ACEMAGIC M1A TANK 03の本音レビュー。旧世代の小型ゲーミングPCという選択も大いにアリ
小型ゲーミングPCのACEMAGIC M1A TANK 03というモデルを試してみないかとお話を頂いたのでレビューでまとめていきます!
ちなみに今回はちょっと特殊なケースで、既に終売したRTX3070を搭載する旧型が届きました。現在はRTX4060を搭載する新型が販売中とのこと。
という訳で旧世代ゲーミングモデルってどうなの?という視点も入れつつレビューを進めていきたいと思います!
■ACEMAGIC M1A TANK 03■
初出時価格→229,900円
▼ACEMAGIC公式ストア:163,990円に割引中!↓
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スペック、ベンチマーク、検証結果
小さめのデスク上にも置けるコンパクトなボディー
ACEMAGIC M1A TANK 03のサイズはミニPCと言えるほどミニではないけど、ゲーミングデスクトップPCの中ではめちゃくちゃコンパクト!
▼見て下さいこのサイズを!(iPhone 16と比較)↓
デスクトップPCは置き場所を考える必要もありますが、この大きさならデスクの上にもポーンと置いて使えるサイズ感なので割と小さなデスクでもいけます。
ゲーミング感溢れるデザインも良いですね~!質感もめちゃくちゃ良いしライディングも綺麗なのでオブジェとしても良い線いってます。
▼ちなみに端子類はこんな感じでした。おー、なかなかの充実っぷり。↓
ACEMAGIC M1A TANK 03は前後に3.5mmオーディオポートを備えていたり、前面にUSB‐Cポートを備えるなど、扱いやすさに配慮したポート配置もGood。
コンパクトながら映像出力端子もHDMI×2、DisplayPort×1を備えており、USB‐Cも使えば最大4画面出力もOK。ゲーム配信する時は配信ソフトやら沢山立ち上げるので僕はマルチディスプレイが必須なんでがこれなら問題なし。
個人的にはSDカードスロットを搭載している点も嬉しかったポイント!仕事で使うことが多いので有り難い装備でした。
工具フリーでメモリやSSDを換装できる
ゲーミングモデルということでメモリやストレージの換装も超簡単に出来るようになっています。
▼筐体の左右にはレバー式のロック機構が備わっていて、ロック解除すると以下のようにメモリやストレージにアクセスできます。↓
OSはもちろんOEM版
OSはWindows 11 Proがプリインストール済み!
▼調べてみたところ、もちろんOEM版が搭載されています。↓
という訳で、きちんとしたOSが入っているので全く問題なし。そうそう、初めてパソコンを購入する人はセットアップ後に回復ドライブの作成をしておきましょう!お忘れなく!
やっぱり外部GPUは強い!
レビュー機は3世代前のGeForce RTX 3070を搭載しているんですが、旧世代とは言えやっぱり外部GPUは強いですねぇ!
ミニPCや携帯ゲームPCのレビューで「オンボードGPUとしては凄いけど所詮オンボードGPU」と言ってるんですが・・・
▼こういうことです。↓
3世代前のGPUといってもモンハンワイルズはベンチマークでは高設定で非常に快適にプレイできるというお墨付き。
また超重量級ゲームのサイバーパンク2077もFHD解像度のテクスチャ品質が高で平均60FPS。他にもAPEXは視野角100で150~180FPSというレベルで動作してました。いや~、さすが外部GPUといった感じ。
やっぱり本格的にPCゲームを楽しみたいなら、旧型でも外部GPUを搭載しているモデルを強くオススメしたいですねぇ。
動画の書き出しも凄く速い
ゲーミングPCを購入したらプレイ動画の投稿にもチャレンジしたくなりますよね…笑。そんなときも外部GPUを搭載したモデルは格の違いを見せつけてくれます。
▼4K/60FPSで撮影した30分のゲームプレイ動画を1080P/60FPSに書き出した結果が以下!パワフルなM4 MacBook Airと比べてもこんなに差が。↓
Intel Core Ultra 7 258V(オンボードGPU) | 41分48秒 |
Intel Core Ultra 9 285H(オンボードGPU) | 29分14秒 |
M4 MacBook Air(オンボードGPU) | 33分7秒 |
Intel Core 9 12900H+モバイル版RTX3070の外部GPU | 14分4秒 |
外部GPU強すぎででしょ笑
動画の書き出しってマシンパワーで処理時間が変わってくるんですけど、外部GPUの高性能なチップを使うことで超時短ができちゃいます。浮いた時間でもう一戦遊べそう。
3段階のマシンパワーを手元で変更できる
▼このド派手に光っているダイヤルはマシンパワーを変更するためのダイヤル!↓
- 赤色のパフォーマンスモード:ゲームや動画編集など重量級処理はこれ
- 緑色の自動モード:オフィスシーンで最適な設定はこれ
- 青色のミュートモード:動画視聴などストリーミングに最適な設定はこれ
▼実際に各モードでAnTuTuを走らせてみると性能もしっかり変わっていました。上からパフォーマンス、自動、ミュートで並べています。↓
モノによってはパフォーマンス切り替えをBIOSから行うという超絶面倒なモデルもありますが、本機は手元でサクッと切り替えられるので超イージー!
