motorolaが新型の折り畳みスマートフォンを開発中?

motorolaがリリースしている折り畳みスマートフォンのrazrですが、次世代モデルが開発中との話が出ているようです。詳細は以下より。

Lenovo幹部が新型razrを開発中と公言

motorolaは2019年に伝統的なrazrの名前を冠して折り畳みスマートフォンをリリースしました。その後は目立った後継機種の話もなく、ある意味一発屋で終わるかもしれないと危惧していましたがmotorolaは諦めていないようです。

海外ニュースサイトのGizchinaが報じるところによると、Lenovoの幹部であるChen Jin氏がWeiboに第3世代のmotorola razrを開発している旨を投稿しているようです。

新型razrは、調整されたUIやより良いデザイン、改良されたパフォーマンスを引っ提げて中国向けにリリースする可能性が高いとのこと。

Gizchinaは件の投稿から以下のように推測しています。

ライバルであるサムスンのGalaxy Z Flip 3が防水、フラッグシップ級の性能、ノッチのない大型ディスプレイなどの機能を備えつつも999ドルと比較的手が出しやすい価格での販売がされている現状はモトローラも前モデルより安価な価格でより良い製品を提供しなければならないことを意味している

また、続けてGizchinaは次期razrに対して以下のような意見も述べています。

Snapdragonハイエンドモデルを常に採用してきたサムスンとは異なり、motorolaはrazrにミドルレンジクラスのSoCを搭載していたので、今回は前モデルのような失敗をしないことを望んでいる

要するに「サムスンの折り畳みスマートフォンと比べると性能面でも価格面でもアドバンテージが感じられないから、次期モデルはその辺りをなんとかしろ」ってことですかね。

motorolaも折り畳みスマートフォン競争に脱落したくないのかも?

Gizchinaが指摘している性能と価格が見合っていない点には筆者も同意できますが、それは執筆時点の今だから言える話。razr登場当時はソコソコ安価な折り畳みスマートフォンとして価値はありました。

ただし、精力的にアップデートしていた他社とは違い、motorolaはあまりrazrのアップデートに積極的ではなかった点が問題ではないかと思います。技術的な問題点もあるので難しい点もあるのでしょうけどね。

そのまま細々と数社が折り畳みスマートフォンをリリースするような状況が続いていたならmotorolaもrazrを更新せずにそのまま放置していた可能性もありますが、実際には各社の折り畳みスマートフォン競争が激化している状況になっています。

以上の状況もあり、このままでは競争から脱落する可能性もあると踏んでのLenovo幹部の発言なのかなぁ?と穿った見方をしてしまうのは私だけでしょうか?

どちらにせよ、次期razrが開発中なのは言質が取れていますが、肝心のスペックは不明なまま。一体どんな性能に仕上がるのかが気になるところですね!

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