KDDIは20GBで月2,480円?日経が報道、オンライン限定の新ブランド
通信サービスauを展開しているKDDIですが、ドコモ・ソフトバンクの値下げに対抗してオンライン限定の新ブランドを設立するそうです。アハモやSoftBank on LINEと同じ20GBで月額は500円安い2,480円(税別)。
KDDIも月20GB。2,480円との報道
ドコモのahamoやソフトバンクのSoftBank on LINEなど大手キャリアを中心に携帯電話料金の改定や新プラン、新ブランドの発表がポンポン飛び出してきています。
今回はau、by KDDI。auでは対して安くもない料金で「Amazonプライム込みの価格だよ」とガッカリプランの発表がありましたが、日経によるとガッカリじゃないプランを新ブランドで展開するとの事。
KDDIは3月、データ容量20ギガ(ギガは10億)バイトで月額2480円(税抜き)の新しい携帯料金プランの提供を始める。NTTドコモとソフトバンクが導入予定の同容量プランと比べて500円安く、携帯大手で最安となる。
記事では月間通信容量が競合他社の同等プランと同じ20GBであるほか、月額料金は2,980円ではなく2,480円である事、また通話料金体系や通信可能容量は日にちごとにフレキシブルに変更できるようにすると書かれています。
auの新プラン、ではなくオンライン限定受付の新ブランドとの事です。アハモやSoftbank on LINEと同じく店舗サポートのコストをカットする路線になりそうですね。
また無料通話に関しては言及がありませんでした。アハモやSoftBank on LINEでは5分以内の通話が無料であるとすでに発表されています。比較して単純な低料金になるだけでなく、このあたりの仕様でサービス内容が違う可能性はありそう。
現時点では日経の報道以外にニュースリリース等は確認できず、詳細は明日13日にKDDIから公式発表があるものと思われます。
後出し発表によってさらに値下げになるか
新ブランドだけでなくauで展開している既存のプランも刷新される可能性があり、明日の発表でようやく大手キャリア3社の新スタンダードが出揃う事になります。今度はガッカリプランじゃないといいのですが。
報道では2,480円。税込みで2,728円。回線の通信品質は本家au回線と同等でしょうからこれは安い。もしかすると追随してドコモやソフトバンクも合わせてきたり?
それにしても厳しいのはMVNO(格安SIM)ですね。あとは楽天モバイル。実際この通信容量と月額料金で出されたら、格安SIM会社では端末が安く買えるか5GB程度までの低容量プランくらいしか魅力がなくなるでしょう。
格安SIMである程度通信速度が落ちるのはもう仕方ない事なので、料金的なメリットが相対的に小さくなれば「だったら大手キャリアに戻るよ」というユーザも出てきそう。
各社のプラン・サービス・ブランドは基本的に3月から始まるので、それまでMNO・MVNOの動向に注目です。
▼追記:2021年1月13日、auが新料金プラン「povo(ポヴォ)」を発表しました。またUQモバイルも新プランとして料金形態を刷新。↓