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新しいiOS 13、iPadOSの気になる機能や対応機種をチェック!

WWDC 2019

アップル主催のWWDCにて新しいiOS 13などについての発表がありました。今回はスピーチしてた方々も「huge project」と語っていたようにかなり大幅なアップデートと言えそうです。

iPhoneはiOS 13へ

アップルは日本でスマホシェア1位。iPhoneという単語が通じない人はほとんどいないと言っても過言ではありません。そのiPhoneの最大の魅力の一つが、「最新のOSを長い期間使える、しかも提供されたその日にアップデートできる」ことです。iPhoneユーザーの中で最新のiOS 12を使っている人は85%にも及びます。そんなiOSが今年の秋に新しくなるのです。

▼iOS 12の普及率がAndroid 9 Pieより圧倒的に高いことをアピールするアップルCEOのティム・クック氏↓

WWDC 2019

まずは対象モデルをチェック

新しいiOS 13のサポート対象となるのは以下のモデルです。

  • iPhone 6s(Plus)
  • iPhone SE
  • iPhone 7(Plus)
  • iPhone 8(Plus)
  • iPhone X
  • iPhone XS(Max)
  • iPhone XR
  • iPod touch(第7世代)

また、残念ながら今回アップデート対象外となってしまったのは以下のモデルです。

  • iPhone 5s
  • iPhone 6(Plus)
  • iPod touch(第6世代)

つい先日、第7世代となる新しいiPod touchが発売されたことなどから、A8チップまでのSoCを搭載しているモデルが切り離されるのではないかという噂がされていましたが、その通りとなりました。

どんなところが進化した?

ここからはiOS 13が進化したポイントを簡単に紹介していきます。

待望のダークモード

ダークモードとは一般的な白を基調とした背景ではなく、黒をベースにした背景のモードです。暗い場所で使うときに目が疲れにくい、消費電力が抑えられることなどが期待できます。

特に有機ELディスプレイ(Super Retina)を搭載しているiPhone X、XS(Max)は仕組み上消費電力を節約できそうです。特定の時間帯になったら自動でダークモードに切り替わるように設定できるほか、コントロールセンターからワンタップで切り替えができます。

▼おやすみ前に重宝しそうですね↓

WWDC 2019

写真やビデオの閲覧、編集が便利に

写真アプリも使いやすくなります。年、月、 日毎のハイライト表示ができるようになり、自動的に選別されたその年、月、日のベストショットをトップにしてくれます。写真アプリを見るだけで過去にあった思い出を簡単に振り返ることができるのはいいですね。

また、ビデオが写真並みの細かい編集ができるようになります。トリミングしたり、回転させたり、露出を調整したりできます。また、編集は非破壊的なのでいつでも元に戻せるのもポイントですね。

「Apple IDでログイン」ができる

WWDC 2019

よく「Googleアカウントでログイン」「Facebookアカウントでログイン」というのは見かけると思います。これがApple IDでできるようになります。色んなサイトのパスワードを覚える必要がなくなり便利になりますね。

▼メールアドレスが必要なサイトの場合はランダムに配列された架空のメールアドレスを作成してくれます。↓

WWDC 2019

AirPodsとの鮮やかな連携プレイ

新しいメッセージが届くとSiriが内容を読み上げてくれます。そのままSiriに返信してもらうこともできちゃいます。まるで映画の世界ですね。びっくりです。

▼AirPodsを使った音楽シェアはこんな感じ↓

WWDC 2019

パフォーマンスもアップする

iOS 12以降では古いiPhoneでもOSをアップデートすればパフォーマンスが上がるというスタンスになっています。

Face IDに対応しているiPhone X、XS(Max)、XRではロック解除が最大30%速くなります。また、App Storeのアプリのパッケージ方式が改善されるらしくダウンロードサイズは最大50%、アップデート容量は最大60%も小さくなるとのことです。

