【レビュー】1万円以下でFHDだと!?DBPOWERの新型プロジェクター「L21」の実力をチェック
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一昔まえは解像度がHDクラスってプロジェクターが多かったんですが、なんと、1万円以下でFHDに対応した激安プロジェクターがDBPOWERから登場!
DBPOWERさんに本記事で紹介する最新の「ミニLCD ビデオプロジェクターL21」を試す機会を頂いたんで、じっくり使ってレビューをお届けしますよ!
ちなみにDBPOWERは低価格なプロジェクターを出し続けているメーカーさん。日本ではあまり見かけないメーカーだけど、しっかりオフィシャルサイトもあるッス。(海外のサイトなので表示遅いです!)
目次をクリックすると各項目へ移動します
- 付属品をチェック!取扱説明書も日本語で分かりやすかった
- 外観をチェック!思っていたよりもコンパクトだった!
- サクッとホームシアターセットを展開!
- 機能をチェック!本体設定も日本語なので扱いやすくてグッド!
- 4200lmなので少々明るい環境でもソコソコ使えると思ってたけど、全然使えなかった。暗所での利用がオススメ
- 排気音は全然静かじゃないぜ。でも、投影している感があって嫌いじゃない
- USB端子で充電OK!Fire TV Stickの電源確保も簡単!
- 映像がHDよりも圧倒的に精細。6畳ホームシアターなら最低FHDクラスが良いよね
- スピーカー音質はそんなに良くない。有線で外部に出力するもホワイトノイズがひどい。別で音は鳴らしたほうが良いね
- ミニLCD ビデオプロジェクターL21まとめ|価格を考えたら満足度は高かった
付属品をチェック!取扱説明書も日本語で分かりやすかった
▼パッケージはこんな感じ。ほほう、しっかり日本向けパッケージじゃないか。PSEマークもちゃんとあるんで安心感は高いっすね。↓
▼本体以外に電源ケーブル、HDMIケーブル、AV信号ケーブル、リモコン、取扱説明書と必要十分な内容。↓
▼リモコンは単4電池2本を使うんだけど電池は付属してないから買っといてね!↓
▼取扱説明書は完全日本語対応。翻訳もしっかりしているんで使い方に困ることはないはず!↓
外観をチェック!思っていたよりもコンパクトだった!
製品写真を見たときは”結構大きいのかな?”と思ってたんですが、想像以上に小さかった。
▼サイズ感はこんなもん。僕は映画見終わったらシアターセットを片付けちゃうんだけど、これくらいの大きさなら収納場所にも困らん。↓
▼正面はレンズとリモコン操作用の赤外線センサー。↓
▼上部には台形補正とピントリング。↓
▼本体にも操作ボタンが備わってるんでリモコンなくても直接操作できるっす。ちなみにこのボタン、電源入れると緑色に光るんで暗所でも操作しやすい。↓
▼左側面には排熱ファンと電源コードぶっ挿す端子。↓
▼右側面にはSDスロット、イヤホン端子、AV端子、HDMI×2、USB×1と端子類は充実。↓
▼更に本体背面にはVGA端子も備わってます。ちなみにこの端子の横にもリモコン操作用の赤外線センサーが付いてた。↓
▼本体の底面は角度調整用のネジを突っ込むネジ穴と三脚に固定するネジ穴。↓
▼カメラ三脚の雲台が転がってたので取り付けてみたところ問題なく噛み合ったんでカメラ用の三脚も使えるね。でも一点固定だと負荷がかかるから、やっぱりプロジェクター用の三脚がオススメ。↓
サクッとホームシアターセットを展開!
▼普段は自宅で使ってるスクリーンとプロジェクター用の三脚をオフィスに持ってきた!サクッとセッティング!↓
スクリーンとプロジェクター用の三脚は簡単に組み立て・片付けが出来るものをチョイスして買ったんだけど、友人からの評判も良かったんで以下の記事で紹介してます!ホームシアターを気軽に快適に楽しみたい!って方はチェックしてみて下さいね!
機能をチェック!本体設定も日本語なので扱いやすくてグッド!
