「Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Series」スペックまとめ!GPU性能はカットされたがEliteの特長はそのまま

Qualcommのモバイル向けSoC「Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Series」のスペックをまとめてみました。

Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Seriesは3nmプロセスで製造され、Snapdragon 8 Elite Gen 5の性能を落とした下位モデルとなっています。

CPUには第3世代のOryonを搭載

CPU構成、クロック周波数ともに通常版と同一です。

  • 2× Oryon V3 L(プライムコア)@4.6GHz
  • 6× Oryon V3 M(パフォーマンスコア)@3.62GHz

先代のSnapdragon 8 Eliteと比較し、シングルコア性能が20%、マルチコア性能が17%アップ。パフォーマンスが20%、電力効率が35%向上しています。

GPUは通常版から削減され2スライスに

GPUにはAdreno 840を搭載。

  • Adreno 840 8CU@1,200MHz
  • Adreno HPM 12MB

通常版のSnapdragon 8 Elite Gen 5は3スライス構成ですが、V Seriesは2スライス構成となっています。CU数は12から8へ、GPU専用キャッシュ(GMEM)のAdreno HPMは18MBから12MBへ減少しています。

CU数が少なくなった分、GPUの処理能力は通常版より低くなります。

▼また、Snapdragon 8 Eliteシリーズの特徴であるAdreno HPMは、GPUが使う一時データをGPU内に保持し、LPDDRへのアクセスを減らすことで、処理の高速化と省電力化ができるという優れものです。ただ、V Seriesではこの容量も通常版の2/3となっています。↓

こうした仕様から、日常用途で差を感じることはまずないと思います。ただ、重量級の3Dゲームなどの高負荷時は、通常版よりパフォーマンスが低くなると予想されます。

NPU・メモリ・ストレージ

NPUにはHexagon NPUを搭載。先代比で37%高速化されたとのことです。メモリはLPDDR5X、ストレージはUFS 4.1に対応しています。

その他、ネットワーク関連やカメラ機能など

無線接続にはFastConnect 7900、モデムにはX85 5G Modem(Release 18)を採用し、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、UWBに対応します。

カメラ関連ではトリプル20bitのSpectra AI ISPを搭載。最大3億2000万画素の静止画撮影、4K/120fpsの動画撮影、APVコーデック等をサポートしています。

Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Seriesまとめ

Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Seriesは、Adreno HPMを搭載するなど「Elite」を名乗れるだけの能力を残しつつ、性能が削られたモデルになります。

さらに下位モデルのSnapdragon 8 Gen 5がありますが、8 Gen 5はAdreno HPMが非搭載ですので、差別化はできています。

なお、Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Seriesのローンチ端末はREDMI K100 Pro(POCO F9 Pro)です。

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