょっと物足りないかな」って感じです。
とりあえずの動作は破綻なくできるんですが、不意にカクつく時があり、動作の快適さに関する安定感はUnisoc T610搭載タブレットなどと比べると低いかなというのが正直なところ。
ただ、OUKITEL RT1で大切なのはヌルヌル快適にゲームが遊べることよりも多少の荒っぽい扱いにも耐えうるボディの堅牢さにあると思いますし、実売価格を考慮するとこんなものではないでしょうか。
普段使いの動作チェックの項目でこんなこと言うと身も蓋もないですが、OUKITEL RT1の価値は動作の快適さよりも別のところにあります。ゲームが快適に遊べるタブレットを求める方はXiaomi Pad 5やXiaoxin Pad Proなどを買いましょう。
OUKITEL RT1のゲーム動作をチェック
▼PUBG Mobileでの画質・フレーム設定は以下の通り。↓
▼PUBG:New Stateでの画質・フレーム設定は以下の通り。↓
ゲーム性能ですが、上記の実機ベンチマークや使用感でチェックしたように高くないどころか低いです。
▼実際にPUBG:New Stateの訓練場ステージで遊んでみました。↓
画質を低に落としても車両が大量に置いてある倉庫を通る際は一瞬フリーズしかけるような動作をしていたので、対戦を行うのはかなり危ういと言えるでしょう。
▼他のゲームとしてGTA:LCSも遊んでみましたが、画質を落としても動きが鈍くなる場面が見られたので、あまり快適に遊べるとは言い難い状態でした。↓
よって、OUKITEL RT1のゲーム性能はハッキリ言って高くありません。ゲームをするにしても軽めのゲーム程度にとどめておいた方が無難でしょう。
OUKITEL RT1の機能・仕様のレビュー
以下はOUKITEL RT1の主な機能・仕様です。
通知ランプ | ✕ |
指紋認証 | ✕ |
顔認証 | ○ |
ツインアプリ (デュアルアプリ) |
✕ |
PCモード | ✕ |
戻るボタン入れ替え | ✕ |
ジェスチャー操作 | ○ |
クイックランチャー | ✕ |
ゲームモード | ✕ |
冷却システム | ✕ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
✕:外部ストレージのみ使える |
備考 | – |
UIは少しだけ独自機能を添えた感じ
OUKITEL RT1は公式ページではAndroid 11のストックROMとありますが、設定画面のアイコンなどは独自にカスタマイズされている印象です。
▼また、完全にピュアAndroidというわけでもなく、3本指でスクリーンショット撮影など独自機能も加わっているようです。↓
独自機能に関しては日本語設定にしていても英語表示になってしまうのは難点。とはいっても難しい機能はないのであまり心配することはないかと思います。
タフネスらしい独自アプリも搭載
OUKITEL RT1はタフネスモデルらしい独自アプリも搭載。
▼「ToolBag」にはコンパスや角度測定、騒音計など現場仕事でも役立ちそうなものがたくさん収録。↓
▼「Flashlight」は名前の通り背面のLEDを用いてライト代わりにするアプリですが、SOS用に点滅させることも可能です。↓
特に角度測定アプリや三角測量アプリは実際の現場仕事に役立ちそうなので、タフネスモデルではよく収録されているとはいえ、こういうアプリの収録はありがたいですね。
生体認証は顔認証のみ
OUKITEL RT1の生体認証は顔認証のみです。
気になる顔認証の精度はインカメラを用いた認証ですので、専用のカメラ用センサーが搭載されているものに比べると認識精度は落ちるものと思われますが、案外悪くないかなって感じですね。少なくともLenovoのエントリータブレットの顔認証よりはマシです。
認証速度もワンテンポ待たされる感じはあるので、Xiaomiスマホみたいにスムーズにロック解除とはいかない点も注意ですね。とはいえ速度面でもLenovoのエントリータブレットの顔認証よりはマシです。
総じて言えることは、OUKITEL RT1の顔認証はLenovoの顔認証よりはマシな程度ってことくらいですね。というよりLenovoの認証精度と速度が酷すぎるだけか…
MicroSDには対応しているがイヤホンジャックは非搭載
OUKITEL RT1はSIMスロットと共用でMicroSDに対応しています。しかし、イヤホンジャックは防水の関係からか非搭載となっています。
Bluetoothなどで音楽を聴いている方は問題無しだと思いますが、有線派の方はそのままでは使えないので要注意ですよ!
