壊れる気配ゼロ。中華スマホBlackview BV6000s実機レビュー!
Blackviewという中国のメーカーがリリースしている超頑丈な防水防塵スマホ「BV6000s」を貰ったので水に沈めたりしてみたいと思います。
中華スマホは以前レビューした「LeTV Leeco Le Max 2レビュー。スナドラ820、メモリ4GB、デュアルスタンバイの性能で3万以下」の様に超高性能でも超低価格という部分が魅力の1つでもありますが、BV6000sのような完全特化型スマホ(たまに変態仕様とか言われるスマホ)も魅力的です。
ちなみに日本向けではないので、国内での使用は難しいですが、海外でダイビングや登山を楽しむ時に一時的に利用する感じでは楽しく使えるスマホです。
それではレビューをどうぞ!
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BV6000sの価格。
価格ですがこんな感じ。端末性能とBV6000sの付加価値をひっくるめてもそれほど高くはありません。2万円を切る価格です。
【Amazon】Blackview BV6000s
BV6000sの性能はミドルスペック。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Android6.0 |
SoC | MediaTek MT6735A 1.3Ghz×4コア |
メモリ | 2GB |
保存容量 | 16GB SDカードで増設可能 (32GB) |
液晶 | 4.7型HD (1280×720) |
カメラ | 背面:800万画素 前面:200万画素 |
対応バンド | 2G: GSM 850 / 900 / 1800 / 1900 3G: WCDMA 850 / 900 / 1900 / 2100 4G: LTE 800 / 1800 / 2100 / 2600 |
Simサイズ | MicroSIM×2 デュアルスタンバイ対応 |
バッテリー | 4500mAh |
サイズ/重量 | 縦152.3mm 横81mm 厚さ16.6mm 重量250g |
カラー | 黄色 黒(記事で紹介しているカラー) 緑 |
センサー | GPS GLONAS 気圧センサー |
SoCにはMediaTekのMT6735Aを搭載しています。公式サイトの製品ページでは紹介文にMT6753Aなど入り混じって紹介されていますが、BV6000sは6735Aです。この辺の詰めの甘さが中華スマホらしさを醸し出していて好きです。
センサー類が魅力的ですね。気圧センサー、GPS、GLONASなどは魅力的に感じる方も多いはず。
スマホとしてはミドルスペックなので重い3Dゲームなどには向いていませんが、基本的な操作はサックサクです。MailやWeb閲覧など全く問題ないですね。
ちなみに、BV6000sには上位モデルのBV6000もリリースされています。そちらはMTK6755 Helio P10 2.0GHz 8コアSoC、3GBメモリ、32GBの保存容量など、基本スペックが結構向上しています。
BV6000s開封の儀~外観チェック!
▼箱を開けると本体がドーンと出てきます。高級感もあってよろしい。↓
▼箱の下段にアクセサリー類がついてました。充電器と充電ケーブル以外に、OTGケーブルとイヤホンも付いてきてお買い得感あり。↓
▼同梱されている充電器は国内仕様ではありませんが、別途変換アダプターと充電器がついてました。↓
▼端末にも保護フィルムが貼っていますが、予備のフィルムもついてました。それとマイナスドライバーとプラスドライバー。端子カバーの予備も付属していたのでこれらを交換する為の工具ですね。同梱物はとっても充実しています。↓
ゴツい、分厚い、重い本体は男心をくすぐる。
▼早速本体をチェック!デカデカとIP68に対応している事をアピってます。↓
▼サイドフレームはメタルフレームで超頑丈。ボタン周囲はダイヤモンドカットで高級感高し。↓
▼本体左側にはカメラボタンとPTT、SOSボタン。PTTとSOSボタンに関しては後述します。カメラボタンは水中で長押しすることにより、タッチパネルが使えない状況でも撮影が可能となってます。↓
▼本体下部にはMicroUSB端子がついていますが、端子までが深いので付属の充電ケーブルじゃないと充電できません。↓
▼本体上部にはイパーツはヤホンジャック。横についているシルバーのパーツは気圧センサーとなっているので、高度計としても使えます。↓
▼背面は衝撃吸収素材を使って作られているとの事です。端末全体にラバーコーティングも施されているので耐衝撃性能も期待できますね。↓
