REDMAGIC 11 Proの本音レビュー!世界初の水冷を搭載したゲーミングスマホを試す

どもどGARUです。世界初となる水冷を搭載したゲーミングスマホ「REDMAGIC 11 Pro」なんですが、メーカーさんから試す機会を頂きました。という事で、実際に使ってみてどうなのか本音を織り交ぜながらレビューしていきたいと思います!

■REDMAGIC 11 Pro 日本版■

初出時価格→129,800円(12+256GB)

初出時価格→157,800円(16+512GB)

初出時価格→192,800円(24+1TB)

▼公式サイト:先行予約販売の4,000円オフ+クーポン1,000円オフで5,000円オフ!(12月24日時点でも1,000円オフクーポンは公式サイトでメール登録すると貰えるようです。)↓

▼Amazon↓

▼楽天市場↓

■メルカリで中古相場を調べる!■

スペック、ベンチマーク、検証結果

スペック表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示
外観の写真をチェック
ホーム画面と初期アプリをチェック
付属品をチェック

筺体・デザインを実機でチェック

▼REDMAGIC 11 Proは3つのカラーが用意されていました。全てのモデルで水冷に対応してます。ブラックは液体が動いている様子が見えないのでちょっと物足りなさも感じちゃいますね〜。↓

▼で、今回はシルバーのスケルトンを借りることができました!こんな感じでグルグルと液体が動いている様子を楽しめます。↓

この視覚的効果は僕に効きまくってます。

見てるだけでニヤニヤが止まらんのです。こういう目で楽しめるギミックに僕は弱いんですねぇ。昔ポップアップするインカメラが流行った時は永遠に出し入れしていて家族にウルサイと叱られたのを思い出しました。

それにしてもスケルトンは凄く所有欲を満たしてくれますねぇ。もうですね、返却したくないです。

▼背面はこだわりのフラットデザインを引き続き採用してます。カメラが出っ張ってなくてツルツルのペッタンコ。↓

確か旧モデルは背面の一部がちょこっとだけ出っ張っていたんですけど、今回は本当にツルツルのペッタンコで一枚のガラスを触っている感じです。感じというか、たぶん一枚のガラスです。

▼ゲーミングスマホということで、RGBライトなどもバッチリ埋め込まれています。光り方やカラーを変更できるほか消灯もOK。↓

▼ゲーミングモデルといえばこれ。誰でも簡単に4本指操作ができるLRのタッチセンサーも勿論搭載されてれます。↓

形状は普通のスマホと比べて結構角ばっているタイプのデザインなので、手のひらに角が結構突き刺さります。長時間ゲームを遊んでいると少し痛くなってしまったのでゲーミング手袋なるものを使ってみようか検討してます。

性能・パフォーマンスを実機でチェック

中国版が出た頃のレビューでは高負荷の長時間駆動で動作が安定しないという話を耳にしてたんですが、グローバル版が出たあたりで、「あれ?結構安定しない?」という話も聞くようになってきました。

ありがたいことに今回はREDMAGIC 11 Proをお借りできたのでどれどれとベンチをぶん回してみたところ、高負荷状態でも安定しているなという印象の結果となりました。

中国版が出た直後の情報が頭に残っていたので少々心配していたんですけれど、実際に手元の実機でその不安は払拭できて一安心です。

高負荷状態が続いても安定していた

▼AnTuTuベンチマーク(V11)を3回連続で走らせてみました。ビビるくらい動作が安定してます。凄い。↓

▼続いては3DMarkのWILD LIFE EXTREME STRESS TESTです。難なく完走してスコアも8245とトップクラスでした。↓

実は中国版発売当初は本検証で発熱落ちするという情報をチラホラ見かけていたんです。が、執筆時点では熱制御の最適化が進んでいるのか落ちることもなく上のデータの通りド安定。

3DMarkのWILD LIFE EXTREME STRESS TESTは、高負荷な描画を20ループするという非常に過酷なテストなんですよ。なのでそれなりに発熱しているんですけど、実際のゲームプレイだとこれほど高負荷状態が長く続くことはないので、ゲームもかなり快適に動くんじゃないかなーって印象です。

▼ちなみに空冷ファンと水冷を止めて試したところ、無事に完走しました。よくあるハイエンドスマホと同じような状態(ベイパーチャンバーのみで筺体を使った自然放熱)だと思いますが、持ってられないほど熱くなりスコアも以下の通り落ち込んでしまいました。結構差があるもんですねぇ。↓