▼これによりアプリを起動するのにかかるスピードも最大で2倍になるというのはすごいですね。↓

WWDC 2019 WWDC 2019WWDC 2019

ざっと紹介しましたが、他にもマップの改善など様々なアップデートがあります。ここでは書ききれない魅力の数々は以下の公式ページよりどうぞ。

iPadは新しいiPadOSへ

今までiPhoneと共通のiOSで動作していたiPadですが、この度、専用のOSが用意されることになりました!その名も・・・

iPadOS

そのまんまですが、主にマルチタスクの機能が強化され、よりノートパソコンチックな使い方ができるようになり、使い方の幅がぐーんと広がりそうです。

まずは対象モデルをチェック

新しいiPadOSのサポート対象となるのは以下のモデルです。

  • 第5世代iPad
  • 第6世代iPad
  • iPad mini 4
  • 第5世代iPad mini
  • iPad Air 2
  • 第3世代iPad Air
  • 初代iPad Pro(9.7インチ、12.9インチ)
  • 第2世代iPad Pro(10.5インチ、12.9インチ)
  • 第3世代iPad Pro(11インチ、12.9インチ)

また、残念ながら今回アップデート対象外となってしまったのは以下のモデルです。

  • iPad mini 2
  • iPad mini 3
  • iPad Air(初代)

iPad Proでは全ての世代がサポートされることになりました。長らく最新モデルとして販売されてきたiPad mini 4やiPad Air 2も対象となったのは嬉しいですね。

大画面を生かした機能がいっぱい

iOS 13と似たような進化もありますがiPadならではの進化も遂げています。

スライドオーバーと分割表示

スライドオーバーの操作で画面分割がとっても便利に。脇に開いているアプリもiPhone風に下部をスワイプすれば簡単に切り替えできます。また、同じアプリを複数の場所で開くことができ、あれもこれも閲覧、編集できちゃいます。Dockのアイコンをタップすると1つのアプリで開いている全てのスペースを確認できるのも良いですね。

▼メールの返信文を入力しながら別のメールを閲覧したり、そこに添付されてる写真を貼り付けしている様子↓

WWDC 2019

ホーム画面を刷新

ホーム画面にToday Viewウィジェットをピン留めできるようになります。

Apple Pencilが使いやすく

Apple Pencilのレイテンスは20ミリ秒から9ミリ秒になり、より紙に書いてる感覚で操作できます。Apple Pencilで簡単にスクリーンショットが撮れるほか、フルページのスクショも撮れるようになり、フルページスクショをApple Pencilでデコることもできます。

Macのサブディスプレイとして使用可能

Macの拡張ディスプレイとして、あるいは画面ミラーリングをするなどの使い方ができます。また、スマートキーボードを装着していればマウスも利用可能です。

テキスト編集は3本指の時代

指を3本使ってコピーやカットができます。テキストの選択もタップからのスワイプと楽ですね。また、キーボードをちっちゃく縮小させてデコるためのスペースを確保したりできます。

デスクトップクラスのウェブ閲覧

Safariでのウェブ閲覧においてパソコン向けのサイトをiPadの画面に最適化して表示してくれます。Google Docs、Squarespace、WordPressなどのWebアプリを快適に利用できるとのことです。こ、これはめっちゃいい!

iOS 13と共通の進化ポイント

iOSをベースに作られているのでiOSと同じ進化ポイントもあります。ダークモードの実装、写真アプリのアップデート、Apple IDでのログイン、Face IDの認証速度アップ(第3世代iPad Proのみ)、パフォーマンスの向上はいずれもiPadOSでも行われます。

iOSをベースにしながらもiPadが数倍使いやすくなるように進化させたiPadOSは、今回の発表会でも目玉となるものだったと思います。仕事にもバンバン使えそうな感じがします。記事に載せきれなかった点は公式プレビューよりご確認ください。

まとめ

冒頭にも書いたようにかなり大幅なアップデートですね!あと、公式プレビューにもちょろっとしか書いていなかったのですが、最適化充電というものが実装されるようです。

iPhoneの充電ルーチンを学習して過充電を防ぐなど最適な充電をしてくれるそうで、バッテリーの劣化を抑えることができるとも記述されおり、個人的に気になる機能です。

iOS、iPadOS以外にもwatchOSやmacOSについても発表されているほか、新しいMac Proも発表されています。WWDCで発表された全ての内容は以下のページからどうぞ。

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