Helio P23は低クロック版のMT6763Vが存在。Ulefoneが中華スマホPower 3で盛大にやらかす

どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。

新年早々、やられました。

Twitterでも報告している通り、きょう1月4日に中華スマホのUlefone Power 3が手元に届いたのですが、AnTuTuベンチマークを測定したところ、Ulefone Power 3の公式動画とかけ離れた低スコアを叩きだしたのです。

これは最高に面白いので、色々調べた結果、どうやら公式動画に上がっているSoCはHelio P23のMT6763T。クロック数は最大2.5GHzのSoCです。

しか~し、製品版に搭載されているSoCはMT6763Vという型番で最高クロックが2.0GHz版でした(´・ω・`)

おい、Ulefone、オメェ、やらかしたな!その公式スコアは高クロック版のMT6763Tじゃねぇか!!!!アコギな商売してるとユーザー失うぞ!おい!聞いてるかUlefone!

僕がどれだけUlefone Power 3が届くのを楽しみにしてたか。

Helio P23はまだまだ情報が出回っておらず、ガルマックスの実機AnTuTuスコアリストにも入っていないから、凄く楽しみにしてたんだぞ!

僕がどんな気持ちでUlefone Power 3を待っていたか分かるかUlefone!

発送通知からワクワク・ドキドキして、数週間、寝る前には思い出して寝不足になり、夢に出てきて嬉しくて飛び跳ね、目が冷めて「夢か・・・」とがっかりして、何度も不在届が入っていないかポストを確認して・・・

まぁ、嘘なんだけど。

とりあえず、そこそこ楽しみにしていたんだぞ!もう、ガッカリだよ!

これがUlefone Power 3の公式動画

▼AnTuTuスコアは総合スコアが69365点、3Dスコアが12309点。他で挙がっているMT6763Tと同等スコアを叩き出しています。↓

▼動画消えたらアレなのでスクショ撮っておきました。↓

こっちが届いたUlefone Power 3の実機AnTuTuスコア。

▼総合スコアは48379点、3Dスコアは10954点。↓

3DスコアについてはGPUがどちらもMali-G71なのですが、MT6763TのCPUはクロック最大2.5GHz、MT6763VのCPUはクロック最大2.0なのでCPUボトルネックでGPU性能が足を引っ張られてスコアが下がっている可能性大です。

問題なのは型番が表記されていないこと

海外ネットショップや公式サイトではHelio P23やMT6763とだけ書かれており、TなのかVなのか分かりません。かろうじて判断できるのがCPUクロックが表示されている仕様表で、クロックが2.0GHzならMT6763Vです。

ちなみに公式動画の備考にはこう書かれていました

Ulefone Power 3 4G Phablet Android 7.1 6.0 inch MTK6763 Octa Core 2.0GHz 6GB RAM

話題となっているP23は最大クロックが2.5GHz。どうやら、製品に搭載されているSoCは上記から全てMT6763Vのクロックダウンモデルであると言えます。

今後、P23のチップ型番を判別するポイントはこのクロックの数値しかありません。恐らく多くの方はMT6763やHelio P23のキーワードで検索し、検索結果は大多数がMT6763Tのものなので気が付きにくいはずです。

これは罠ですな。

みんな、気をつけて(´・ω・`)

SoCって低クロック版やターボ版など、同じ型番で多岐に渡ります。

今回の問題点ですが、たしかにMT6763VはHelio P23なので間違いではありませんが、公式動画では高クロック版を使用して製品版では同じP23の低クロック版を搭載して売ってたこと。

もちろん、Ulefone Power 3のスペックには確かにクロックが2.0GHzとかかれており、MT6763Tが2.5GHzだと知っていればアレ?って気がつくことが出来たのですが。僕はやられちゃいました。もっと精進しなきゃ。

Ulefone Power 3のスペックレビューでは公式動画のスコアやMT6763Tの出回っているスコアを参照して総合スコアが7万点超えと紹介していましたが、今は全て修正してます。

僕がもっと早く気がついていれば購入者さんをガッカリさせることは無かったはずです。本当にすみませんでした。

みんな、ごめんね(´・ω・`)

以上、人柱レポートでした。

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