[先行レビュー]双方即時音声翻訳機「Smark Translator」を試す

Smark Translator

kickstarterにて出資を募っている即時翻訳機の「Smark Translator」。37カ国語(サンプル機では24ヶ国語まで対応済み)の”双方翻訳”を実現しながらも使い勝手を考慮したスマートなデバイスです。

今回、話題のSmark Translatorをガルマックスで先行体験出来る機会を頂いたので、早速サンプル機で試してみます。※サンプル機なので製品版と若干の違いがあるかも知れません。その点を考慮して御覧ください!

Smark Translatorの価格と発売時期

現在は出資を募っている段階で、HK$1500以上(約21,000円)の出資でSmark Translatorが1台届きます。この価格は通常価格の40%オフのようです。早期出資特典ってやつですね。お届け予定は2018年12月となっています。

Smark Translatorの開封

▼こんな感じのカッコいいパッケージで届きました。↓

Smark Translatorのパッケージはブラック

▼パカっと蓋をあけるとSmark Translatorがドドーンと入っています。↓

Smark Translatorは上ブタを開けると本体がドーンと入っています。

現段階で取扱説明書類は英語と中国語のみ付属

▼まだ日本市場向けにリリースする出資を募っていないので、現段階では英語と中国語で記載されている書類一式が入っています。↓

kickstarterで出資が好調であれば日本市場へ投入するための追加出資を募るかも知れませんね。

MicroUSBケーブルが付属

▼本体の充電はMicroUSBケーブル経由で行います。もちろんモバイルバッテリー経由での充電もオッケー!↓

Smark TranslatorはMicroUSBケーブルで充電します。

Smark Translatorの外観とデザインをチェック

個性的なデザイン

▼大きさはこんな感じ。縦に長い形状なので持ち心地は悪くありません。↓

Smark Translator

▼中央のディスプレイを挟むように上部と下部にマイクマークのボタンが備わっていました。このマイクボタンを押しながら話し、ボタンから指を離すと設定した言語に即音声翻訳されます

Smark Translator

上下にスピーカー。上部はイヤホンジャック付き

▼本体下部にはスピーカーが備わってます。↓

Smark Translatorの本体下部にはスピーカーが備わっています。

▼そしてこっちが本体上部。こちらもスピーカーが備わっており、イヤホンジャックも備わってました。↓

Smark Translatorの上部にもスピーカーが備わっておりイヤホンジャックも搭載されています。

本体の左右に各種ボタンとSIMスロット

▼本体右側面には電源ボタン、充電ポート、子機の電源ボタンと分離ボタンが備わってます。↓

Smark Translatorの左側面にはボタン類が並んでいっます。

▼本体左側面にはSIMスロットと上部分離ボタン。上部を分離するボタンは左右に備わっているので、両方のボタンを指で摘んでロックを解除する仕組みとなっています。

Smark Translatorの左側面にはSIMスロット

▼SIMスロットはNanoSIMに対応していました。↓

Smark TranslatorはNanoSIMに対応しているスロットでした。

Smark Translatorを実際に使ってみた!

ここからはSmark Translatorを実際に使ってみて気がついたことなどをまとめています。

ネットワークに接続していないと利用できない

Smark TranslatorはWi-Fi接続するかSIMを挿してデータ通信環境を整えるかしないと翻訳機能が利用できません。

メリットは

  • 常に最新の翻訳データを利用できるので翻訳精度が高い(常に更新されている)

デメリットは

  • ネットワークに繋がらない場所だと役に立たない

と言ったところです。

個人的に海外であれ、ネットワーク環境の整っていない場所で活動することは現時点で皆無なので特に問題ではありませんが、ネットワークに接続出来ないエリアでの利用を想定しているなら使い物にならない可能性もあるので注意すべき点です。

現状、SIMでの通信はできなかった。でもWi-Fi接続出来るから特に困らなかった

サンプル機だからなのか分かりませんが、残念ながら現状でSIM(ワイモバイル)を挿しても認識しませんでした。

▼ありがたいことにWi-Fi機能も備わっており、固定回線はもちろん、スマホのWi-Fiテザリング経由でもネットワークに繋げることが出来ます。

Smark TranslatorはWi-Fi接続にも対応しています。

Smark TranslatorのためだけにSIMを購入して挿しておくのもアレですし、個人的にWi-Fi接続が可能であれば特に困ることは無し。

Smark Translatorは現時点で日本市場を見据えたチューニングが施されていないので、もし日本市場でリリースするなら本格的に調整してくれるでしょう。

タッチパネルなので操作感は良好

▼Smark Translatorのディスプレイは小型ながらタッチパネル式で直感的な操作が可能となっています。

Smark Translatorのディスプレイはタッチパネルで操作性が良い

画面左から右へのスワイプで言語切替、画面下から上へのスワイプで設定画面が展開されるなど操作性も悪くありません。

本体の設定項目などは英語と中国語のみ対応

翻訳機能自体は日本語に対応していますが、本体の設定項目など本体ランゲージは英語と中国語の2カ国語のみ対応しています。日本でリリースするときは設定項目なども日本語に対応してくれるでしょう。