OUKITEL RT1のディスプレイ・画面のレビュー
画面 | 1,920×1,200/液晶 |
DRMコンテンツ | Widevine:L3 Amazonプライムビデオ:SD画質で再生を確認 Netflix:SD画質で再生を確認 |
高リフレッシュレート | ✕ |
外部映像出力 | HDMIポートへの出力:✕ |
OUKITEL RT1のディスプレイは1,920×1,200とFHD仕様に仕上げてきているので、HD解像度よりドットの荒さは感じにくくなっています。
ただし、WidevineはL3ですので、著作権保護されたコンテンツは高画質での視聴はできないので、せっかくのFHD解像度ディスプレイを活かせないのは残念なポイントです。
しかし、YouTubeなどは関係なく高画質再生ができますので、少しでも画質が良い動画をOUKITEL RT1で視聴したいならそちらで鑑賞しましょう!
OUKITEL RT1の電池・バッテリー持ちのレビュー
バッテリー容量 | 10,000mAh |
ワイヤレス充電 | ✕ |
OUKITEL RT1のバッテリー容量は10,000mAhと超大容量なんですが、スリープ時の電力消費が多いのか体感的には結構減る印象。したがって、10,000mAhという額面よりも少なめに感じましたね。
まぁHelio P22自体が12nmプロセスで2018年にリリースされたミドルレンジ向けSoCということも影響しているかもしれないですね。それかOUKITELのチューニング不足なのかな?
ちなみにワイヤレス充電には非対応ですので、充電の際はその度に防水キャップを開ける必要があります。
よって、頻繁に開け閉めすることによるキャップの耐久性の問題への懸念もありますので、ガッツリ使う予定の方は慎重にキャップの開け閉めは行うようにしましょう!
OUKITEL RT1のカメラ
タブレットは大画面という性質上ビデオ会議でも使用する可能性があります。ということでOUKITEL RT1での写真写りの確認のため、室内撮りですが写真撮影を行いました。
▼まずはアウトカメラ。フィギュアを置いて撮影してみましたが、奥の背景に焦点があってしまうんですよね。あと、全体的にノイジーです。↓
▼次はインカメラ。写り自体はアウトカメラと同じ傾向ですが鏡表示となりました。スマホでは反転できる設定もあるんですが、OUKITEL RT1は無かったです。インカメラの画質もぎりぎりビデオチャットで使えるかな?程度です。↓
OUKITEL RT1のメリット・デメリットと評価まとめ
実際にOUKITEL RT1を使ってみて分かったメリットやデメリットは以下の通り!
メリット・良かった点
- 格安でタフネスタブレットが購入できる
- 安いながらも筐体の作りはしっかりしている
デメリット・注意点
- 処理性能は低い
- タフネス仕様だけありメチャクチャ重量級
- カメラはおまけ程度の画質
OUKITEL RT1は今までありそうでなかった格安のタフネスタブレットをリリースしてくれた記念すべきタブレットと言えるでしょう。地味に200ドル(2万円)クラスのレンジで買えるタフネスタブレットって需要あると思うんですよねー。
筐体の作りも2万円台の格安タフネスタブレットとしては十分以上で、筆者が事前に考えていた予想以上にしっかりとしており、満足感も高かったです。
難点といえば上記のようにHelio P22を搭載している関係上、処理性能が低めな点とメチャクチャずっしりくる重さの2点なんですが、重さは製品の性質上、処理性能が低いのは販売価格を考えると致し方無しかなって感じですね。こればかりはトレードオフ要素です。
以上より、OUKITEL RT1は何でもできる万能なタブレットとまではいかないですが、総合的には満足できるタブレットでした!欲を言えば次のモデルはもう少し処理性能を上げたモデルを出して欲しいなぁ!
OUKITEL RT1の割引情報・購入先まとめ
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