という訳で空冷+水冷は高い負荷が長時間かかるシーンで威力を発揮してくれるギミックだと言えそうです。

重量級ゲームも高画質+高FPSでのプレイOK

実際にゲームをプレイしながらデータを取ってみたところ、「めちゃくちゃ快適」という結果となりました。

それでは重量級ゲームの代表格である原神(画質は最高設定、FPSは60のヘビー設定)をプレイしながら取ったデータを確認してみましょう。

▼15分のプレイではほぼ60FPSに張り付き状態です。重量級ゲームの原神クラスですら最高画質+60FPSの最高設定でもビクともしません。温度も40℃以下をキープしてました↓

普段は最高設定+60FPS張り付きはベンチマーク的な遊び方だからもう少し負荷を下げて遊ぶのが良いよと言ってたんですが・・・

水冷+空冷をフル稼働して遊んでいても消費電力は平均的だし発熱も比較的穏やかなので、これなら最高設定+60FPSで遊んで問題ない水準ですねぇ。遂にここまで来たかって感じです。

120FPSでのプレイはワッパも良い

続いてはRedCore R4チップによるフレーム補間機能を使った120FPSでのプレイも試してみます。設定方法も書いておきますね!

▼ゲームパネルを開いて「優れた画質」アイコンをクリックしましょう。↓

▼フレームレートで「高い」を選択します。これでOKです。↓

120FPS出ているか確認するためにパフォーマンス監視もオンにしておきましょう。

▼おー、原神で120FPSでましたね!実際のプレイでは非常に残像感が少なくなり滑らかでヌルヌルした描画になってます。↓

▼データも取ってみました。RedCore R4チップを使ったハードウェア処理だからなのか、120FPSでも非常に安定してます。温度も40℃あたりと良好です。↓

ちなみに上のデータなんですけど、60FPSでの15分プレイデータ測定後にゲームは落とさずフレーム補間をオンにして120FPSにて15分プレイの測定をしてます。

つまり、ぶっ続けで30分プレイを続けてこの結果。かなり安定していると思います。

あとですね、フレーム補間を使ってみてビックリしたのが消費電力ですね。

  • フレーム補間なし(60FPS):4.30W
  • フレーム補間あり(120FPS):5.31W

確かにフレーム補間を使ったほうがトータルの消費電力は若干多いんですけど、平均120FPS出ているので1フレームあたりのワッパがかなり良いんです。

前モデルでは消費電力が倍とまでは言わないですがそれに近い数値だったので、省電力性能は割と向上しているなぁという印象でした。ちなみに30分プレイしてバッテリーは8%減って感じです。さすが大容量バッテリー搭載モデルって感じですねぇ。

これだけ安定しながら消費電力もそれほど増えず120FPSでプレイできるのであれば、僕は常に120FPSでプレイしちゃいますね。想像していたよりも随分と優秀な結果でした。

ちなみにREDMAGICのゲーミングスマホは割と前からフレーム補間機能を搭載しているんですけど、知らないという人もいたので購入したら是非試してほしいです!

ディスプレイを実機でチェック

REDMAGICのゲーミングスマホは欠けの無いディスプレイを採用していて、今回のREDMAGIC 11 Proも継承してます。これがまた見やすいんですよ。

▼ディスプレイはフラットタイプ。ベゼルも細くてほぼ画面。輝度も十分高いので屋外でも見やすいです。↓

欠けが無いので没入感は最高レベルというか最高峰の頂点です。またゲーミングスマホということで、「欠けが無い=死角が無い」という点もガチゲーマー向けって感じで良いですねぇ。

もちろんインカメラは搭載されてるのでご安心を。謎の技術で画面下に埋め込まれてます。

ディスプレイの角も丸みが相当抑えられているので、画面端のアイコンがしっかり目視できるのもGoodです。(まあそれと引き換えに手のひらに角が刺さるようなデザインですけれど)

▼高リフレッシュレートは最大144Hzに対応。任意に固定することも出来るようになってました。↓

スマートフォンによっては144Hzに対応しているけれど144Hzは一部アプリのみでホーム画面操作すら120Hzまでというパターンもあるのですが、REDMAGIC 11 Proは常に144Hzの大盤振る舞い垂れ流し。ホーム画面でも144Hzで固定されてたのでスルスルのヌルヌルです。が、電池はモリモリ食います。

ディスプレイ関連でWidevineを調べていたらバッチリL1に対応していました。が、NetflixだけL1というパターンでした。今回はお借りしているモデルなのでもしかしたら製品版ではL1になっているかも?一応情報として共有しておきます。

