UHANS i8のレビュー!顔認証が便利な18:9スマホ
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こんにちは、ガルマックスレビュアーの__agar(あがー)です。今回はGEARBEST様にご提供頂いた「UHANS i8」というSIMフリースマートフォンをご紹介します。
今年の流行である18:9ディスプレイを搭載、さらに珍しい顔認証機能も利用できるなど見どころの多い機種なのでぜひご覧ください!
目次をクリックすると各項目へ移動します
UHANS i8の総合評価
[良かった]
- ブラウジングやSNSに便利な18:9ディスプレイ
- 指紋認証+顔認証でロック解除が簡単
- 充電端子は裏表関係なく使えるUSB Type-C
- スペックは高くないが良好な動作
- 画面の視野角が広く、斜めからでも見やすい
- 背景をぼかして撮影できるデュアルカメラ
[イマイチ]
- イヤホンジャックがない
- ガラスのコーティングが弱く、手汗などで滑りやすい
[総合評価]
スペックは価格相応なので3Dゲーム等には不向きですが、縦長の18:9ディスプレイを搭載したことで一度に表示できる情報量が増え、SNSやWebブラウジングには最適な1台です。
機能面では、すっかり普及した指紋認証だけでなく、Galaxy S8やiPhone Xなどでの採用で最近人気を盛り返しつつある顔認証も利用できるのが便利でした。
デュアルカメラやUSB Type-Cなどトレンドをしっかり押さえている点も好印象です。
UHANS i8のスペック
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Android 7.0 |
SoC | MediaTek MT6750T |
メモリ | 4GB |
保存容量 | 64GB |
MicroSD | 最大128GB |
ディスプレイ | 5.7型 |
解像度 | 1440×720 |
バッテリー容量 | 3500mAh |
アウトカメラ | 16MP+3MP |
インカメラ | 8MP |
カラー | ブラック |
サイズ | 152.7×71.8x10mm |
重量 | 205g |
ネットワーク | 2G GSM: 850/900/1800/1900MHz 3G WCDMA:1/8 4G FDD: B1/3/7/8/20 |
対応電波
- ドコモ回線:必須バンドに非対応
- ソフトバンク回線:必須バンドに対応
- ワイモバイル回線:必須バンドに対応
- au回線:必須バンドに非対応
SoCはMT6750TなのでCPU・GPU性能はそう高くなく、具体的な利用シーンとしてはグラフィックにこだわったゲームをプレイするといった用途にはあまり適していません。
一方でRAMは4GBと余裕を持たせてあるので、複数のアプリを行き来して利用してもメモリ不足を感じることは少ないです。
ROMも大容量の64GB、さらに最大128GBまでのmicroSDXCカードにも対応していますから写真・音楽などのデータをたくさん入れる使い方でも十分な容量を確保でき、普段使いには適したスペックと言えるでしょう。
UHANS i8の同梱品をチェック
▼パッケージはUHANSのロゴが入ったシンプルな紙箱です。↓
▼箱の裏面ではUHANS i8のスペックが簡単に紹介されています。↓
▼同梱品をすべて並べたところです。本体・USB-Cケーブル・ACアダプタ・SIMピン・説明書が入っていました。↓
▼ACアダプタは日本のプラグ形状とは異なるので、このままでは利用できません。↓
▼変換アダプターですが、本体とは別梱包で同梱されていました。先端に装着することで日本のコンセントにも挿すことが可能です。↓
▼ただし同梱されている充電器の出力は5V2Aと特殊なものではないため、変換アダプタを利用するよりも市販のACアダプタを利用したほうが使いやすいかと思います。↓
▼説明書は英語のみ。ただし内容としては簡単な機能紹介のようなもので、これまでにAndroidスマートフォンを使ったことのある方なら読まなくても十分使えるでしょう。↓
フィルムやケースまで付属する至れり尽くせりな機種も少なくない昨今の中華スマホの中では最小限の内容という印象ですが、その分お手頃な価格で購入できると考えればこれはこれで嬉しい仕様ではないでしょうか。
UHANS i8の外観をチェック
続いて、UHANS i8の外観をチェックします。
▼前面には特にボタンなどはなく、シンプルなデザインです。↓
▼画面を点灯させてみると、ベゼルレスとは行かないまでも比較的ベゼルが細く仕上げられていることが分かります。↓
▼背面も前面と同様にガラスで覆われています。↓
▼背面の上寄りに、カメラ2つとフラッシュライト、指紋センサーが配置されています。↓
▼下部には充電やデータ転送に使うUSB Type-C端子。なお、イヤホンジャックは非搭載です。↓
▼上部にはSIMカードやmicroSDカードを入れるトレイがあります。↓
大きさと持ちやすさを両立した18:9ディスプレイ
▼シンプルな外観ですが、最大の特徴は通常のスマートフォンより少し長い18:9のディスプレイ。↓
▼縦に長く幅は狭いディスプレイなので、本体サイズも抑えられ持ちやすくなっています。↓
現在、スマートフォンで主流なのは縦横比が16:9のディスプレイですが、UHANS i8は少し縦長な18:9のディスプレイを搭載しています。
これには2つのメリットがあり、まず縦のスペースが増えた分だけ表示できる情報量が増えます。
そして本体の幅を抑えつつ大画面化することができるので、大画面の見やすさと、持ちやすさ・操作性を両立できます。
ゲームや動画などあらかじめ表示の比率が決まっているものではメリットが少ないのですが、SNSやウェブサイトの閲覧などでは一度に表示できる範囲が増え見やすいですしスクロールする回数も少なくて済むので便利です。
画面サイズの話からは外れますが液晶の視野角が広く、斜めからでも違和感のない発色でとても見やすいです。カタログスペックに出にくい部分のためかコストカットを感じる機種も少なくないので、お手頃な機種でありながら高い表示品質に驚きました。
UHANS i8を使ってみた結果!
