DOOGEE S89 Proのレビュー!不満だった点、良かった点まとめ
DOOGEE S89 Proの試用機会を頂いたので実機を使って分かったメリット・デメリットをレビューでお届けしますよ!
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DOOGEE S89 Proの特徴は?
DOOGEE S89 ProはDOOGEE製のタフネススマホ!ミドルレンジでも比較的上位帯のスペックを持ち、高い耐久性とすさまじいデカさの12,000mAhバッテリーを搭載しているモデルの上位版。背面LEDがあることで見た目もすごく個性的です。
それでは開封して触っていきましょう!
▼付属品はこんな感じでした!保護フィルムも付属しているのはありがたい!あと充電器プラグが海外仕様なのでプラグ変換アダプタは買っておきましょう!↓
▼充電器はなんと2口タイプ!1つがType-Cでもう1つはUSB-A端子なので、同時に2つに給電できるというナイスすぎる仕様。あと通電すると青いLEDランプが点灯します。規格はType-Cが65W、USB-Aが18Wまで。↓
▼あとタフネスではかなり珍しくケースが付属していました。ハードタイプ。四隅にひっかける形状で、外す際は結構大変でした。↓
- 充電器(海外プラグ/65W/Type-C+USB端子)
- 充電ケーブル(USB-C)
- 保護ケース(ハード・取付済み)
- 簡易保護フィルム(貼付済み)
- 保護フィルムガラス(スペア)
- 貼り付けキット
- SIMトレイ、キャップ用のフック
- クイックガイド
DOOGEE S89 Proのスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
重量感あふれる大判デザイン
▼DOOGEE S89 Pro、スペックを見て予想はできてたけどやっぱりメチャクチャデカい。びっくりドンキーの400gの特大サイズハンバーグみたいなでかさと迫力です。↓
▼手に取れば非常にズシってくる!重さ400g、かつ本体の厚みも19.4mmとあり、スマホ2台分以上を重ねて持っているかのような錯覚を覚えます。長時間持つと流石に疲れてくる。↓
側面をチェック。上下は衝撃に強い樹脂、側面はサラサラ質感のメタルボディで守備を固めている構造。各種ボタン配置は以下の通りです!
▼左側面にはSIMスロットとマルチファンクションキーが配置!スロットはピン不要、ツメで引き出せる嬉しいタイプでした!キーはナナメのストライプが入っています。↓
▼右側面に音量、電源キーが配置。音量キーはプラマイ記号が入り、電源キーは周りに銀色のアクセントが入っているのが特徴的。指紋センサーも兼ねてます。↓
▼上部にイヤホンジャック。キャップ式です。↓
▼下部にType-C充電端子。こちらもキャップ式。↓
SIMスロットは嬉しいトリプル式。なので物理SIMでもデュアルSIMを構築できるだけでなく、MicroSDカードも同時に突っ込めるんですよね。
▼あと取り外しにSIMピンが要らないので、手軽にSDカードを取り替えられるのもGood!ウヒョウ!最高!ちなみに深爪とかでツメが使えなければ付属品でついてきたアヒルのくちばしみたいな色の棒フックで開けられます。↓
SoCはHelio P90。8GBメモリで安定性あり
SoCはMediaTek Helio P90と一昔前のSoCを搭載しており、AnTuTuスコアは20万点ほど。このスコア自体はミドルレンジでも下級クラスなんですが、実際に使ってると動作自体は結構快適でした(`・ω・´)。
重いゲームは当然厳しいんですが、WEBだったりSNSレベルであればつっかからず動きます。読み込み時間もそれほど長くはなく、アプリを起動したまま別のアプリを開いてもつっかかりにくいのが良かった!さすが8GBメモリ搭載モデル。
Android 12搭載。独自機能も多い
ソフトウェアは最新のAndroid 12なので、UIインターフェースの見た目はこれまでよりも扱いやすくミニマル!
▼個人的にはこのスタイルのほうが操作しやすくてお気に入りですね。あとDOOGEE S89 ProはMIUIのように通知とコントロールセンターが分けて表示される方式となっているのも特徴的!左上からスワイプで通知、右上からでコントロールセンター。↓
▼アプリ履歴メニューにはいつでもアプリを一括消去できるボタンもあるのが地味ながら便利でお気に入り(`・ω・´)。↓
▼設定アプリの関数タブ内には独自機能もいくつかありました。「任意の位置に戻る・ホームなどの操作ができるボタンを置けるスマートタッチ」「タッチ感度を上げるグローブモード」「様々なジェスチャー操作ができるジェスチャーモード」などなど…↓
▼特に面白いのがジェスチャーモーション。3本指のスワイプダウンでスクショができたり、2本指で同時に上下スワイプすると音量を変えられるって機能です。音量は即座に最大/消音レベルまで調節できるメリットはあるけど使い所は見出しにくい。↓
背面LEDは基本見えないけど概ね満足
▼カメラの下には背面LEDでヒーローや悪役キャラみたいな鋭い眼が浮かんできます。カッコいいし結構目立つ!友達と喋るときもちょっとした話のタネになりますね。↓
▼設定からもカラーや発光パターンを変更可能。カラーは決められた色のみでした。充電している場合はオレンジの点滅が光ったり、ゲーム中はサウンドに合わせて光るなどかなりグラフィカルです。↓
マルチファンクションキー搭載
左側面の独自のマルチファンクションキーもとっても便利。特にアプリの呼び出しは重宝しますね(`・ω・´)。