スピーカー・サウンド関連を実機でチェック

▼スピーカーは当然ステレオを採用してます。↓

音質はハイエンドスマホとしては決して悪いわけではないけれど、ゲーミングスマホとしてはちょっと物足りなさを感じますねぇ。特に低音が物足りんです。

POCO F8 Ultraが付けてるようなサブウーファーを備えてくれたら一気に化けそうだなぁ。というか、ゲーミングスマホにこそサブウーファー付けてほしいですね。

まあちょっと物足りなさはありますが、音質が悪いという訳ではないので大きな不満にはなってないです。

▼ゲーミングスマホということで一般的なハイエンドスマホでは基本省かれているイヤホンジャックも搭載してます。↓

最近はBluetoothイヤホンも遅延が少なくなってきてるんですけど、ゼロには出来ないんですよ。仕組み的に。

世の中にあるゲーム向けのちゃんとしたワイヤレスのイヤホンやヘッドホンは遅延しない2.5GHz接続タイプなのですが、スマホ向けはほぼ無いというか、スマホ自体もほぼ対応していないないんですよ。

なのでスマホでワイヤレスといえばBluetoothなんですけど、Bluetooth接続だとデジタル処理が入るので音ゲーとかFPSとか音情報が重要なゲームでは全然ダメです。という訳で遅延しない有線製品が使えるイヤホンジャック搭載は非常に嬉しい仕様なのです!

特にゲーマー向けのイヤホンやヘッドセットは有線が圧倒的に多いので、様々な製品から選べるのが良いですね。色々売ってるのでチェックしてみましょう。

カメラを実機でチェック

カメラは広角(50MP)+超広角(50MP)+マクロ(2MP)のトリプルカメラ構成となっています。調べてみたら前モデルのREDMAGIC 10 Proから仕様は据え置きのご様子。

広角が23mmで超広角は14mmと普通のスマホと比べて広い範囲を撮影出来る画角となっているので、使い始めはちょっと違和感あるかも。

▼カメラUIはこんな感じです。↓

超広角(14mm)とメインの広角(23mm)はワンタップで切り替えられますが、2倍などは14mmまたは23mmのボタンを押しながらスワイプすることで2倍、5倍、10倍のワンタップボタンが出るタイプ。

うーん、よく使う2倍とかは一発で変更できるようにしてほしいですねぇ。

あとですね、連射がなんか遅いです。なので、1回の撮影で3枚くらい撮影するような人はストレスを感じるかもなぁ。

また、専用のギャラリーアプリもないので、撮影時に適用したウォーターマークやフィルターは剥がせません。そろそろREDMAGICもギャラリーアプリを作ったほうが良いんじゃないかなって感じですね。

このあたりは改善できそうなのでアップデートに期待したいと思います。

そうそう、R側のタッチセンサーなんですがカメラアプリから設定するとシャッターボタンとして使えるようになります!タッチセンサーの位置も悪くなくて撮影しやすかったのでお試しあれ。

実機で撮影した写真と動画

▼0.6倍、1倍、2倍、5倍、10倍で並べてます。1枚目の0.6倍が超広角カメラで2枚目の1倍以降はメインカメラなんですが、かなり色味が違うので気になっちゃいそうですねぇ。広角カメラはなんか白っぽいです。↓

色味は結構派手にでるようで鮮やかな写真になりやすい傾向です。望遠カメラは搭載していないので、5倍以上はなかなか厳しいですねぇ。綺麗に写真を残したいなら2倍までが良いかも。

▼飯撮りは色が華やかなので見栄えは良いですね。これは2倍で撮影してます。↓

▼ポートレート(背景ボケ)撮影も悪くないですね。撮影時にF値を変更できるけれど撮影後は出来ないのでご注意を。↓

▼こちらは夜間での撮影写真。1枚目と2枚目がメインの広角で3枚目が超広角です。↓

夜の撮影では空がぼんやり明るいと結構ノイズが乗る感じかなー。まあでもこのクラスならこんなものかな?という感じではあります。

▼インカメラは画面下に埋め込まれていて、ディスプレイを通して撮影を行うので画質はよっぽど好条件じゃないと微妙画質になりがちです。以下のように光源が映り込むシーンだとモヤのようなものがでます。↓

▼動画はハイエンド帯ということで4K/60FPSで撮影してきましたが、ご覧のとおり結構映像がブルンブルンしてます。↓

立ち止まって撮影する定点であれば手持ち時のブレは4K/60FPSでも十分軽減してくれるけれど、上の動画のように歩きながら撮影するなら手ブレがより軽減されるFHDでの撮影にしちゃいますね〜。

あとですね、上の動画を見るとウィーンとノイズが入っているのが分かるでしょうか?これ、水冷を動かしている動作音のようです。ノイズ対策で通話時に水冷を止める設定はあるのですが、動画撮影時に止める設定はなかったので、動画撮影時に気になるなら手動で水冷を止める必要があるんです。め、面倒くさい…。動画にノイズが入るのはよろしく無いので、アップデートでの改善を希望します。

という訳で、ハイエンドスマホとしてはかなり物足りないんですが、カメラ性能を犠牲にして背面の出っ張りを無くしたり、欠けのないディスプレイを搭載するためにインカメラをディスプレイの下に埋め込むなど、ゲームの快適性を重視しているモデルではあるので、このあたりは甘んじて受け入れようかと。