スコアを見た感じCPUパワーを制限しているような結果だったので、CPUパワーをそれほど必要としないゲームなら自動モードやミュートモードでも事足りそう。
また本機は現行モデルも含めてCPUはIntel Core i9 12900Hという旧世代を採用しているんですけど、パフォーマンスは2025年8月時点でも非常に高いです。
外部GPUを搭載しているのもあり総合的な性能も非常にパワフル!重量級処理の代表格であるゲームはもちろん、4Kソースの動画編集や書き出し、フルサイズの写真編集やRAW現像などクリエイティブ系作業もいけちゃいます。
旧世代のゲーミングPCも全然あり
旧世代と言えば聞こえが悪いですが、実は非常にコスパが良いです。
▼例えば少し前にレビューしたGMKtec EVO-T1というモデルは最近発売したばかりのミニPCで最新CPUを搭載するハイエンドモデルです。↓
GMKtec EVO-T1の本音レビュー!Intel Core Ultra 9 285Hを搭載する拡張性抜群のミニPCを試す
上の製品はオンボードGPUの中でも性能が高く、APEXも100FPSくらいでプレイできるんですが・・・
▼やっぱり所詮オンボードなんですよね。例えばモンハンワイルズだと最低設定でも設定を変更しろと言われてしまいました。↓
一方でACEMAGIC M1A TANK 03は上述した通りモンハンワイルズも高設定で快適にプレイできる判定。旧世代と言えど外部GPUを搭載するモデルはゲーム性能の格が違うので大きく結果に差が出てます。
お値段ですが、GMKtec EVO-T1クラスの製品は15万円弱くらい。
一方で本機は現行モデルの通常価格は229,900円ですが、発売から少し時間が経ち執筆時点では16.4万円まで値下がっています。最新ミニPCと比べてそれほど価格差も大きくはありません。
でもこんなにゲーム性能が変わるんですよ。AnTuTuスコアで言えば4倍くらい高いスコアですもん。そんなの知ってしまったら旧世代ゲーミングPCという選択は大いにアリというか、出来れば狙っていきたいですねぇ。
ACEMAGIC M1A TANK 03のレビューまとめ
現行モデルも新世代のGPUが登場したので旧世代ゲーミングPCと言って良いかと思いますが、旧世代ゲーミングPCってどうなの?という点で言えば選択肢として大いにアリでしょう。
「いろんなPCゲームを快適にプレイしたい」という目的であれば外部GPUはやっぱり強いですねぇ。旧世代といっても数世代落ち程度なら最新オンボードGPUでも全く太刀打ちできないレベルのゲーミング性能ですもん。
ゲーミングPCって新世代が出ると旧世代の価格が一気に下がるので、大幅に割引されたり上質な中古が見つかることも多いので、旧世代狙いってアリだなぁ。
現に本機の現行モデルもRTX5000番台が出たことでGPUも旧世代となり、価格は229,900円→163,990円になっていますからね。でもこの性能で十分って人は沢山いるはずなので、こういったモデルを狙うのも賢い選択と言えそうです。
また、小型なゲーミングPCも選択肢としては全然あり。僕が求めているゲーム性能もクリアしていたので、筐体の大きいデスクトップPCじゃなくてこれで良いよねって思ってます。置き場所にも困らないし1日2時間ほどAPEXするくらいなら十分すぎ。
という訳で、旧世代ゲーミングPC・小型なゲーミングPCもなかなか良きですねぇ。
特にミニPCでゲームもプレイしてみたいなとスタンダードなモデルを物色している人は、こういった小型&旧世代となり安くなっているモデルはぶっ刺さるかも。
それではACEMAGIC M1A TANK 03のレビューでした。参考になれば幸い!
▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓
■ACEMAGIC M1A TANK 03■
初出時価格→229,900円
▼ACEMAGIC公式ストア:163,990円に割引中!↓
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