「1回押し」「2連続押し」「長押し」の3つの操作が登録できる仕組み!しかし1回押すやつは結構誤爆したので、2回押しと長押しにのみ機能を振って使っていました。
▼このキーの設定は、設定アプリの右上にある関数タブ内のスマートキーからアクセスすることができます。初見では気づきにくかった。↓
▼スクショをサクっと撮影したりフラッシュライトをONにしたり、特定アプリの起動ができるのがとても便利。特にアプリ起動に関しては、店で決済するときに使うPayPayが好相性ですね(`・ω・´)。↓
カメラ性能をチェック!ナイトビジョンも検証
DOOGEE S89 Proのカメラ性能を見てみましょう。筆者の体感実際にいくつか撮影してみたところ、作例はAIと逆光は弱め。ナイトモードは良好、ナイトビジョンは期待外れって感想でした。
▼DOOGEE S89 ProはAIに対応しています。左がAIオン、右がAIオフ。AIがあってシーンを認識していても補正はかなり弱く、比べてみてみなければ違いがわからないレベルでした。↓
▼色合いはミドルレンジスマホらしく、派手さはなく忠実な色合いを出すタイプ。また全体的にちょっと暗めですね。パリッとしているわけではないため映え狙いの場合は加工などが必要。↓
▼基本的には逆光に弱いのですがDOOGEE S89 ProはHDRモードが用意されており、オンにすることである程度逆光に強くなります。ただ違いはそれほど感じない(´・ω・`)。左がHDRオン、右がオフ(通常撮影)。↓
▼超広角カメラで撮影。画角が広く歪みも気になりませんが、メインよりもさらに暗めな色合いになるのはちと気になる。記録撮影向けかなーって感じました。左が超広角、右がメイン(通常撮影)。↓
▼ポートレートモードでは物撮りは非対応でした。人物の顔を認識しないと背景はボケない。写真はポートレートモードで撮影していますが、通常撮影と違いはありません。↓
▼DOOGEE S89 Proは超広角カメラとマクロカメラが兼用されており、超広角モードで近づけば近距離にピントが合うようになります。左がマクロ(超広角)、右がメイン(通常)で、ボケずに近づいて撮り比べています。↓
▼メインカメラ夜景撮影。光量がある場合はかなりキレイに撮影できてとってもいい感じ!目視の風景よりも若干明るく、それでいて白飛びも抑えられています。↓
▼上から順にどんどん暗い場所で撮影していった場合はこんな感じ。光量が少ない場所だと結構ノイズは目立ってきます。それでもミドルレンジ下位クラスにしては結構頑張っている方に思えるんす。↓
▼赤外線を用いて真っ暗闇でも撮影できるナイトビジョンカメラ。しかし、個人的には期待外れ。というのもかなり射程が短かったです。目視30cmぐらいまでしか写せませんでした。ぜんぜん強力じゃないじゃん(´・ω・`)。↓
▼近距離の被写体しか撮影できないので、作業時に手元を映すぐらいしかできないかな~って思いました。公式サイトみたく動物を撮影するって使い方は無理。↓
▼インカメラで撮影。インカメラでのポートレート撮影は非対応でした。写り自体は悪くないです(`・ω・´)。↓
▼動画撮影。手ぶれ補正は非対応でブレるので定点撮影向けです。↓
バッテリー持ちは絶大。65W充電も優秀
DOOGEE S89 Proのバッテリー容量は12,000mAhと驚異的!普通のスマホの2~3倍というとてつもない大容量。
▼それゆえに電池持ちは極めて良く、SNS、WEB、動画閲覧と筆者なりにそこそこ使っていても1日は余裕で持ちます。PCMarkのBattery Life測定も17時間と、平均8~9時間だった他スマホを凌駕しています。↓
▼あと付属の充電器で65W充電もできるのも嬉しいですね。65W充電の速さは1分1%のペースで、1時間半ほどで満充電できます。めちゃデカバッテリーながら充電の速さもバッチリでした。ただ発熱も結構すごく、充電を終えたときは全体的に熱を感じました。↓
ただ意外なことに逆充電は対応していないようで、いろいろ試してみても他スマホに充電は出来なかったっす。これだけのバッテリー容量ゆえにもったいない印象。
DOOGEE S89 Proはこんなスマホでした!
- 付属品は充実。充電器は2端子使える
- サイズは分厚く重いので長時間持つには辛い
- ミドルレンジスペックだが安定して動く
- カメラの作例は良好
- ナイトビジョンカメラの射程は思ったより短い
- 背面LEDと通知LED、マルチファンクションキー搭載で便利
- 圧倒的なバッテリー持ち。65W充電も速い
- SIMスロットはピン不要だしトリプル式なのも良い
- 最新バージョンのAndroid 12で独自機能もあった
かなりのサイズ感と重さというクセがあるものの、全体的にかなり良かった。LEDと独自キーがあるという扱いやすいハードウェアの仕上がりでソフトもAndroid 12で独自機能もあることで、UIデザインは良く直感的な操作ができるスタイルとかなり良い。
圧倒的なバッテリー持ちというのも魅力だし、カメラも悪くない。SIMスロットも優秀。独自キーも便利だし、デカさと重さを割り切れればですが、個人的には結構おすすめしたいオールラウンドモデルです。
ただし逆充電ができないのでモバイルバッテリー代わりには使えないのが惜しすぎる。あとナイトビジョンも射程がもっと欲しかった。あれでは実用性を見いだせない。
ともあれ、タフネスモデルで迷っていれば全体的に揃っているこのモデルを選ぶといいでしょう。価格もなかなかお手頃ですしね(`・ω・´)。
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