▼本体背面の下部には大型のストラップホール。首からぶら下げるガチなバンドも使えます。
▼カメラはほぼ出っ張りのないタイプ。普段は出っ張りの無いタイプを推していますが、何故でしょう、BV6000sはゴテゴテのプロテクターでガードしてくれたほうが良いなと思っちゃいました。↓
4.7インチで250gという圧倒的存在感。
▼外観画像のサイドフレームを見て「厚い!」と感じた方も多いかも知れませんが、その厚さは見掛け倒しではありません。剛性の高いメタルフレームと衝撃吸収素材を惜しみなくぶち込む事で、iPhone7と同じ画面サイズながら約250gという超重量級スマホに仕上がっています。あ、ちなみにバッテリー容量も4,500mAhのモンスター級です。↓
SIMトレイはマイナスドライバーで外すタイプ。
▼SIMトレイは背面のこの位置。大体、SIMトレイってSIMピンでサクッと取り外せますがよく見て下さい。マイナスのネジで締まってます。工具を持っていなくても同梱されているので安心です。↓
▼マイナスドライバーでSIMトレイをオープン。水の侵入を防ぐゴムパッキンを外してようやくSIMトレイにアクセス可能。MicroSIMが2枚、SDが1枚、それぞれ独立で挿し込めます。SIMは2枚差し込む事によりデュアルスタンバイで利用可能です。↓
BV6000sならではの機能群にトキメク。
スマートフォンって生活必需品となりましたが、BV6000sは生活必需品から一歩飛び出したホビースマホです。一般的なスマホには搭載されていない機能群がBV6000sの最大の魅力ではないでしょうか。
ダイビングもオッケーよ!IP68の防水防塵に対応。
あまりにも主張しすぎなIP68のマーク。6の部分が防塵性能で、8が防水性能を表しています。調べてみたら、防塵は「完全防塵」で防水は「メーカーが定めた範囲での防水機能」となってます。公式ページを確認すると、「ダイビングやアウトドアでガツガツ利用できるよ」と書いているので、水中での写真撮影程度なら問題なく利用できそうです。
一応、電子機器だから丁寧に扱ったほうが良いと思います。
▼試しにそっと水の中に入れてみました。↓
水に沈めてから取り出して操作しましたが、全く問題なし。スマホなのにとっても頑丈です。
▼水中でも撮影が可能ということで水中でシャッターボタンを長押ししてカメラを起動。そのまま撮影してみました。お魚が写ってテンション上がりました。↓
▼ちなみに普通に写真を撮影するとこんな感じ。HDRをONにして撮影しましたが、中々の画質です。↓
PTT機能でトランシーバーっぽく利用できる。
PTTとはプッシュ・トゥ・トークの事で、BV6000s同士をペアリングするとPTTボタンを押すことによりモバイル回線を利用せずにトランシーバーのように利用できる機能が備わってます。
私は一台しか所有していないので利用は出来ていませんが、You TubeにPTT機能を説明している動画があったのでどうぞ。
万が一の時にはSOSボタンで現在位置とメッセージを特定の連絡先に発信できる。
本体サイドについていたSOSボタンですが、長押しすることにより予め設定しておいた連絡先に位置情報とメッセージを添えて自動送信するモードが備わってます。
使ってみましたが、SIMが挿さってないから使えませんとガイダンスが出てきて使えませんでした。つまり、モバイル通信を利用してSOSを発信するので、電波の届く範囲しか利用出来ません。
でも、遭難時に自分の居場所を正確に伝える事は困難となる場合が多い(例えば登山で低体温症となった場合など)ので、電波の届く範囲ならワンプッシュで現在位置と遭難した旨のメッセージを自動送信出来るのは頼もしいです。
BV6000sはホビースマートフォンです。
いやぁ、川にBV6000sをぶん投げたそっと沈めた時は本当に楽しかったです。
大きさや性能から決して普段使い向きではありませんが、海外で登山やダイビングなどを楽しむ時のお供として使うのであればとっても頼もしい相棒となりそうです。
あと、防水防塵スマホは国内モデルでも沢山出回っていますが、その殆どが水中でのボタン操作を推奨していません。
BV6000sは水中での撮影でも耐えうる防水性能ですので、水中の生き物を撮影するデバイスとしても使えそうです。思いの外、カメラの出来栄えが良かったので撮影自体も中々楽しめました。
完全にホビー向けスマートフォンですが、特化型スマホとして良い出来栄えのスマートフォンです。
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