注意点あり。ahamoがドコモのファミリー割引対象に。3人家族ならこうなる
業界をひっくり返すほどのインパクトを与えたドコモ「ahamo」ですが、どうやらファミリー割引も対象とする方針に舵切りしたようです。
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ドコモの社長がグループインタビューでahamoのファミリー割引対象を明らかに
ケータイWatchを含むグループインタビューがあったそうなのですが、その時に井伊基之社長がahamoがファミリー割引対象になることを明らかにしたそうです。
NTTドコモは、今春、スタートする新料金プラン「ahamo」について、ファミリー割引の対象にする。発表当初は、対象外としていたが、方針を替えた。
ahamoは20GBのデータ容量、5分かけ放題、5G対応で月額2,980円で打ち出された新料金プラン。業界を震撼させるほどのインパクトだったんですが、発表当時は「ファミリー割引」の対象外としてました。
なので、家族でドコモを利用しているユーザは、1人抜けると割引額が下がってしまう場合があり、「これはイマイチだよね〜」と言われてたんですよ。なので今回の方針転換はGood。
ahamoがファミリー割引対象にならない場合の試算
それでは3人家族でドコモを利用している場合でチェックしてみます。
3人家族の場合だとファミリー割引で各回線が1,000円割引されるんで家族全体だと携帯料金が3,000円安くなりますが、ahamoがファミリー割引対象外の場合、1人がahamoに抜けるとファミリー割引は残る2回線での等級に下がります。
ドコモは3回線以上なら1回線あたり1,000円割引なんですが、2回線だと1回線あたり500円割引に下がってしまうので、家計全体でみると月々3,000円の割引が1,000円の割引となってしまうんです。
▼全員ドコモだった場合。家族全体で3,000円割引+家族への通話無料↓
- [1回線目]お父さん(ドコモ本家)/家族割引で1,000円オフ+家族への通話無料
- [2回線目]お母さん(ドコモ本家)/家族割引で1,000円オフ+家族への通話無料
- [3回線目]子(ドコモ本家)/家族割引で1,000円オフ+家族への通話無料
▼1人がahamoに抜けた場合(発表時のahamoファミリー割引対象外の場合)はこんな感じ。家族割引の等級が下がり1回線あたり500円の割引となるので家族全体で1,000円割引に下がってしまいます。↓
- [1回線目]お父さん(ドコモ本家)/家族割引で500円オフ+家族への通話無料
- [2回線目]お母さん(ドコモ本家)/家族割引で500円オフ+家族への通話無料
- [離脱]子(ahamo)/家族割引なし/家族への通話無料なし ※プランの5分カケホ範囲なら無料
せっかく安くて魅力的なahamoに乗り換えても、ファミリー割引がなくなると旨味も少なくなりますよね。これがイマイチって言われていた部分。
今回の報道:ファミリー割引対象になるのでこうなる
ファミリー割引がahamoも対象となる方針転換で「ahamoを利用する家族もドコモのファミリー割引を利用する回線としてカウント」されます。が注意点も。
ahamoに抜けた家族はファミリー割引の回線数にカウントされるが、特典はなし
どういうことかと言いますと、家族3人でドコモを利用していて1人がahamoに抜けた場合でもahamoを利用する家族も含めてファミリー割引の回線数としてカウントされるので、「家族で3回線利用」となり、割引等級の高い3回線以上利用の割引を維持できます。
家族で3回線以上利用している場合は、各回線で1,000円割引+家族間の通話無料の特典が発動するんですが、この特典は「ドコモ本家を使っている家族のみ」となるんです。ここは注意ポイント。
▼方針転換でこうなる。割引額はドコモ本家で利用するユーザのみになるけど、1回線あたり1,000円の割引は維持される。↓
- [1回線目]お父さん(ドコモ本家)/家族割引で1,000円オフ+家族への通話無料
- [2回線目]お母さん(ドコモ本家)/家族割引で1,000円オフ+家族への通話無料
- [3回線目]子(ahamo)/家族割引なし/家族への通話無料なし ※プランの5分カケホ範囲なら無料
ahamoに抜けるユーザは月額割引とか家族への発信無料の特典は無くなるんだけど、本家を利用するユーザの回線割引には響かないので、より気軽にahamoへの乗り換えも出来るようになりそうです。