【Windows 11】新機能「ポイントインタイムリストア」とは?システム全体とデータを丸ごと復元、容量や条件も解説
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6月下旬のオプション更新プログラムで正式版Windows 11 2024 Update (Version 24H2)/2025 Update (Version 25H2)、Windows 11 Version 26H1に追加された新機能「ポイントインタイムリストア」を解説します。
システム障害が発生した際に問題が発生する前の状態に復元してくれる機能となります。
既定の設定では24時間おきにシステムのスナップショットを作成
今回Windows 11の新機能として追加された「ポイントインタイムリストア」の仕組みは既存の「システムの復元」やmacOSに搭載されている「Time Machine」に近いものになっていて、既定の設定では24時間おきにOSのシステムファイルやユーザーデータなどをWindowsに標準で備わっている「ボリュームシャドウコピー(VSS)」を活用して定期的にバックアップを作成します。
なお、ポイントインタイムリストアを利用するにはWindowsがインストールされているシステムドライブに最低200GBの空き容量が確保されていることが必須となります。
既定の設定でWindowsがインストールされているストレージ(HDD/SSD)に全体の容量に対して2%程度の領域がバックアップ作成用に確保され、作成から72時間が経過した古いバックアップデータから自動的に削除されるようになっています。またバックアップ用に割り当てる領域は後述する設定から調整することも可能です。

6月に配信されたオプション更新プログラムを適用すると設定の「システム→回復」に「ポイントインタイムリストア」が項目として追加され、こちらから機能の有効・無効化やバックアップに割り当てるストレージ領域の設定、バックアップのスケジュールなどを調整することが可能になります。
万が一システムが正常起動しなくなってしまった場合も回復環境から正常起動していた状態に復元可能

万が一更新プログラムやドライバーのインストールにより、システムに不具合が発生して正常起動出来なくなってしまった場合、Windowsがインストールされている回復パーティション内に格納されている回復環境(Windows RE)が正常起動出来る状態であれば起動メニューの「トラブルシューティング→ポイントインタイムリストア」から正常起動していた状態のバックアップを復元することが可能です(BitLockerドライブ暗号化を設定している場合、設定を復元する前に回復キーの入力が必要となります)。
まとめ
毎月下旬に配信されているオプション更新プログラムは適用すると不具合が発生することも多々あるため、適用を見送っている方も多いかと思われますが、その場合も2026年7月8日に配信される予定の月例アップデートを適用することでオプション更新プログラムに含まれている新機能も利用できるようになるため、今回紹介した「ポイントインタイムリストア」機能も利用できるようになる予定です。

既存の「システムの復元」もいずれ「ポイントインタイムリストア」に置き換わる可能性もありますが、現時点では引き続き利用可能となっており、機能も非常によく似ているのですが、「システムの復元」ではシステムファイルと設定ファイルだけバックアップを行っていたのに対し、「ポイントインタイムリストア」では正常に起動しているシステム全体とユーザーデータのバックアップを定期的に作成するようになっているほか、信頼性も向上しています。
もちろんバックアップデータも含めストレージ内のデータ全体がアクセス出来ない状態になってしまった場合はいくらポイントインタイムリストアでもシステムを復元することは出来ないので、外付けHDD/SSDなどにシステム全体のフルイメージバックアップも定期的に作成しておけばより安全ではありますが、近年Windowsの月例アップデートそのものも適用すると何かしらの不具合が発生してしまっている状況なので、何かしらの形で活躍してくれる機会が増えていくかもしれません。
なお、「ポイントインタイムリストア」は準備ができたユーザーから順次展開が開始されているため、6月のプレビュー更新プログラム、または7月の月例更新プログラムを適用しても環境によってはすぐに利用することが出来ない場合があります(かのあゆの環境でも6月のプレビュー更新プログラムを適用した段階だとまだ「ポイントインタイムリストア」を利用できませんでした・・・)
Windows 11にはこのほか同じくシステムが起動しなくなった際に活躍してくれる「クイックマシンリカバリー」という機能が6月上旬に配信された月例更新プログラム適用後に利用可能になっているので、こちらについても別途紹介する予定です。