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M3 MacBook Airは発熱対策必須かも。高負荷時はガクッと性能が下がるらしい

MacBook Air(2024)の高負荷時の性能(ピークパフォーマンス)はM3搭載のMacBook Proよりも持続しない可能性が高そうです。

MacBook Airでは長時間高負荷をかけると性能が落ちてしまう

YouTubeにてApple製品の動画をメインに公開しているMax Techが先日発売されたMacBook Air(2024)のSoC(M3)に関する動画をアップしていました。

当該動画ではMacBook Air(2024、15インチ)とM3搭載MacBook Pro(14インチ)にてベンチマーク計測を行った際の比較をしています。

動画中で掲載しているGeekbench 6でのスコア結果ではほぼ同等どころか、マルチコア性能ではMacBook Air(2024、15インチ)の方が微妙に性能が良いくらいの好結果を残していますが…

比較的長時間高負荷状態を保った状態でテストを行う「3D Mark Wildlife Extreme Stress Test」では、MacBook Air(2024、15インチ)がM3搭載MacBook Proの75%ほどのスコアと明確に点数を落とす結果となってしまいました。

その際のCPU温度は110度以上、GPU温度は100度オーバーとかなり高温になってしまっていた模様です。

以上の結果から、Max Techではビデオ編集などを行う場合は冷却ファンを搭載したモデルを選ぶのがベターだと結論付けています。

高負荷な作業を長時間行う予定ならMacBook Proを選ぶべき!

何故このような結果を招いたかというと、予想できている方もいらっしゃるでしょうがズバリ冷却性能の違いによるものでしょう。

というのも、M3搭載MacBook Proでは1基だけとはいえ冷却ファンが搭載されているのに対し、MacBook Air(2024)はファンレス設計とそもそも冷却ファンが備わっていないんです。

いくらAppleシリコンが低消費電力・低発熱とはいえ、高負荷時はしっかりと発熱しちゃうので、冷却ファンが無いと温度上昇を防ぐための制御(サーマルスロットリング)による性能低下が早くに働いてしまうのは致し方ない点かと。

とはいえ、映像編集を含むよっぽど負荷がかかる作業を長時間やるわけでもない限り違いはありませんし、トレードオフで静音性も手に入れているので悪い点ばかりではないのも事実。

Max Techでも最後に「性能を落としているからこそバッテリー持ちも良くなっているし、そもそもAppleシリコン自体がバッテリー残量に応じて動作を上手く制御している」旨の言及もあったので、モデルに応じてパフォーマンスが変わってくるのも致し方ないのかも。

ということで、日常的にビデオ編集等の負荷がかかる作業を長時間行うのであればProを、ちょっとしたオフィスワークにネットブラウジング、たま〜に映像編集といったライトな使い方であればAirを選ぶというチョイスはM3世代でも不変ってことでファイナルアンサーかもしれませんね!

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