Microsoft 365 for Macがアップデート。Apple M1でネイティブ動作するように
Microsoftは15日、Microsoft 365 for MacにてApple M1でネイティブ動作するバージョンを提供開始。アップデートを行うことで新機能も追加される。
Microsoft 365 for MacがARMで動作。軽快に動いている
Microsoftはこれまでもmac向けにMicrosoft 365 for Macを提供してきたが、Appleが2020年11月にリリースしたApple独自のSoC「M1」はARMベース。
しばらくx86向けをRosetta 2で動作させていたが、今回のアップデートでは、ARMでネイティブ動作するようになった。
既にMicrosoft 365 for Macを活用されている方は、Mac App Storeにアクセスしてアップデートを行うか、Microsoft AutoUpdateを利用してOfficeアプリの「ヘルプ」に移動して「アップデートの確認」からアップデートを行える。
▼筆者もMicrosoft 365 for Macを導入してアクティビティーモニターで確認したところ、Word、Excel、PowerPointなどアーキテクチャがApple(ARM)で動作していることを確認。↓
実際の動作だが、今のとろこ筆者の利用する範囲では不具合もなく軽快に動いてくれている。特に作成済みのエクセルファイルをクリックして開くまでの速度が非常に速く快適だ。
デザインの刷新や新機能も追加
Microsoft 365 for MacのアップデートではApple M1にネイティブ対応した以外にデザインの刷新や新機能の追加も行われている。
▼デザインはmacOS Big Surのに合わせて刷新。↓
▼また、OutlookではiCloudのアカウントをサポートした。これにより仕事用と個人用のメール、連絡先、カレンダーを1つのアプリにまとめることができ使い勝手が向上。↓
今回のアップデートではこれらの新機能も魅力的だが、ARMでネイティブ動作するようになったことが一番大きなポイント。
これまでもRosetta 2上で問題なく動作していたが、ARMでストレートに動作するようになり、これまで以上に軽快な動作を体感できるはずだ。
仕事でMicrosoft 365 for Macを活用されている方も多いはずなので、M1版MacBookを利用されている方はアップデート情報もチェックして導入してみてはいかがだろうか。