1100-150 Xiaomi 14

Unisoc T616のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

2021年8月に発表されたミドルのSoC「Unisoc T616」のスペック、実機での処理性能とゲーム性能、実際の動きをチェックしてみました。

なお、本記事で紹介する内容は「目安」です。スマートフォンやタブレットはSoC以外に画面の解像度、メモリ搭載量、ストレージの速度などで動作が変わってきます。

Unisoc T616のCPUとGPUのスペック

SoC Unisoc T616
CPU Cortex-A75 × 2
Cortex‐A55 × 6
CPU周波数 2.0GHz
GPU ARM Mali-G57
GPU周波数 750MHz

Unisoc T616の処理性能

▼Snapdragonは大きく4つの性能帯に分かれています。Unisoc T616標準的なミドルのSoCです。

本記事で使用する製品は以下。

OSCAL Pad 18の実機レビュー!Unisoc T616搭載の11型タブレットを試す!

Unisoc T616の実機AnTuTuスコア

端末の性能を数値化するAnTuTuベンチマークで実機測定してみました。

▼それではUnisoc T616を搭載する端末の実機AnTuTuのスコアを確認してみましょう。総合スコアは286,102点、GPUスコアは26,538点、UXは69,610点となっていました。↓

操作の快適性を表すUXスコアは10万点を超えると快適とされていますが、Unisoc T616では下回る結果となりました。また、総合性能は2021年時点でミドル機として標準的なスコアですが、ゲーム性能を左右するGPU性能はミドルの中では非常に低い水準です。

Unisoc T616はゲーム以外の一般用途向けのSoCです。

▼以下は2023年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

Unisoc T616のゲーム以外の動き

Unisoc T616を搭載するタブレットでゲーム以外の動きをチェックして許容範囲か確認してみて下さい。

▼Unisoc T616を搭載するスマートフォンでWEB閲覧(Yahoo!ニュース)、動画視聴(YouTube)、SNS(Twitter)を使ってみました。↓

比較的サクサクと動きますが、画像の多いページでは表示にワンテンポ遅れるなどエントリー~ミドル的な動きです。

性能はそれほど高くはないので上記のような一般用途でも動作の鈍さを感じるシーンがありますが、許容できるようであれば必要最低限の動作で使えるSoCです。

Unisoc T616のゲーム性能

ライトな使い方は先程検証しましたが、次はヘビーな使い方を試してみます。ヘビーな使い方の代表といえばゲーム。ここでは「重量級3Dゲーム」「軽めの3Dゲーム」の2つで試してみます。

  • 原神:重量級3Dゲーム
  • PUBGモバイル:軽めの3Dゲーム
 ガルマックスでは高負荷時に下限30FPSを下回らなければ「ゲームを楽しめるレベルで遊べる」と評価しています。また、FPSの高さが有利プレイにつながるFPSなどのシューティングゲームやレースゲームは60FPS以上でのプレイを推奨しています。

▼まず重量級となる原神から。グラフィックのデフォルト設定は「最低」となっています。↓

デフォルトではフレームレートの上限30FPSの制限があるので、設定にてフレームレートのみ60に変更した後、マップの3箇所をワープで移動して4キャラ分の元素爆発を連続発動した際の高負荷状態で下限フレームレートを測定します。

▼下限フレームレートは20FPSとなりました。↓

原神クラスのゲームはデフォルト状態で画質設定が最低レベルとなるので、フレームレートを向上するために画質を下げることができず、設定で快適度を向上できません。原神クラスの重量級ゲームをプレイするには全く向いていません。

続いてはPUBGモバイル。2017年にリリースされたゲームで当時は重量級でしたが、SoCの高性能化も進んだので現在は軽めの3Dゲームとして検証に使っています。PUBGモバイルでは画質設定を下げた時に選べるフレーム設定の設定幅で上限フレームレートが決まってきます。

▼PUBGモバイルはフレーム設定「ウルトラ」まで開放されていました。上限40FPSでプレイ可能です。↓

PUBGモバイルの検証は、スモークを4つ撒いて高負荷状態を作り、スモークが切れるまで突入を繰り返して下限フレームレートをチェックします。

▼PUBGモバイルの下限フレームレートは18FPSでした。↓

PUBGモバイルは、フィールドを移動している程度であれば40FPSに張り付くことも多いですが、建造物の多いエリア、終盤の負荷が高くなるシーンでフレームレートが大きく落ち込み動作の鈍さ、カクツキが頻繁に起こります。比較的軽めのPUBGモバイルでプレイするにもUnisoc T616のパワーでは不足です。

Unisoc T616はミドルの中でも非常にGPU性能が低いので、ゲーム用途では全くオススメ出来ません。ゲームは遊ばない又はゲームは動くタイトルで十分という方向けです。

Unisoc T616の動作目安まとめ

Unisoc T616はミドルの中でもゲーム性能が低いSoCです。また、2021年に登場したミドルSoCなので、年月が経つにつれて新世代のSoCに性能が追い越されます。Unisoc T616を搭載する端末の購入時点で「現在だとどの程度の性能帯に属するか」を確認しましょう。なお、この記事を公開した2023年12月時点ではエントリーのなかでも低い部類の性能となっています。

Unisoc T616は安価なタブレットなどで多く採用されているSoCです。WEBサイト閲覧、動画視聴、SNS、電子書籍などゲーム以外の一般用途でも動作の鈍さを感じる恐れはありますが、その点が許容できるならサブ端末としては必要最低限使える性能を持ち合わせています。

Unisoc T616搭載製品の一覧

Unisoc T616を搭載する製品は以下です。

ページトップへ