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GEEKOM GT1 MEGAの実機レビュー!Core Ultra 9 185Hを搭載したプレミアムなミニPC

GEEKOM GT1 MEGA

GEEKOMの新しいシリーズライン「MEGA」の第一弾モデルである「GEEKOM GT1 MEGA」が先日発表されましたが、メーカーさんから試す機会を頂いたのでガルマックスでもレビューしていきますよ!

GEEKOM GT1 MEGAのスペック・ベンチマーク、検証結果

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GEEKOM GT1 MEGAの筐体・デザイン

GEEKOM GT1 MEGAのデザインはGTシリーズやA7、A8の流れを汲んだ金属を用いたユニボディを採用しています。ただ前述のモデルと違う点は筐体が一回り大きくなったところが挙げられるでしょう。

まずは外観をチェックしてみましょう。

▼正面側はこちら。USB3.2 Gen2端子が4つ横にズラッと並んでいるのは壮観の一言です。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼背面側を見るとGEEKOMらしさをすごく感じる端子類の配置ですね。他のGEEKOM製PCも大体こんな感じなので。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼左側にはSDカードスロットが配置されています。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼右側にはケンジントンロックのみが配置されています。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼天板部分には「GEEKOM」ロゴが刻印されています。余談ですが以前のモデル(GEEKOM A7)からロゴが微妙に変わっていますね。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼底面は黒のプラスチックが使用されています。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼重量は696g。A7から大きくなった分重量は増えていますが、それでもまだ片手で持てるくらいの重さは保持しています。↓

GEEKOM GT1 MEGA

A7などより一回り大きくなったがコンパクトさは健在

GEEKOM GT1 MEGAはA7よりも四方が約20mm、高さは約10mmほどサイズアップしていますが、コンパクトサイズは健在。

▼面積を比較をするとこんな感じ。ちょっと大きくなっています。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼正面から比較するとUSB端子がかなり増えていることが伝わるでしょうか。↓

GEEKOM GT1 MEGA

A7と比較すると「大きくなったなぁ」と感じますが、A7はミニPCの中でも特段コンパクトなサイズだったので、少々大きくなったところで他のミニPCと同等あるいは少し小さいくらいで収まっているのかも。

GEEKOM GT1 MEGAの性能・パフォーマンス

GEEKOM GT1 MEGAに搭載されているCPUはIntelのCore Ultra-Hシリーズが採用されています。

今回レビューするのはGEEKOM GT1 MEGAの中でも最上位グレードに採用されているCore Ultra 9 185Hが搭載されたモデルをチェックしていきます!

普段使いには何一つ不満なし!

以前に同じCPU(Core Ultra 9 185H)を搭載したモデルをレビューしたときも言ってましたが、ネット閲覧や動画視聴、オフィスワークなどといった普段使いでの動作はメッチャ快適です。

しかもメモリは32GB、ストレージは2TBとたっぷり確保されているので、余計に普段使いで困る場面は少ないのではないでしょうか?

ちなみに各ベンチマーク結果は記事の上のほうにまとめていますので、気になった方はチェックしてみてください。

内蔵SSDは大手ブランド製だけど?

GEEKOM GT1 MEGAに採用されていたCrucial P3 Plusは先述の通りQLC方式と出ていました。

QLCのSSDは執筆時点で主流のTLCよりも大容量データの書き込み性能が劣る欠点があるんですよね〜。クルーシャルやサムスンといった大手メーカー製のものでもそんな感じの傾向が強いです。

QLCのSSDの性能はCrystalDiskMarkで把握しにくい点もあるのでなんとも言い難いのですが、連続で大容量データの書き込みをした際はHDD以下の速度になる特性がある点は注意しておきましょう。

逆にあまり頻繁に大容量データを書き込まないとかなら比較的気になりにくいと思うので、本件に関しては気になる人は気をつけよう!みたいに捉えておくといいかも。

そもそも本機はSSDの換装ができるタイプのPCなので、別のSSDを調達して使ってもいいですしね〜。

ゲームはソコソコ快適

GEEKOM GT1 MEGAは外部GPUを搭載していませんが、Core Ultra 9 185Hの内蔵GPUはIris Xe Graphicsから進化したArc Graphicsを搭載しています。そこそこゲーム性能の高い内蔵GPUなので実際にゲームを動かしてみました。

ゲームの動作度合いは以下の4段階で評価します!

