NAS機能搭載！SSDが4枚刺せる「NucBox G9」登場、スペックをチェック

ミニPCメーカーのGMKtecから「NucBox G9」が登場しましたのでスペックを見ていきましょう。N150搭載で最大16TBのストレージに対応している面白い製品です。

NucBox G9の詳細スペック

CPU	Intel Twin Lake N150
GPU	Intel Graphics(内蔵)
メモリ	12GB(LPDDR5 4800MHz、オンボード)
容量	64GB(eMMC)+0GB/512GB/1TB(M.2 SSD PCIe3.0)
インターフェース	3× USB-A 3.2 Gen2x1(10Gbps) 1× USB-C USB4 (10Gbps、DATA/DP/PD) 1× 3.5mmオーディオジャック 2× LAN (2.5Gbps) 2× HDMI(4K@60Hz) 1× USB-C(DC、電源供給のみ 19V/3.42A)
電源	非公表
サイズ	146×100×38.5mm
重量	370g
OS	Windows 11 Pro + Ubuntu(Linux)
通信	WiFi 6 Bluetooth 5.2
備考	4× M.2 2280 PCIe3.0 スロット搭載

スペック表に関する免責事項

直方体のデザイン、

▼横長のお弁当箱のようなデザイン。左右側面には排気口、反対側にはUSB-Aポートが3つ搭載されています。吸気口は上面と底面にあります。↓

▼前側面は電源ボタンのみ。後側面にはLANポートが2つ、HDMIポートが2つ、TypeCポートが2つ搭載。TypeCポートの片方は電源供給のみですが、もう片方はデータ転送、映像出力、PDに対応したフル機能のものになっています。↓

個人的には前側面にUSBポートが欲しかったです。USBメモリなどを刺す際に前側面にポートがないと不便です。

N150搭載、メモリは12GB

本機にはIntel N150が搭載されています。N100の後継CPUですが、殆ど差はありません。TDPは6Wとかなり省電力。ターボブーストで最大3.6GHz、TDP15Wになります。メモリは12GB。オンボードなので増設はできません。

ブラウジングやOfficeソフト使用などの事務用途であれば十分な性能で、ゲームプレイは現実的ではありません。

N150が実際にどれぐらい動くかは同CPU搭載のBeelink EQ14の実機データをご確認ください。EQ14のTDPは最大25Wなので本機はEQ14より若干性能が劣ると思います。

NAS運用に最適、最大16TBのストレージ

▼本機の下部には4つのM.2スロットがあり、1つあたり最大4TB、合計で16TBのストレージを増設可能。↓

▼スロットはかなりサイズに余裕があるのでヒートシンクも装着可能です。↓

▼CPU用のファンとは別にSSD冷却用のファンを2機搭載。ファンを3つ搭載するミニPCは珍しいですね。↓

Windows + Ubuntuデュアルブート

▼本製品にはWindows11 ProとUbuntuが搭載されており、デュアルブートが可能です。また、TrueNASなどのNAS用OS、Jellyfinなどのファイルサーバーなどのインストールも推奨しています。↓

なお、デュアルブートに関しては一部のPCを除いて基本的にどんなPCでもできるため、この製品の独自機能というわけではないです。

NucBox G9まとめ

NucBox G9の発売日は2025年1月で記事執筆時点の価格は以下の通り。

• メモリ12GB+容量64GB(eMMC)：41,956円(公式サイト)
• メモリ12GB+容量64GB(eMMC)+512GB(SSD)：46,618円(公式サイト)
• メモリ12GB+容量64GB(eMMC)+1TB(SSD)：51,280円(公式サイト)
• メモリ12GB+容量64GB(eMMC)+512GB(SSD)：44,490円(Amazon)
• メモリ12GB+容量64GB(eMMC)+2TB(SSD)：54,900円(Amazon)

ミニPC　N100やN150のミニPC界隈は魔境で特徴がないとすぐ埋もれてしまいますが、本機はNAS運用に振り切っており、なかなか魅力的。

N150ならある程度動きますし、下手な安いNASを買うぐらいなら本機を買ったほうが快適かもしれません。ただ、NAS運用するにはOSインストールなどのある程度の知識が必要なのでそこだけご注意を。

NucBox G9の購入先

▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で必ず確認して下さい！↓