Xiaomiが「着脱可能なディスプレイ搭載スマホ」の特許を提出!
「折りたたみ」の次はまさかの「着脱可能」ディスプレイ。中国スマホメーカーであるXiaomiが「スマホに関する新たな特許」を今年3月に提出していたことが明らかになりました!内容はなんと「付け外しのできるディスプレイのスマホ」なんだそうです!
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「着脱可能ディスプレイ」のイメージ図
▼Xiaomiが提出した申請書をもとに、海外メディアであるLetsGoDigitalがイメージ図を作成しました。左がディスプレイの表面、真ん中がディスプレイの裏面、一番右はスマホ本体(画面なし)!↓
ディスプレイ部分自体はわりと厚めな印象!真ん中のディスプレイ裏の図には接続するコネクタが2基配置されており、ここを右の図のスマホ本体と接続する仕組みのようです。
ディスプレイそのものにはインカメラ用の穴も欠けも一切なく、装着すれば本体ほぼそのままのフルディスプレイスマホとなる形状になるみたい。インカメラを使う際は、取り外しが必要になりそうです。
▼こちらはスマホに装着した際の画像!こうして見ると、側面から見た図を除いてはフルディスプレイのスマホそのものですね!↓
スマホ本体部分の形状、まるで「パチっとはめ込むタイプのスマホケース」のような形!また、上部、下部から見た際にはディスプレイ(水色部分)に食い込んでいるため、ここで落ちないように支えているみたいっす。
スマホも「カスタマイズ」できるかも?
もしもこの技術が実用化すれば、こんなメリットが得られそう!
- インカメラを埋め込まないため、フルディスプレイ形状になる
- 同じモデルであっても、様々なオプションを選べるようになりカスタマイズできる
- ディスプレイだけが破損した場合、本体まるごと修理に出す必要がなく、ディスプレイを買い直すだけで済む
- ディスプレイと本体を接続できるケーブルがあれば、Webカメラや監視カメラのような使い方もできそう
と予想できます!
特にカスタマイズ性が気になる。Xiaomiのラインナップ次第にはなるものの、「安価な液晶画面+ハイエンド性能のボディ=コスパ重視のゲーム用スマホ」や「指紋センサー付き画面+背面指紋センサー搭載のボディ=ロック解除の使い勝手を重視したスマホ」といった、自分だけのアセンブルを組めるかもしれません。カスタマイズ好きであれば非常に魅力的に思えますね!ラインナップ次第になりますが、非常に面白そうっす。
相応のデメリットもありそう
ただし、デメリットと思える部分も予想できます。
- 特許技術のため、パーツはXiaomi製のみに限られる可能性が高い
- 長期間使う上での耐久性はもちろん、防水防塵性能は厳しそう
- インカメラを頻繁に使う場合、いちいちディスプレイを取り外す必要があるためセルフィー好きユーザーさんには不向きかも
- 技術料、生産コストによる価格の高騰化の懸念
メリット項目で挙げた「カスタマイズ」についてなんですが、ここは完全にXiaomiのラインナップに依存する可能性が高いのが心配。これがもし特許でなく、様々なメーカーがトレンドとして流行らせる状況なのであればラインナップの多さに期待できるんですが、そこんところどうなんでしょう。
また、価格面も課題になってきます。せっかく高コスパの組み合わせにしたとしても、似たスマホよりも高くなってしまえば恩恵は薄く感じます。Xiaomiは低価格高性能によるコスパの良さがウリでしたが、特許のために競合するライバルがいないため価格競争の必要はないため、価格が高くなりそう、とも予想できます。
着脱可能ディスプレイスマホが実用化の可能性はある?
ここで大事なのが「実際に実用化されて手に入る可能性」というポイント!特許を取得したからといって、必ずしもそのギミック要素を新製品に取り入れるとは限りませんし、Xiaomi自体も公式でこれについて言及していないんす。
ただ、XiaomiはこれまでにMi Mix 3やRedmi K20(Mi 9T)といったフルディスプレイのスマホをいくつもリリースしてきたため、他社との差別点を図る意味でも実用化の可能性は十分期待できますね!
無論、新しいモノ好きな筆者にとって実用化はしてほしいと願うばかり!パソコンだけじゃなく、スマホであっても様々な組み合わせをカンタンで自由に組めればなぁと夢見ております。今後のXiaomiのスマホに注目ですね。