
2023年2月に登場したSoC「Dimensity 7200」のスペック、実機での処理性能とゲーム性能、実際の動きをチェックしてみました。
なお、本記事で紹介する内容は「目安」です。スマートフォンやタブレットはSoC以外に画面の解像度、メモリ搭載量、ストレージの速度などで動作が変わってきます。
Dimensity 7200シリーズは他に「Dimensity 7200 Pro」「Dimensity 7200-Ultra」もリリースされています。
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Dimensity 7200のCPUとGPUのスペック
| SoC | Dimensity 7200 |
| CPU | ARM Cortex-A715 2.8GHz ×2 ARM Cortex-510 ×6 |
| GPU | Arm Mali-G610 MC4 |
Dimensity 7200の処理性能
▼ガルマックスではSoCを6つの性能帯に分けています。Dimensity 7200は記事執筆時点で標準的なミドルレンジ帯にあたるSoCです。↓

今回、処理性能の検証に使用した機種はBlackview MEGA 12/メモリ12GBです。
Dimensity 7200の実機AnTuTuスコア
端末の性能を数値化するAnTuTuベンチマークで実機測定してみましょう。
▼Dimensity 7200の実機AnTuTuのスコア(V11)は総合スコアが1,031,617点、GPUスコアは164,240点、UXは300,063点となっていました。↓

▼参考にAnTuTu V10は総合スコアが752,832点、GPUスコアは180,104点、UXは点でした。↓

Dimensity 7200の後継SoCであるDimensity 7300もリリースされていますが、CPUやGPUのパワーだけで見るとDimensity 7200が上です。例えばDimensity 7300を搭載するUnihertz Titan 2とAnTuTuでスコア比較した場合もDimensity 7200よりやや低いスコアとなるので、Dimensity 7200は型番は低くてもパワーのあるSoCです。
▼以下は2026年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓| AnTuTuスコア(V11) | 動作・操作感 |
|---|---|
| 総合スコア:約270万点以上 GPUスコア:約80万点以上 | (ハイエンド)ヌルヌル。動作に不満なし |
| 総合スコア:約200万点〜270万点 GPUスコア:約60万点〜80万点 | (準ハイエンド)サクサク。重いゲームもOK |
| 総合スコア:約140万点〜200万点 GPUスコア:約30万点〜60万点 | (ミドルハイ)重いゲームもなんとか |
| 総合スコア:約70万点〜140万点 GPUスコア:約15万点〜30万点 | (ミドルレンジ)軽いゲームくらいなら |
| 総合スコア:約40万点〜70万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | (エントリー)必要最低限 |
| 総合スコア:約40万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | (ローエンド)サブ端末向き |
| AnTuTuスコア(V10) | 動作・操作感 |
|---|---|
| 総合スコア:約200万点以上 GPUスコア:約70万点以上 | (ハイエンド)ヌルヌル。動作に不満なし |
| 総合スコア:約150万点〜200万点 GPUスコア:約50万点〜70万点 | (準ハイエンド)サクサク、重いゲームもOK |
| 総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約30万点〜50万点 | (ミドルハイ)重いゲームもなんとか |
| 総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約10万点〜30万点 | (ミドルレンジ)軽いゲームくらいなら |
| 総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜10万点 | (エントリー)必要最低限 |
| 総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | (ローエンド)サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
Dimensity 7200のゲーム以外の動き
Dimensity 7200を搭載するタブレットでゲーム以外の動きをチェックしてみます。
▼ホーム画面操作、WEB閲覧(Yahoo!ニュース)、動画視聴(YouTube)の動作はこんな感じでした。動作は許容範囲でしょうか。↓
ミドル帯のSoCなのでミドル特有の引っ掛かりが起こることも稀にありますが、全体的には軽快でサクサクと動作しており動作に対するストレスは低いです。ライトユースメインでガンガン使うならこの位の性能は欲しいところですね。
Dimensity 7200のゲーム性能
ライトな使い方は先程検証しましたが、次はゲームを試してみます。検証では重量級ゲームの代表格である原神を使います。
▼グラフィックのデフォルト設定は「低」となっていました。↓


検証では画質を「中」、フレームレートを60に設定して元素爆発などを使った戦闘を行いながら15分プレイした際のフレームレートを測定します。
なお検証結果により他ゲームでの大体の動作目安も分かります。
- 大部分で30FPS未満は画質やフレームレートを妥協する必要があったり、それらを妥協しても遊べないゲームが出てくる。
- 大部分で30FPS以上が出ていれば大多数のゲームは遊べるレベルで動作する。画質を妥協することで大多数のゲームは快適に動作する。(Dimensity 7200はこれに該当します)
- 下限FPSが60FPSに近づくほど画質と高フレームレートを維持しやすくなる。また下限50FPSを超えるとと大多数のゲームは快適レベルで動作する。
▼結果は最高58FPS、下限30FPS、平均48FPSとなりました。↓

原神クラスでも画質「中」であれば30FPS以上を維持してプレイができるのでゲームを楽しめるレベルでは動作します。このくらい動けば様々なゲームが遊べる水準ではあります。
データを確認すると画質を中にした場合はFPSの落差が結構大きいのです。この場合はFPSの低下がモッサリ感やカクつきとして体感してしまうので、原神に限らずフレームレートの低下が感じ取れる場合はゲーム側でFPS制限(例えば30FPSなど)を行うのが好ましいです。
また画質を低く設定すると画質は低下しますがフレームレートの落ち込み幅は少なくなります。
上記のようにタイトルによってはFPSを制限するのか画質を妥協するのか、Dimensity 7200では設定を煮詰めていく必要がありそうです。
Dimensity 7200の動作目安まとめ
Dimensity 7200はミドル帯のSoCですがライトユースであればサクサクと軽快に動いてくれるパフォーマンスを持っています。
ゲーム性能に関してはミドル帯SoCなので高フレームレートを維持したい、高画質と高フレームレートを両立したい方には向きませんが、重量級の原神も画質「中」で30FPS以上は維持して遊べる水準のパワーを持っているので、色んなゲームを楽しめるパワーはあります。
スマホにあまり興味のない人にもメイン機としては最低限Dimensity 7200あたりの性能を持つ製品をオススメしたいですね。
Dimensity 7200搭載製品の一覧
Dimensity 7200を搭載する製品は以下です。