サンプル機では24ヶ国語がプリインストール

▼Smark Translatorは後に37カ国語に対応する予定ですが、サンプル機では24ヶ国語のみプリインストールされていました。残りは製品版で搭載されるかアップデートで追加される予定。↓

言語の切り替え方法

Smark Translatorは双方翻訳機なので、自分が話す言語、相手の話す言語の2つを設定する必要がありますが、各言語の設定方法もシンプル&スピーディーに切り替えることが出来ます。

▼画面を見て頂くと、画面左に黄色い縦線が表示されている側が相手言語、下の白い縦線が表示されている側が自分が話す言語です。↓

▼相手言語を変更するには、画面上半分の黄色い縦線を左にスワイプすると言語画面が表示されます。言語画面でも黄色い縦線が表示されているので相手言語を選択していることを視覚的にも確認できます。↓

▼自分の言語を変更することはそうそう無いですが、画面下部の白い縦線を左にスワイプすると同じく自分側の言語を変更することが可能です。↓

Smark Translator

Smark Translator

設定からFlipをオンにすると相手側に表示される言語を反転させることができる

▼設定項目の”Flip”ボタンをオンにすると、相手と対面状態で利用する時に相手に表示されるテキストの向きを相手側にあわせて表示可能です。

Smark Translator

相手に子機を渡すことが出来る

▼本体の上部はポコッと外れるようになっており、相手に子機を渡すことで双方が快適に翻訳機を操作できます。

Smark Translator

外観の項目で紹介した通り、本機と子機のそれぞれにスピーカーが備わっているので、少々離れていても相手の話した言葉の音声翻訳が手元で再生されるので聞き取りやすい。

テキストで表示してくれるから、後から内容を確認できて便利

例えば、Smark Translatorを利用して道順を尋ねた後、目的地へ向かっている最中に聞いた内容を忘れてしまった場合もご安心を。

▼翻訳内容が表示されている画面を長押しすると、これまでの会話がテキスト形式で全て記録されています。

Smark Translator

もちろん、相手が話した外国語も日本語テキストで翻訳された状態で残っているので、後から読み直して確認することが可能です。

翻訳エンジンを選べる

▼設定項目から翻訳エンジンを切り替えることが可能。日本だとGoogle一択かも。↓

Smark Translatorは検索エンジンを選択可能です

これはアップデートに期待したい!ビジネス用語も一部言語で対応

Smark Translatorは旅行に特化した翻訳を得意としており、対応する言語は旅行の際に利用する用語の翻訳がデフォルトとなっています。

▼設定項目を確認すると旅行以外にビジネス用語も対応。但し、現時点では英語と中国語のみ対応してます。↓

Smark Translatorは英語と中国語のみビジネス用語も対応する

即時翻訳機は旅行での利用と同じくらいビジネス用語も必要とされているので、ビジネス翻訳の対象言語が増えることに期待してます。

翻訳精度はかなり高い

Smark TranslatorはGoogleを始めとする有名な翻訳エンジンを利用するデバイスなので、翻訳精度はかなり高いです。

僕はGoogleの翻訳エンジンを利用していますが、年々翻訳精度が上がっているので、日常会話で特に不満を感じる事もありません。

Smark Translatorまとめ

Smark Translator

最近はGoogle翻訳も進化しているので、スマートフォンを利用してSmark Translatorと同じ様な双方翻訳は可能ですが、翻訳することに特化して設計されたSmark Translatorは音声の認識精度も高く、スマートフォンを出さずにサクッと翻訳できて凄く便利。

あと、ネットワーク経由でいつでも最新の翻訳エンジンを利用できることが大きな魅力です。次回は中国パブに持っていって試してみたいと思います。

残念ながら本体の設定項目や説明書は日本語に対応していませんが、翻訳機能などは日本語に対応しているので、気になる方は出資してみてはいかがでしょうか?

詳細はkickstarterからどうぞ!

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