  • 快適・サクサク
  • 普通・楽しめるレベルで遊べる
  • イマイチ・妥協が必要
  • モッサリ・カクカク
タイトル 評価 FPS
Rainbowsix Siege(FHD、低) 快適・サクサク 100〜140FPS
APEX LEGENDS(FHD、低) 普通・楽しめるレベルで遊べる 50〜60FPS
Muse Dash(FHD) 快適・サクサク 410〜520FPS

▼Rainbowsix Siegeではターゲットドリルをテストプレイ。ある程度しっかりとゲームが遊べるくらいには動作していました。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼APEX LEGENDSは訓練所でテスト。こちらも特に気になる点もなく快適に遊べました。↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼Muse Dashは負荷が軽めのゲームだけあり、カクツキは全く感じられませんでした。ちなみに、フレームレートは400〜500ととんでもない数字が出ていましたけど…↓

GEEKOM GT1 MEGA

発熱は結構抑えられている

GEEKOMのミニPCはコンパクトなものが多いからか、実際のCPUで引き出せるポテンシャルを控えめにして発熱を抑えています。

GEEKOM GT1 MEGAは筐体が大きくはなっていますが、レビュー時に検証してみた結果その傾向は引き継いでいました。

▼先ほど紹介したAPEX LEGENDSのテスト時での温度はこんな感じ。基本的に100度は超えないようにチューニングされているようです。↓

GEEKOM GT1 MEGA

先ほどと同じ条件(APEX LEGENDS)で温度計測器を使い背面(排気口)付近をチェックしてみたところ、大体45〜48度台とコチラもかなり控えめ。排気口から出てくる空気も「ちょっと暖かいかも?」くらいだったので、かなり温度は低く抑えられている模様です。

ただし、ファンは高負荷時だとかなりブン回っており、騒音が結構気になりました。数値的にも50dB弱だったので、爆音ではないものの気になる人もそれなりにいそうなくらいですね。

GEEKOM GT1 MEGAの電源周り

GEEKOM GT1 MEGAはモバイル向けとはいえハイスペックプロセッサのCore Ultra 9 185H(レビュー機)を搭載しているので、消費電力はどうなの?とお考えになる方もおられるかと思います。

▼付属するACアダプターは最大で120W出力に対応したものですので、ハイスペックミニPCとしては標準的な容量。というかコレ小さいね。↓

GEEKOM GT1 MEGA

実際にコンセントに刺して測るタイプのワットチェッカーで計測した結果は以下の通り。

  • アイドル時:8W
  • ウェブブラウジング時:20W〜50W
  • Cinebench 2024 シングルコアベンチマーク:40W
  • Cinebench 2024 マルチコアベンチマーク:70W

ウェブ閲覧時は20W台だったり50Wまで跳ね上がったりと安定した推移はしてなかったですね。むしろベンチマーク時の方が安定してたまであります。

とはいえ、GEEKOM A7とは違い消費電力は100Wに一切届かなかったので、CPU側かメーカー側の調整なのかは別として消費電力はかなり抑えめなのは分かりました。

GEEKOM GT1 MEGAのOS・機能

この項目ではGEEKOM GT1 MEGAの機能面に関して感じたことを記載していきます!なおOSはWindows 11 Proがプリイン済みです。

SDは裏向きに挿さり少し出っ張る

GEEKOM GT1 MEGAはGEEKOMのミニPCらしくSDカードスロットを装備しています。

▼ベンチマーク結果はこんな感じ。UHS-IのSDでもほぼ上限まで速度が発揮できるようです。↓

GEEKOM GT1 MEGA

ただし、SDを裏向きにしないと刺さらない点やSDの装着時に少し出っ張る点がまだ健在なのはちょっと気になったところ。

▼完全に挿入した状態でもこれくらい出っ張ります。まぁメッチャ出ているわけではないので個人的にはまだマシなんですが…↓

GEEKOM GT1 MEGA

▼SDカードは以下のような向きでないと挿さらないようになっています。USB端子は普通に挿せるのにSDだけ裏向けないとダメなのなんでなん?↓

GEEKOM GT1 MEGA

個人的にはどちらか1点が解消(SDが表向き挿入方式になるだけでもよい)されるだけでも満足なんですが、以前からずっとこの方式ということは何か理由があるのかもしれないですね!?

初期設定後はキーボードが英語配列になる!

これもずっと引きずっている問題の一つなんですが、初期設定で日本語配列を選んでもセットアップ後に何故かUS配列になります。

本機に限らずグローバルで販売しているモデルをそのまま日本でも展開モデルは大体そうなんですが、セットアップ時に日本語キーボードに設定していても反映されていなかったりするんですよね。地味に面倒。

設定から日本語配列へ変更は可能なので、全く設定できないというわけではないのですが、絶対初心者の方やあまりこういった系の端末を購入したことがない方とか引っかかるでしょ。とは思いますけどね〜。

GEEKOM GT1 MEGAのレビューまとめ!

GEEKOM GT1 MEGA

GEEKOM GT1 MEGAはどうなのか。結論を言っちゃいますと「かなりいい!」の一言に尽きます。

確かに細かい点での不満点はないわけではありませんが、個人的には「これもサポートしていればよかったな」くらいのもので大まかなところでは満足しているからなんですよね。

価格は今回レビューしたCore Ultra 9 185H搭載モデルで13万円ほどとそれなりにいいお値段はするものの、その価格に見合った内容だと感じました。長く使えるミニPCをお探しの方はこのGEEKOM GT1 MEGAはかなり有力な選択肢だと思いますよ!

GEEKOM GT1 MEGA購入先まとめ

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

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