Galaxyスマホがアプリの性能に制限を掛けていることが判明。発熱対策が理由らしい

Galaxyスマホがアプリの性能に制限を掛けていることが判明

韓国のスマホ大手メーカーSAMSUNGが手掛けるGalaxyスマホにて、多くのアプリでパフォーマンス制限がされていることが判明し騒ぎになっています。修正アップデートも配信予定とのことです。

LINEやキャリアアプリ等含めたアプリに制限がかかってた

SAMSUNG Galaxyスマホに内蔵されているゲーム制御アプリが、ゲーム以外の1万個ものアプリのパフォーマンスに制限を掛けていることが判明しました。

韓国ユーザー한가련氏のツイートによれば、SAMSUNGはGOS(Game Optimizing Service)システムにより、ゲームのパフォーマンスを制限しているとのこと。さらに韓国コミュニティによれば、ゲーム以外の1万ものアプリに制限を掛けているんだそう。

この1万ものアプリの中には、皆さんご存知であるウマ娘や原神といった大手ゲームはもちろん、SpotifyにYouTube、LINEなどゲームでないアプリでもパフォーマンス制限を掛けてしまっているようです。

さらにタチの悪いことに、3DMarkやGeekBenchなどスマホの性能を数値化するベンチマークアプリは制限がされないんだそうです。

つまり「実際の日常動作やゲームではベンチマークで推測できる快適性が発揮できないにも関わらず、ベンチマークスコアはそれよりも高く見せている」ということに…

なおこの制限はアプリのパッケージ名を参照して行っているそうです。同氏はGeekBenchのアプリパッケージ名を書き換え、パフォーマンス制限のあるなしで比較したところ、シングルスコアは最大45%、マルチコアスコアは最大39%もベンチマーク結果に違いが生まれていました。

この問題を受け、GeekBench公式は該当するGalaxyスマホ「S22、S21、S20、S10の全モデル」をデータベースから除外する措置を行っています。対応早い!

発熱抑制が目的?改善アプデが配信予定

有名リーカーであるIce Universe氏は「SAMSUNGはソフトウェアで発熱を抑制させることで、本体内の冷却機構にかかるコストを抑えるねらいがある」との見方を示しています。なるほど、製造コストの削減もあるのか…

実際、筆者も発熱が問題視されていたSnapdragon 888を搭載するGalaxy S21を一時期使っていたんですが、重いゲームをしても発熱がほとんど感じられませんでした。

公式プロモでは発熱抑制の冷却機構を搭載している、というアピールもほぼ無かったのに不思議!って思ってたら、こういう仕組みだったのね(´・ω・`)。

なお、SAMSUNG公式はこの事象を認めており、後日「ユーザーが自らパフォーマンスを制御できるようにアップデートを配信する予定」だそうです!

今後のアプデでGalaxyスマホがより快適になる…かも?

ゲーム最適化…とうたいつつゲーム以外のアプリに制限かけたり、あまつさえベンチマークスコアだけはごまかすのは実によろしくない。

でも、このニュースを言い換えれば「今持っているハイエンドGalaxyがさらにサクサク動くのでは?」ともなり、今後来るであろう修正アップデートにはかなり期待できます。

筆者も絶賛ハイエンドモデルであるGalaxy S20 FEを使っている身なんですが、ぶっちゃけ制限があることさえわからんかったし、ましてハイエンドにしては動作が遅いなぁって感じることも全然なかったんす。

つまりアップデートされて制限を外せるようになれば、今までよりもさらに快適に動かせるのでは…と思うとむしろ楽しみになってしまった。早く直してくれー!!!

ガルマックス編集長
まあ勝手にやるのはいかんわな。でも、ユーザーがパフォーマンスを制御できるようになったらなったで、熱暴走しちゃうとか弊害でそうな気もするなぁ。これまでその制御込みで設計していたと言っても過言では無いわけだし
ページトップへ