まあでも日常シーンで使う分には僕は普通に使えるレベルではあるので良いかなという感じです。

バッテリーを実機でチェック

▼PCMarkでのバッテリーテスト(輝度は専用機器で110)では100%→20%まで15時間24分という結果となりました。↓

おー、そこそこ電池持ち良いですねぇ。さすが大容量バッテリーを搭載しているだけあります。ちなみにファンをオフにするのを忘れちゃってずーっと回りっぱだったので完全にオフにするともう少し伸びるはず。

その他、実際に使ってみたバッテリー持ちだとゲームは1時間で16%減、動画は2時間再生で4%減、動画撮影は4K/60FPSを30分撮影して2%減という感じでした。僕の使い方だと1日は十分バッテリーが持ってます。

ワイヤレス充電には対応していますがマグネットは入っていないのでiPhoneやPixel 10シリーズのようにくっつかないのはちょっと残念。Magsafe系アイテムを使う場合はケースにマグネットが入っているタイプを選ぶ必要がありそう。

▼充電ポートが引き続き下部1箇所というのはゲーミングスマホとしてはちょっと残念ですね。充電しながらプレイする場合はL型の充電ケーブルが必要かも。↓

ゲーミングスマホって重量級ゲームをプレイしている人も多くて、そいういったゲームって横画面でプレイするタイトルが多いので、ROG Phoneのような2ポート仕様が扱いやすいんですよねぇ。

ROG Phone 9ではこんな感じで横持ちでも邪魔にならない位置にポートがあります。REDMAGICでも導入してほしい…。↓

なおバイパス充電(REDMAGIC 11 Proでは充電分離という名称)は引き続き対応しているので、バッテリーを経由せずシステムに直接給電できます。バッテリーを傷めず安心して長時間プレイできるのはGoodです。

良い点・注意点・まとめ

良い点

  • 背面がフラットで重量バランスが良い
  • 長時間プレイでもパフォーマンスが落ちづらい
  • 重量級ゲームも高画質&高FPSで安定してプレイができる
  • 120Hzのフレーム補間はワッパがとても良い
  • 欠けのないディスプレイは没入感が非常に高い
  • ゲーミング機能満載で有利プレイができてしまう
  • バッテリー持ちもゲーミングスマホとしては良い
  • 防水仕様なのに空冷ファンをしっかり搭載している
  • 日本版はFeliCaに対応していておサイフケータイが使える

注意点

  • 大型で重いので日常使いでは扱いづらさも感じる
  • 角ばったデザインは手のひらに突き刺さって少し痛い
  • ハイエンドとしてはカメラ性能が結構控えめ
  • スピーカー音質はゲーミングスマホとしては控えめ
  • 動画撮影時は水冷止めないとノイズが入る

中国版がリリースされてから最適化も進んでいるようで、高負荷状態が続いてもしっかり安定して動作している様子を実機で確認できたので安心しました。これならオススメできる仕上がりです。

空冷+水冷は高負荷状態が続くと粘り強さを見せてくれたので、長時間ゲームをプレイするユーザーさんは効果を実感しやすいはずです。

今回のモデルは・・・

  • 12+256GB:129,800円(水冷が見えないブラック)
  • 16+512GB:157,800円(水冷が見えるスケルトンのブラックとシルバー)
  • 24+1TB:192,800円(水冷が見えるスケルトンのブラックとシルバー)

というバリエーションなんですが、皆さんもご存知の通りDRAM価格が超高騰していてその煽りがスマホ業界も直撃すると予測されているので、容量の多い16+512GB版以上を選んでおくのが良いかと思います。

あとREDMAGICは初回価格を頑張りすぎて後に値上げ改定を行うこともしばしばありますからね。2026年に入ったらこの価格が維持できず価格改定される恐れは無きにしも非ずという訳です。

ということで、ここは水冷ギミックを目視で楽しめるデザイン且つメモリとストレージ容量の多い16+512GB版以上を「エイヤ!」っと購入しておくのが良いんじゃないでしょうか。僕ならそうします。

それではREDMAGIC 11 Proのレビューでした!参考になれば幸い!

■REDMAGIC 11 Pro 日本版■

初出時価格→129,800円(12+256GB)

初出時価格→157,800円(16+512GB)

初出時価格→192,800円(24+1TB)

▼公式サイト:先行予約販売の4,000円オフ+クーポン1,000円オフで5,000円オフ!(12月24日時点でも1,000円オフクーポンは公式サイトでメール登録すると貰えるようです。)↓

▼Amazon↓

▼楽天市場↓

■メルカリで中古相場を調べる!■

ページトップへ