Mac Studio内蔵SSDの換装は一筋縄ではいかなさそう?
SSDが換装可能と囁かれていたMac Studioですが、SSDを取り替えたらハイ終わりというような簡単な話ではないようです。詳細は以下より。
Mac StudioのSSDは換装しても起動は不可?
以前にガルマックスでも取り上げたMac StudioがSSD換装可能かもという話の続報が海外ニュースサイトのThe Vergeにて投稿されています。
▼それによると、YouTuberであるLuke Miani氏が公開した動画で、Mac StudioのSSDは他のM1搭載Macのようにメインボードにはんだ付けされていないので、換装こそできるものの、起動は不可であったことが報告されているようです。↓
Luke Miani氏が推測するに、今回発生した起動できない問題はハードウェアの制限ではなく、AppleがAppleTrackを介してソフトウェアレベルで SSD の交換をブロックしているとのことです。
また、Mac Studio のストレージは換装が可能とはいえ、SSDにアクセスするには
- デバイスの底面にあるゴム製のリングを取り外す
- 底面パネルのネジを外す
- 金属製などの外装でガードされていない剥き出しの電源ユニットを引き抜く
というかなり手間や危険性を伴う作業が必要です。
特に剥き出しの電源ユニットの取り外し作業に関しては、放電が済んでいない状態での作業は下手をすると生命に危険が及ぶ可能性があるため、かなり危険と言えるでしょう。
ここまで危険を冒しつつ手間暇をかけたとしても、上記のように換装しても起動しないとなると、
The Vergeは今回の事例に対し、Macを分解することを防止したいのか、より大容量なSSDの購入をユーザーに勧めたいのか、どちらを推し進めたいのかが分からないとし、ここまでユーザーに制限をかけるのは残念であるとしています。
ストレージを使い込む予定の方はあらかじめ増設した方が吉
筆者自身、メモリやストレージが換装可能なものを含め、様々なMacを使ってきましたが、筆者的には換装可能な方がありがたいなってスタンスです。
ただ、筆者はどちらかというと外部ストレージで何とでもできるSSDよりも、動作の快適さに繋がるメモリが増設できた方が良いなと考えていますので、今回の件はそこまで深刻には捉えてないんですよね。
以前、iMacでもアップルが認定する修理業者に預けると公式にメモリ増設が可能であった件もありますし、Mac StudioのSSDもそのような形に落ち着きそうな気もしますね。
ただ、換装ができるか否かに関わらず、メモリやストレージをしっかり使用する予定がある方はあらかじめ増設しておくことをオススメします!