▼電源オン!!!!機能をチェックしていくぞ!↓
▼設定メニューは日本語が若干怪しいけど、画質の調整を行ったり音量の調整を行ったり出来る。けど、設定できる内容はザ・シンプル。天吊状態での映像反転などはもちろん出来るんでプロジェクターを使う上で困ることは無さそう。↓
▼簡単に入力信号を切り替えられるので複数の機器を繋ぎっぱにしての利用もOK。↓
4200lmなので少々明るい環境でもソコソコ使えると思ってたけど、全然使えなかった。暗所での利用がオススメ
ミニLCD ビデオプロジェクターL21のウリってFHD解像度だけではなく4200lmという明るさもウリの1つ。この数値が高くなればなるほど明るい場所でも鮮明な映像を投影できるようになるんよね。で、大体3000lm位あれば少々明るくても結構鮮明な映像が投影できるので期待してたんだけど・・・
▼ちょっと電気つけるとこんな感じ。うーん、体感では僕の持ってる2200lmのプロジェクターのほうが明るい。↓
4200lmって書いてたけど蓋を開けてみれば暗所以外での利用は厳しいかなーって印象。おい、DBPOWER。これ、マジで4200lmなのか?うちにある2200lmのプロジェクターのほうが明るいじゃねーか。
ってことで、実機では4200lmらしからぬ明るさなんで気をつけてくれ。
室内が真っ暗ならすごく鮮明で色鮮やかな映像を楽しめる
ま、プロジェクターを使うなら室内を暗くするのがデフォなんで、さっさと真っ暗にしてみた。すると・・・
▼めっちゃ鮮明で色鮮やか。すんげー!!!1万円以下であることを考えるとかなり良い出来栄え。暗所で使うなら問題ないわ。↓
4200lmって部分は期待はずれだったんだけど、ご覧の通り暗所での利用なら良い感じ。実際に使うと分かると思うんだけど、日中に普通のカーテンを閉めて利用するときもかなり色が飛んじゃうんで、日中に使いたいって方は遮光カーテンは必須よ!
排気音は全然静かじゃないぜ。でも、投影している感があって嫌いじゃない
▼勢いよくブーンとブン回って結構な排気音を奏でてる。大体50〜60dbくらいの騒音なんで換気扇と同じくらいなんだけどファンが小さいもんだから結構うるさく感じるよ!↓
これは好みの問題もあるんだけど、僕はプロジェクターのファンの音って嫌いじゃなかったりするんですよね(笑)なんか、映像を投影しているなーって感じで”昔のシアター感”を楽しんじゃってる部分もあるんですよ(笑)
でも、ファンの音は結構大きいんで気になる方はたぶん許せないレベル。そういう方はヘッドホンを利用したほうが良いっす!
USB端子で充電OK!Fire TV Stickの電源確保も簡単!
▼本体の側面にUSB端子が備わってるんだけど、これ、スマホやタブレット、Fire TV Stickなどの電源用として使えたわ。例えば天井から吊るして常時設置する場合でもストリーミングデバイスの電源を簡単に確保できるのはグッド!↓
映像がHDよりも圧倒的に精細。6畳ホームシアターなら最低FHDクラスが良いよね
ミニLCD ビデオプロジェクターL21の魅力は解像度。多くの低価格プロジェクターはHDクラスが多く、スクリーンサイズを大きくして映像を大きくすると粗さが目立つ。
一方で本機はFHDまで対応。これまでHD解像度のプロジェクターを何台も触ってきたけど、やっぱFHDクラスは良いね。これくらいなら実写映画でも画質の不満なく楽しめる。
また、アニメは実写よりも粗さが目立たないので満足度がメチャクチャ高い。
50〜70インチくらいが発色が良い
投影時の明るさ(lm)ってスクリーンサイズでも適切な明るさが変わるんだけど、例えば150インチ以上だと3500〜4000lmくらいのスペックが欲しいところ。でも、本機は4200lmとは書かれているけど実際はそんなに明るくない。
で、色々試してみたら大体50インチ〜70インチが最も発色が良くなるみたいっす。それ以上だと明るさが少々足りずに色味に物足りなさが出てくる。
▼以下は72インチスクリーンに投影。16:9なんで実際は66インチクラスのテレビと同じくらいの大きさ。これくらいが発色も良くて実用的。ね、めっちゃキレイでしょ!↓
若干のコマ落ちを確認。1080P/50fpsに設定したら安定した
パソコンやFire TV Stickを接続してAmazonプライムビデオを視聴していたんだけど、なんかコマ落ちしている感じでカクつきを確認。
あれれ〜っと思ってFire TV Stickのディスプレイ出力を1080P/50fpsに設定したら安定した。パソコンでも同様の症状だったのでミニLCD ビデオプロジェクターL21側の問題っぽい。とりあえず、1080P/50fpsの設定で症状は解消したんで、カクつきを感じたら参考にしてみて下さい!