UHANS i8の仕様と性能をチェックします。
安心の日本語対応
▼表示言語は日本語が選択可能です。↓
▼顔認証など一部の独自機能が英語となりますが、ほとんどの項目は日本語化されます。↓
UHANS i8はセットアップ時から表示言語を日本語にできるので、日本語化の手間がかかったり設定に困る心配はありません。
顔認証など一部の機能は未翻訳で、日本語設定にしても英語表示のままとなりますが、基本的な機能は迷わず利用できるでしょう。
▼日本語入力アプリは各自追加する必要があります。↓
文字入力に関しては初期状態では日本語に対応しているキーボードが入っていませんが、初期設定後にPlayストアからGoogle日本語入力やGboard、ATOKなどの日本語入力アプリをインストールすれば問題なく使えます。
スペックは普段使いなら問題なし
▼Antutuベンチマークの総合スコアは41208点、3Dスコアは6509点でした。↓
UHANS i8のスペックを見ると、メールやSNS、Webブラウジングといった基本的な操作はある程度ストレスなくこなせるラインです。
実際に使用してみた印象としては、アプリの起動速度などはさすがに高性能な機種に譲るものの、タッチ操作やレスポンスやスクロールの挙動に癖がなくベンチマークスコアから見る以上に基本動作は快適でした。
以下はQualcommのSnapdragonをベースとした現行モデルの各性能帯平均値です。UHANS i8の性能が現在どの程度の性能帯であるかチェックしてみて下さい。
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
画面を見るだけの顔認証が便利!
▼顔認証機能を設定しておけば、画面を見るだけでロック解除できます。↓
UHANS i8ではPINやパターンなどの一般的な画面ロックの解除方法に加えて、指紋認証と顔認証を設定できます。
まずは指紋認証からチェックすると、本機種の場合は背面にある指紋センサーに指を置いて利用します。認証速度・精度は申し分ありませんでした。
スリープ状態から指紋センサーに指を当てるだけで画面の点灯からロック解除までが一気に済むこと、そして周りの明るさに関係なく利用できるのがこちらの方法を使うメリットです。
そして顔認証ですが、こちらはあらかじめ登録しておいたユーザーの顔をインカメラを使って照合、ロック解除するものです。
そう多くの機種に搭載されている機能ではないのでこちらをメインでじっくり試してみましたが、明るいところであればそこそこの精度で認識してくれます。
▼顔認証用のデータは5つまで登録可能↓
顔認証のためのデータは5つまで登録可能です。もちろん5人分の登録をすることもできるのですが、スマートフォンを共用することも少ないでしょう。
裏技というわけではありませんが、顔の角度を変えたりメガネやメイクの有無などで自分の顔を5回登録しておくと認識しやすくなるのでおすすめです。
なお、指紋認証と顔認証は両方使えるように設定することも可能なので、手袋をしている時は顔認証、暗い場所では指紋認証というようにそれぞれ得意な場面で使い分けができます。
ボケ味のある撮影が楽しめるデュアルカメラ
▼カメラアプリはシンプルなUIで撮影しやすいです。↓
▼カメラ設定を確認してみると、手ぶれ補正機能やまっすぐな写真を撮りやすいグリッド表示の機能がありました。↓
▼気になるデュアルカメラ機能をチェックする前に、まずはカメラの性能をご覧ください。以下の作例は、UHANS i8のオートモードで撮影したものです。縮小加工のみで画質調整は行わずに掲載しています。↓
やや暗めではありますが建物や雲の様子もしっかり写っていて素性は悪くありません。SNSに投稿する場合など、投稿時に明るく補正したりフィルターをかけることができる使い方ならかなり実用的ではないでしょうか。
3枚目の作例、お寿司の写真を撮った際に感心したのですが、室内でも青すぎたり黄色すぎたりすることなく適切な色で撮れています。蛍光灯や電球の下では正しい色が出にくい機種も多い中、この点ではUHANS i8のカメラは使いやすく感じました。
▼デュアルカメラを使って背景をぼかした写真を撮ることもできます。ボケ方はやや大雑把な印象でした。↓
UHANS i8は背面に2つのカメラを搭載するデュアルカメラ仕様の機種です。
一口にデュアルカメラの機種といってもカメラの活用方法はそれぞれ異なりますが、本機種の場合はサブカメラを使って被写界深度を取得、それによって通常はスマートフォンのカメラでは得られない大きなボケを再現できるようになっています。
試しにサブカメラを指で塞いで見ると機能しなかったので、単なるエフェクトではなくしっかり2つのカメラで取得した情報を使ってボケが作られていると見られます。
ボケ具合は大雑把ですが、小物を接写する時など、ボケ味のある写真を撮ることができる楽しい機能です。
UHANS i8のまとめ
私自身はじめて触るメーカーの機種だったのですが、1万円台の中華スマホとしては完成度が高くおすすめできる端末だと感じました。
動作のチューニングも悪くなく普段使いには十分快適に利用できるのはもちろん、指紋認証と顔認証を使い分けることができたり、USB Type-C端子の採用や18:9液晶など最新機種のエッセンスも散りばめられた良作です。
UHANS i8のご購入は以下からどうぞ。