Lenovo「YOGA AIO 7」発表!ディスプレイが180度回転可能な一体型PC!
Lenovoがラスベガスで開催されているCES 2021にて、新型の一体型PCであるYOGA AIO 7を発表。発売日は2021年2月頃で日本発売は未定です!
YOGA AIO 7のハイライト
・ミドルレンジ〜ハイエンドクラスのスペック
・ディスプレイが180度回転可能
・4K解像度でDCI-P3色域に対応した高品質なディスプレイ
・大容量メモリー、ストレージを搭載
・豊富な外部端子
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LenovoがYOGA AIO 7を発表
YOGA AIO 7の特徴は以下の通り!
4KのDCI-P3に対応したディスプレイは180度回転可能!
YOGA AIO 7の最大の特徴がディスプレイ。
ディスプレイのサイズは27インチと少し大型なんですが、解像度は3,840×2,160と4K解像度に対応。FHD解像度よりも断然高解像度になっています。ベゼルも3辺がベゼルレスデザインになっているので、コンテンツへの没入感も高め。
クリエイティブ用途では気になる色域ですが、下位モデルがsRGBが100%、上位モデルではDCI-P3が99%、Adobe RGBが99%とかなり充実。下位モデルでもベーシックなsRGBを100%カバーできているのは凄い。
▼さらに、YOGA AIO 7はディスプレイが180度回転可能な方式を採用。しかも手で簡単に調整ができるので気軽に切り替えも可能。少しお高いディスプレイ単体ではよく見かけるのですが、一体型PCではそうそうお目にかかれないのが変態端末好きには堪らないです。↓
また、内蔵のワイヤレスキャストを使用すると、YOGA AIO 7の電源を入れなくてもタブレットやスマートフォンを数秒で映し出す事が可能。その際の画面の縦横に応じてコンテンツも自動的に回転するので、非表示部分の余白も無く自然に使い始める事ができますよ!
第4世代のRyzenプロセッサを搭載!外部グラフィックにGeForce RTX 2060も搭載!
YOGA AIO 7はCPUにAMD製の第4世代Ryzenプロセッサを搭載。下位モデルは6コア12スレッドのRyzen 5 4600H、上位モデルは8コア16スレッドのRyzen 7 4800Hとモバイル向けの高性能版プロセッサを採用しているのが特徴です。
Ryzen 5 4600Hは一つ上のランク帯であるCore i7-10750Hと比較すると、シングルコア性能では少し劣っていますが、マルチコア性能では少し優位に立っており、エントリークラスの高性能モバイル向けCPUとしてはかなりのハイスペックぶりを発揮するとのこと。
Ryzen 7 4800Hは上位モデルであるRyzen 9 4900Hの省電力モデルであるRyzen 9 4900HSとほぼ同等の性能を有しているとのことで、こちらも高性能モバイル向けCPUではかなりハイスペックなものに仕上がっています。
そして特筆すべきなのは外部グラフィック。こういうガチガチのゲーミングPCではない普通のPCにはCPU内蔵グラフィックで賄うパターンがほとんどで、良くてエントリークラスの外部GPUが搭載されることが殆どでした。
しかし、YOGA AIO 7は外部グラフィックにGeforce RTX 2060を搭載。消費電力や筐体設計の面から恐らくモバイル向けだとは思われますが、ミドルレンジのゲーミングノートPCに搭載されるものがクリエイティブ用途とはいえ非ゲーミングPCに搭載されるのは稀。
クリエイティブ用途のみならず、PCゲームもソコソコ高画質で遊べそうな構成はゲームを嗜む方にとってはかなり魅力的な存在となりそう!
メモリー、ストレージ共にしっかりボリューム!
メモリー、ストレージ共にボリュームたっぷりなのがYOGA AIO 7。
メモリーはDDR4が16GB、または32GBから選択可能。ストレージは高速なPCIe SSDが256GB、512GB、1TBの3種類、データ置き場として最適なHDDが1TB、または2TBの2種類用意されています。
メモリ、ストレージの組み合わせのバリエーションについては分からないものの、最上級モデルならメモリ32GB、ストレージはSSD:1TB、HDD:2TBのかなりリッチな組み合わせが選択できると思われます。
特にストレージに関しては素材データをたっぷり保存できるので、クリエイティブ用途には嬉しい要素。足りない場合は後述する外部端子の豊富さでカバーできるので、データをバンバン保存しちゃいましょう!
豊富な外部端子類
YOGA AIO 7は豊富な外部端子も大きなセールスポイントの一つ。
内訳として、サイドには
- USB 3.2 Gen 2 Type-C x 1
- USB 3.2 Gen 2 Type-A x 2
- イヤホンジャック x 1
- OSDボタン x 3
背面には
- USB 2.0 x 2
- USB 3.2 Gen 2 Type-A x 2
- DC端子 x 1
- LAN端子 x 1
上側には
- USB 2.0 Type-C x 1
とかなりの数の端子が搭載されています。
特にUSB端子は一通り網羅されていますので、外付けストレージもバンバン接続可能。特にUSB 3端子は転送速度が10GbpsのUSB 3.2 Gen 2と通常のUSB 3.2 Gen 1よりも高速ですので、外付けSSDでも実力が発揮しやすいのもウリになっていますよ!
クリエイティブ用途にもちょっとしたゲーム用途にも最適!
発売日は2月頃の予定。日本での発売日は未定とのことですが、日本でも精力的に展開をしているLenovoの事なので日本での発売にも期待したいところ。
YOGA AIO 7で真っ先に気になるのが180度回転可能なディスプレイなんですが、CPU性能やストレージ性能、その他の部分でも一体型PCでは最高峰の物で構成されており、妥協は感じられません。
価格ですが、北米での想定価格は1,599ドル〜との事ですので、日本円換算だと約16.5万円からとやはりソコソコいいお値段にはなってしまいますが、個人的にはそれだけの価値はあるものだと感じています。
一見ゲテモノPCに見えるけど地味に使い勝手が良いのがYOGAシリーズの特徴なので、実機を触ってみたい欲が高まってますよ!Lenovoさん、マジで日本で売ってくれないですかね?
▼YOGA AIO 7の詳細なスペックはこちら↓