スピーカー音質はそんなに良くない。有線で外部に出力するもホワイトノイズがひどい。別で音は鳴らしたほうが良いね
音に関しては結構不満だったポイント。
本体にスピーカーも備わってるんだけど、音はこもっていて音質が良くない。音量は大きくて良いんだけどね〜。映画だと物足りんわ。
で、本体にイヤホンジャックが備わってたんでヘッドホンに出力したんだけどホワイトノイズがイヤッホー!って感じでやばい。常にサーっとノイズが乗るのと、アンプが貧弱みたいで接続したヘッドホンやイヤホンから出てくる音がスッカスカ。有線接続もオススメ出来ないね〜。
なので、音に関してはオマケ程度。音が出るぜ!ってレベル。
というわけで、音は別口で出力して外部スピーカーやヘッドホン利用するのがベスト。例えばパソコンに繋ぐなら音はパソコンから出力してパソコンから直接スピーカーに出力するとか、Fire TV StickならBluetoothを備えてるんで音はBluetoothイヤホンなどに直接飛ばすとか「プロジェクターを介さない方法」で音は出力したほうが良いっす。
ミニLCD ビデオプロジェクターL21まとめ|価格を考えたら満足度は高かった
メーカーさんに試させて頂いたにも関わらず結構ボロカスに書いてるんだけど、実売1万円以下で手に入るFHDプロジェクターの中では実は満足度高めだったりします。
もちろん、明るさや音質の不満はあるんだけど、1万円以下で手に入るんだからちょっとしたデメリットは目をつむっても良いかなって感じっす。
欠点を知らずに購入すると落胆しそうな部分もあるんですが、このレビューで欠点も伝わってるはずなんで!
僕も工夫して視聴する場所の明るさに気をつけたり、音をBluetoothで飛ばしたりすることで映画に集中できる環境が整えられたんで、総合的には満足度は高いプロジェクターでございました。
やっぱHDより圧倒的に映像がキレイだもん。安価にホームシアター構築するとしても映像美の兼ね合いからFHDクラスは欲しいですからね〜。そう考えると、実売1万円以下で手に入るミニLCD ビデオプロジェクターL21は魅力的な部分もいっぱいあるっす。
投影時の明るさの兼ね合いで100インチを超えるような巨大スクリーンにはぶっちゃけ向いてないけど、僕みたいな「6畳ホームシアター」ならスクリーンサイズは70インチくらいがベストなんで、同じような環境でホームシアター環境を整えたい!って方は検討してみて下さいね!僕と同じような環境ならかなり満足度の高い映像を楽しめまっせ!
⭐気にいった⭐
- FHDプロジェクターが1万円以下で手に入るコスパの高さ
- 日本向けパッケージで親切
- FHD解像度なので映像の粗さがあまり気にならない
- ストリーミング機器の電源確保が出来るUSB搭載がありがたい
- コンパクトで収納に困らない
⭐気になった⭐
- 明るさが足りないので明るい環境での利用は全く向いてない
- 排気音が気になるレベル
- FHDの60FPS入力はなぜかコマ落ちして安定しない(FHD/50FPSだと安定した)
- スピーカーの音質が良くない。イヤホンジャックからの出力もホワイトノイズだらけで音スッカスカ
それではメリットやデメリットを知った上で検討してみて下さい!本記事で紹介したミニLCD ビデオプロジェクターL21は以下からお買い求め頂けます!